「菅氏は朝昼晩、必ずといっていいほど会食を入れ、人脈を広げている」(政治部記者)
「菅さんの力の源泉は、霞が関を完全に抑え込んでいることにあります。恐ろしいほどの情報収集力で、官僚の弱みをきっちりと握っているのです」
「菅長官と対立してきた今井さんは、今後も官邸に残るならば、発言力は大きく下がる。“菅ライン” の杉田和博官房副長官や和泉洋人首相補佐官が、相対的に実権を握りつつある」(官邸関係者)
「沖縄政策に携わる菅氏は、安室奈美恵を政府の広告塔にしようと動いたこともあった」(全国紙政治部デスク)
「代表格は、横浜の港湾利権を握る “ハマのドン”、藤木幸夫氏だ。2人はカジノ誘致で対立したが、今は和解したようだ。また、菅氏と昵懇だと自慢する経団連加盟企業の役員も少なくない」(同前)
「菅さんの持論『携帯料金引き下げ』は、三木谷浩史氏が吹き込んだもの。朝食をともにしながら、三木谷氏がレクしているそうだ」(自民党幹部)
『インサイドライン』編集長の歳川隆雄氏が挙げるのが、小西美術工藝社社長のデービッド・アトキンソン氏の名だ。
「菅さんは、彼からインバウンドの重要性を学んだ。じつは、朝食の相手はエコノミストなど、経済分野の人が多い。多様な人と知り合うことが、菅さんの最大の強みなんです」
(週刊FLASH 2020年9月22日号)