「いえいえ、打ちたくない方のお気持ちも凄くわかりますよ。僕は正直ワクチンはインフルエンザでも打ちたくないし、実際大人になって打っておりませんでした。が、今回に限っては自分がしてる仕事はするのが義務だと思ったので打ちました。打ちたくない方を批判する気持ちは1ミリもございません」
「ん?どこで打ったん?」
「たむらさん、もうワクチン接種しはったんですか?」
「高齢者でも医療従事者でもないのにどうやって接種できたのか知りたいです」
「大阪の知人、医療従事者でまだ1回しか接種していない。老人介護施設勤務の知人もまだだと言ってるが、、何故たむけんさんは接種できたのでしょうか、、」
ーーツイッターを見ましたが、ワクチンを打ったというのは事実でしょうか?
「あまり公言するつもりもなかったので、最初は『打ちたいと思います』とツイートしようとしていたんですが、間違えて『打ちました』と書いてしまいました。ただ、打ったのは事実です。1回めの接種が済んでいまして、日程はまだ決まっていませんが2回めも打つ予定です」
ーーどこでワクチンを打つことができたのでしょうか?
「電話が殺到したり、関係各所にご迷惑をおかけするので詳細はお話しできませんが、私が裏から手を回したとか、誰かが受けるはずだったものを横取りしたとか、定められたルールに違反したということは一切ないんですよ。簡単に言えば、廃棄することが決まったワクチンを打ってもらったということです。ちゃんと調べてもらえればわかると思いますよ」
「たむらさんが不正にワクチンを接種したことは考えづらいですね。たとえば渋谷区では、高齢者のワクチン接種、とくに1回めの接種については、希望する方の大部分に接種が終わっています。たむらさんも、おそらく比較的接種が進んでいる地域のキャンセル待ちのリストに登録していたことで、受けることができたのだと思います。接種が進んでいない地域の方から見ると、たむらさんが何かズルをしたように見えてしまったのかもしれませんね」
「知らない人も多いと思うのですが、かかりつけの医師に相談していただくと、自治体によっては登録することができますよ。キャンセルが出るかどうかは、当日の午前中までわからないので、私のクリニックでは患者さんに『○曜日なら空いています』と指定してもらっています。キャンセルが出た場合、まずは高血圧などの基礎疾患のある方を優先し、連絡しています。優先順位は下がりますが、基礎疾患のない方でも接種するケースはあります」