体操金メダリストの内村航平が、12月22日放送の『アナザースカイ』(日本テレビ系)に出演した。
番組で内村は、オリンピックで初めて金メダルを獲得したロンドンを訪問。遠征時は観光ができないため、3度めのロンドンで、ようやく念願が叶ったという。
番組スタッフが、市場で昼食を提案するも、内村は「基本的には夜に1食しか食べない。自分の体を宙に浮かさないといけないので。食べたら重みとしてそれがあるわけじゃないですか。僕には食べないことが合っている」と語る。
その後、夜になると内村はステーキ店へ。600gのTボーンステーキを前にして「これじゃ足りないな」と発言。肉の好みについて、「サシが入っているのもいいんですけど、最近はあんまり入っていない方が」と赤身のステーキが多くなったと明かしている。
じつは内村の偏食ぶりはかねてから有名。それが知られるきっかけになったのが、2008年の北京オリンピックだ。
2008年7月27日付けの日刊スポーツによると、当時19歳の内村は、出発前の会見でメダルへの秘策を聞かれ、「自分の好きな物を食べて、いい気分でやりたい。チョコが大好き。特に『ブラックサンダー』っていうのがおいしくて、試合中にも食べますよ」と発言している。
内村は実際に、北京へチョコレート菓子ブラックサンダー40個を持参。食に関して「好きなものだけを好きなだけ食べる」というモットーがあり、栄養バランスは無視。選手村ではプリンやハンバーガーだけで終える日もあったという。
これを裏付けるように、内村は2010年12月12日放送の『情熱大陸』(TBS系)で、嫌いな食べ物を聞かれ「トマト、グリーンピース、野菜系ですね」と子供のような発言も。
ちなみに内村がロンドン五輪で金メダルを獲得した際には、会場にいた周子さんから、ブラックサンダーを投げ渡されている。
『アナザースカイ』では「ロンドンで金メダルをとってから、1日1食という食生活になった」と紹介された内村。世界一になって、さらに偏食が進んだのかもしれない。