スピリチュアルの世界には、「引き寄せ」という、一大ジャンルがある。「かなえたい未来を意識することで、それが現実になる」という類いのものだ。はたしてこれは “引き寄せられた” 現実なのか――。
「わたくし、昨日午前中に突然、番組の降板を言い渡されて、きょう番組に出演できないことになりました」
11月12日、自身のYouTubeで『グッとラック!』(TBS系)からの突然の降板を発表した、小林麻耶(41)。小林は、「スタッフさんから、いじめを受けていまして」と話すなど、番組とは決して円満な別れでなかったことを明らかにした。
それから数日後、あるTBS関係者が、本誌記者に『グッとラック!』の重大な “未来” を教えてくれた。
「2021年の3月に『グッとラック!』が終了することが、極秘に決定したのです」
番組は、落語家の立川志らく(57)をMCに据え、2019年9月30日にスタートしたばかり。わずか1年半で終了することになる。
「数字を取れなかったことが、大きな理由です。各キー局が力を入れている朝のワイドショーのなかで、『グッとラック!』は視聴率で、後塵を拝してきました。テコ入れとして、2020年9月に田村淳(46)をメインコメンテーターに起用しましたが、よい結果は出ませんでした」(前出のTBS関係者、以下同)
そこに、今回の小林の降板騒動。弱り切った番組に、トドメが刺されることになった形だ。局内は、すでに新番組に向けて動きだしているという。
「これまで『グッとラック!』は情報制作局が作っていましたが、新番組は『コンテンツ制作局』が作ることになりました。ワイドショー的な要素を抑え、過去の『はなまるマーケット』を参考にして、生活情報を中心にする予定です。すでに新番組に向けた企画を練っています」
だが、番組改編の情報は、極秘中の極秘事項。「MCの選定も始めましたが、情報漏洩を防ぐため、局内にわざわざ秘密の会議室を用意して、準備を進めています」という念の入れようだ。実際、現場のスタッフには、番組の終了がいまだに伝えられていない。
「小林さんの件で、『これから番組はどうなるんだろう』という現場の動揺はありますが、番組終了については聞いていません。でも以前から、番組の低視聴率について、スタッフのあいだではあきらめムードが漂っていたので、終了と聞いても驚きません」(番組スタッフ)
また、同番組に出演するタレントを抱える芸能事務所関係者も、「チーフプロデューサー以上の責任者たちが、3月以降の番組内容について話し合っている、ということは聞いていますが、終わるとは聞いていません」と、困惑する。
TBSに番組終了について問い合わせたところ、「制作過程については、従来お答えしていません」との回答だった。
YouTubeで、番組に “呪いパワー” をぶつけていた小林は、終了についてどう思うのか。11月下旬の午後20時過ぎ、『GU』の紙袋を片手に、和気あいあいと帰宅する小林・國光吟(37)夫妻を直撃した。
――小林さん、『グッとラック!』が……。
「ごめんなさい! 何も答えられないんです。すみません」
本誌記者の言葉を遮るように、「ごめんなさい」を繰り返す小林。結局、番組終了についてどう思うのか、聞くことはかなわなかった――。「夫の國光氏が小林麻耶を洗脳している」という報道もあるが、去り際、國光氏は「私が妻を洗脳しているなんてことは、ありえませんよ」と語った。
小林は突然の直撃にもかかわらず、不自然なほど、笑みを浮かべていた。もしかして、自分の “願いがかなう” ことは、とっくにお見通しだったのか?
(週刊FLASH 2020年12月15日号)
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