1月29日放送の『噂のトラブルモンスター ~今夜吠えてもいいですか?~』(テレビ東京系)で、小倉優子らが目撃した芸能界のパワハラ場面を語った。
今年6月から施行されるパワハラ防止法の話題から、ネプチューン・名倉潤は「特にこの1年で変わった。怒鳴り声が聞こえない。ADに優しい」と指摘。
小倉は、20年ほど前のグラビア撮影時に「ボーッとしていたアシスタントにカメラマンが植木鉢をバーンって(ぶつけた)」と衝撃のパワハラ現場を目撃した過去を明かす。
名倉は「コントの撮影中に後ろを向いているADがドロップキックされていた。カメラアシスタントは(動線の邪魔になるため)蹴られていた」と語った。
さらにIKKOは、美容業界でミスすると「熱いコテをジュって手に押し付けられた」と実体験を回想していた。
2019年9月22日放送の『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)では、中井貴一が弁護士軍団に聞いてみたいこととして、ADへの注意がどこでパワハラになるかを質問。
昔は現場に緊張感があり、遅刻でもしようものなら「なにしとんねんボケ」というのが当たり前だった。今ではそんなことはないが、遅刻したADに対し「ダメだよ~」と優しく諭すだけでは直るわけがないと主張。そのため、「なに遅刻してんだ。この野郎」と大声で叱ったらパワハラになるのかを相談。
北村晴男弁護士の見解は「判決のなかには、ダメなときは叱らなきゃいけないことは当然ある。しかしネチネチ毎回毎回ずっと続けるのは違法。『なに遅刻してんだ。この野郎』などと言った場合、『この野郎』はちょっと抑えないといけない」とコメント。
菊地幸夫弁護士は「後輩に対してある程度厳しい言葉で怒った後はフォローしてください。このフォローがあるかないかで教育的な指導かどうか決まりますので」と話していた。
線引が難しいパワハラ。結局は両者の信頼関係が大事なようだ。
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