タレントのアンミカと、夫のセオドール・ミラーさんが、4月24日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演した。
2012年に結婚した2人。強烈な貧乏エピソードを数多く持つアンミカは、結婚式で流した自分の人生を振り返るビデオについて、こう話した。
「家の中より外で焚き火するほうが温かくて、その時にとった写真とか3枚ぐらいしかない。『これ以降は火事になり写真がありません』というテロップが流れて、幼少期は30秒で終わってしまった」
一方、夫のセオドールさんは、父親が建築関係の会社を経営しており、セレブ一家の三男として育った。アンミカはこう続ける。
「馬にエサをあげている写真があって『動物園?』って聞いたら『家で飼っている馬だよ』と。ヨットの写真もあったので、『どこかに乗りに行ったの?』って聞いたら『うちのだよ』って。あと『幼少期にどんなプレゼントをもらった?』と言うと、山をもらっていた」
4畳半のスペースに、家族7人で住んでいたアンミカ。「毎年夏は家族みんなで船に乗って2~3週間ぐらいクルージングする」というセオドールさんは、「どうやって寝るのか」としつこく質問してきた。当時のことをアンミカはこう振り返る。
「アメリカの大きいお家と違って、日本の建築はこうなっていて『雑魚寝』って言葉があるの、と説明した。彼はどんな日本語も知っていたけれど、当時はまだ(『雑魚寝』を)知らなかった」
境遇の違いばかりが目立つ両者だが、セオドールさんはこう語る。
「彼女のお父さん・お母さんは、早めに他界しているんですけども、兄弟もいてすごく温かい家族。私もすごく愛をくれる家族だということが共通していて。昔のストーリーを聞くと面白いけれど、暖かさに違いはないと感じた」
セオドールさんは、アンミカと結婚後、彼女に「一流のものを体験させる」ことに力を注いでくれるという。
番組では、彼の実兄が映画監督であるがゆえカンヌ映画祭を訪れた際の写真や、ハワイでイルカに触れたり、アフリカでライオンと一緒に写った写真などが紹介された。アンミカは「1人だと貧乏性でできない経験を旦那さんが『行こう』と言ってくれるので感謝している」と笑みを見せた。
放送では片時も手を離さずにいたアンミカ夫妻。互いの育ってきた環境の違いは、いまの2人にとって全く問題にならないようだ。