舘ひろしが、9月20日放送の『アナザースカイ2』(日本テレビ系)で秘話を語った。
舘は学生時代に打ち込んだラグビーの強豪国・ニュージーランドを訪問。同国の代表「オールブラックス」が行うマオリ族のハカのステージを鑑賞すると、急きょステージに呼ばれて、全力で踊りを披露した。
また、同国の元代表選手で、日本代表のヘッドコーチも務めたジョン・カーワン氏の家を訪問。10年来の付き合いだという2人は、日本で女優も交えて一緒に寿司を食べたこともあったという。すぐに名前が思い出せない舘は「えー? オレがいつもケツ触っちゃうヤツ」とスタッフに質問。
舘がお尻をタッチした、そのまさかの人物は天海祐希だという。スタジオで今田耕司は「舘さん、令和ですよ。天海さんのケツ触らないでください!」とツッコミを入れていた。
舘はニュージーランドを回りながら半生を回想。「ひろし、お前には華がある」と認めてくれた石原プロの先輩・渡哲也のことを心から尊敬しているという。だが、「渡に一度、叱られたことがある」と告白する。
渡から「ひろし、最近、芝居がうまいな。それじゃダメだ」と言われたという。
舘は「その場の芝居をするな、ってことだと思います。『人生丸ごと演じてしまえ』って。本当に自分にとって大事なのは、カットから次のスタートまで」とコメント。カメラが回っていない期間の生き様が、そのまま演技に反映されるという教えだった。
だが、舘は「あんまり努力って言葉は好きじゃない。夢中になれることが大事」と、ストイックではなく、自然と前のめりに熱中できることを追求してきた。
「俳優になりたいと思ったことは一度もない。自分の芝居でよくできたと思ったこともない。ただただ、ものづくりが好きで、そこに参加しているのが好き」
数々の作品に主演してきたが、「人がいろいろお芝居をしてくれて、それをつなぐのが主役の役目」と、仲間と連携して作品を撮る作業そのものを楽しんでいることを明かした。
ラグビーワールドカップ日本大会でPRキャプテンを務める舘。69歳とは思えないダンディな魅力で輝き続けている。