2019年5月11日、野球部員が起こしたマイクロバス事故では、リアバンパーの左側が破損した
「あの一件以来、生徒からも保護者からも、学校の信用を疑う声が日に日に高まっています」(学校関係者)
「2019年4月の広島県大会の試合中、バックネット裏で観戦していたコーチが、対戦相手の選手の情報をベンチの大久保学監督にLINEで送っていたんです。2020年5月に、大久保監督と当時のコーチは、高野連(日本高等学校野球連盟)から厳重注意を受けました」(スポーツ紙記者)
大久保監督と当時のコーチのLINEのやり取り。監督は、コーチの報告に返信していた
「それだけじゃないんです。じつは2019年5月11日に、野球部でもっと酷い不祥事が起きていたんですよ」
「その日、サッカー部が利用する予定のマイクロバスが1台、グラウンドに駐められていたのですが、たまたまそのバスのキーが差しっぱなしになっていました。そこへ、3年生の野球部員2人が夜中に忍び込みました。
「学校の敷地は通常、学校の私有地と考えられます。完全な私有地であれば無免許で運転しても、道路交通法は適用されません。
「学校側が、事故について高野連に報告していないようなのです。事故の翌月に開催された春季中国大会に、野球部は平然と出場していましたし、注意を受けたという話も聞きません。
「最近は、少しでも早く報告すれば『処分が軽くなる』という傾向があります。野球部関係で何かあったら、まず高野連に報告するのが、全国的な流れです。『報告すると重い処分を受ける』と考え、隠そうとしたのかもしれません」
「LINEについては、結果的にルール違反をしてしまい、申し訳ないと思っています。バスの事故は事実ですが、高野連への報告については、知る立場にありません」
「大久保監督は、保護者会で “卑怯LINE” について釈明する際、『元コーチから勝手に送られてきただけだ』と言ったそうです。“バス暴走事件” を公表しないのも、責任を明確にしない体質の表われですよ」
(週刊FLASH 2020年7月28日・8月4日号)