六本木・バーレスク東京。2011年のオープン以来、東京のナイトシーンを代表するショークラブだ。2017年に現在地に移転した際には、内装や設備に約3億5000万円を投資。日本最高クラスの音響、照明、舞台装置が、ステージ狭しと歌い踊るセクシーなダンサーやキャストを盛り上げる。
8月上旬、そんなド派手な有名店を貸し切りにして、出版記念パーティがおこなわれた。コロナ不況のなか、超豪勢なパーティを主催したのは、『超お買い得になった株と不動産で1億円つくる! 株-1グランプリ優勝3回のサラリーマンのマル秘投資術』(ダイヤモンド社)の著者・東条駿介氏。
「この店は意外と高くないんですよ。いちばん安い予約プランなら1人5000円もあればショーとお酒、食事を楽しむことができる。数年前から通いはじめたんですが、今はコロナ禍でたいへんな状況ですからね。
お店を応援するつもりで、出版記念パーティを開くことにしました。感染防止のための自粛も必要ですが、過剰な自粛で夜の街には閉塞感が漂っています。最大限の配慮をしつつ、ナイトタイムエコノミーを活性化することが、経済の底上げにつながると信じています」
ダンサーなど約40名に対し、パーティに招待されたのは、東条氏と親しい友人など15名。気になる費用を、バーレスク東京の担当者に聞いた。
「コロナ禍前は、貸し切り2時間で平日100万円、金曜・土曜は120万円でしたが、現在は平日40万円、金曜・土曜は50万円とさせていただいています。ただ、東条さんはシャンパンを開けられ、チップも払われたので、トータルで80万円ほどお支払いいただきました」
東条氏は元公務員の個人投資家で、資産は約2億円。夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」で、一昨年から今年まで3年連続優勝している。今年はコロナでの混乱相場のなか、資産を26.9%も増やしたという。
「株式相場には『ピンチのあとにチャンスあり』という格言がありますが、そのとおりなんですよ。ピンチ=株安には、チャンス=株高が潜んでいる。
ピンチのなかで、チャンスをどう見極めるか? じつは夜の街にもそのためのヒントが転がっているんです。どんな業界、会社の景気がいいのか? 人の流れや客層はどう変わってきているのか? きちんと観察すれば、投資に参考になる情報が秘められているんです」
東条氏のモットーは「そこに小銭が落ちていたら必ず拾う」。クレジットカードのポイント還元キャンペーンを見つけたら必ず申請するなど、本来は節約家で、少しでも賢くお金を使おうとするタイプだ。
だが、この夜は特別とばかり、「Rion」(店内で使える専用チップ)の束を持ち、女のコたちに配りまくっていた。
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