すみだ北斎美術館が2月14日から4月8日までの期間、企画展「Hokusai Beauty 〜華やぐ江戸の女たち〜」を前後期に分けて開催する。
同展では、70年におよび画風の変遷の中で特徴的な美人のスタイルを確立した葛飾北斎と弟子たち一門が手掛けた美人画とあわせて、江戸の女性風俗を伝えるポーラ文化研究所所蔵の結髪模型などの資料を約130点展示。会場は、北斎の美人画の原点や辿り着いた美人画の姿に迫る第1章「北斎美人七変化―美人様式のうつりかわり」、北斎が描いた美人たちの着物、かんざしや櫛などの装飾品、化粧道具といった江戸の女性たちのファッションやヘアスタイルを紹介する第2章「華麗なるファッション・ヘアスタイルの世界」、北斎の画風を応用した門人らによる作品を展示する第3章「北斎スクールの美人たち」から構成される。会期中はファッション誌風のリーフレットの販売やスライドトーク、北斎作品をあしらった着物の展示などが行われる。
画像: すみだ北斎美術館