サイズよりもハリのある胸を手に入れるべく、日々バストと向き合うフランス人。そこで仏版「エル」より、各界のエキスパートたちが実践するとっておきのメソッドをクローズアップ。
丸みバストの最低条件とは
「弾力のある美しい丸みバストを作るための基礎は入念な保湿ケア」と語るのは、『クラランス』のドミニック・リスト氏。フェイスクリームは顔からデコルテの下まで、そしてボディクリームは足先から首もとまでしっかりのばせば、バストをダブル保湿することが可能に。
妊娠中や体重の増減が激しい時期、もしくは30歳を過ぎたら特別なクリームを購入してケアを行うことは女性としてのたしなみ。夜は保湿力や弾力が高いものを、そして朝はリフトアップ効果が期待できるものなど、アイテム選びの段階からバストケアは始まっていると心得て。
覚えるべきマッサージはただひとつ
最適なバストクリームをドレッサーに並べたら、まずはマッサージを攻略。パリの美容サロン「Au pied levé」のトリーヌ・マラン氏がバストのハリ感をアップさせるために有効と奨めてくれたのが、“8の字マッサージ”だ。
アイスキューブで肌の筋トレを
バストの皮膚をキュッと引き締め、あたかも筋トレのような効果をもたらしてくれるのが氷。まず、水とバスト用のセラムを混ぜたら冷凍庫へ。アイスキューブが完成したらそれらをハンドタオルで包んで持ち、バストを30秒間なでるようにマッサージしてみて。
「他の方法として最適なのは、バストクリームを冷蔵庫で保管しておくこと」と教えてくれたのはフィロルガのエステティシャン、ヴィヴィアン・カーバー氏。なお、マリリン・モンローは『七年目の浮気』の撮影中、ブラジャーを冷蔵庫で保管していたのだとか。試してみる価値はありそう!
まず、片方の手を両バストの中心にある壇中に手を沿え、バストの上下を8の字を描くようにマッサージ。クリームがなじんだら、もう片方の手でも同様に行えば完了。入浴後、早速TRYしてみて。
顔と同様、万全な紫外線対策を
バストに日々緊張感をもたらすためにも、デコルテは決して服で覆わないこと。とはいえ、シミを作ってしまってはせっかくの美しい胸もとが台無しに。SPF50のUVアイテムで紫外線対策はしっかりと行おう。
ブラジャーは2サイズ用意を
ランジェリーメーカー『プレイテックス』の調査によると、約半数もの女性がブラジャーのサイズに満足していないそう。バストは生理の周期によって大きさが変化するので、必ず2サイズはランジェリーチェストにスタンバイさせておくこと。 もちろん、試着の際は正面や左右、そしてシャツを着た状態でどう見えるかチェックすることも忘れずに。
さらに気をつけたいのがフィットネスを行う時。「Bカップの女性がブラジャーをつけないで時速10kmの速さで走ると上下に9cmも動いてしまう」と喚起するのは、スポーツブラのエキスパート『ショックアブソーバー』のマリー・マルフェット氏。胸を美しく保つためにも運動する際は必ず専用のブラジャーを準備しよう。
translation & text:Nathalie Lima Konishi