ピンッと立つことはない、吉田くんの垂れ耳。
ついでに耳掃除もしようか、吉田君!
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大型犬との暮らしには室内の環境整備も必要だといわれますが、お部屋の環境をどのように整えたらよいのでしょうか?
今回は、いぬのきもち獣医師相談室の先生に、大型犬と暮らす際に考えておきたい住環境の整備について話を聞きました。
犬と暮らす場合は、愛犬の体のサイズを考えた住環境を整えよう
犬といっても体の小さな小型犬から、超大型犬まで、さまざまな犬種があります。
獣医師によれば「犬というくくりでは同じでも、体格差を考えると小型犬と大型犬を別の生き物であるととらえて、犬たちがそれぞれに暮らしやすい環境を整える必要がある」とのことでした。
大型犬と暮らすなら考えたい住環境4つのポイント
――大型犬と暮らすときに気を付けたい住環境のポイントを教えてください。
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「では、大型犬と暮らすための住環境整備についてみていきましょう。」
①室内のスペース
獣医師:
「室内のスペースを広くとれるかどうかは重要なポイントですね。
ケージやトイレなどは身体の大きさに合わせるので、設置するスペースが必要になります。
室内に身体のサイズに合ったケージが置けることはもちろんですが、愛犬が休息したり遊ぶことができる十分なスペースを確保してあげましょう」
②室内の安全管理
獣医師:
「大型犬に限ったことではありませんが、犬と暮らす場合は冷暖房を完備するなど、安全に配慮して室温管理することが大切です。
小型犬と異なる安全管理としては、大型犬は体高があるので、テーブルの上にある物の誤食には気を付けたほうがよいですね。
犬はシニア期を迎えると、足腰が不自由となることがあります。愛犬の過ごすスペース床や階段が滑りにくいこと、出来るだけフラットな環境であることが望ましいでしょう。」
③日々のお掃除
獣医師:
「大型犬は身体の面積が広いため、小型犬に比べると抜け毛の量も多くなります。お部屋のこまめな掃除も必要です。」
④介護を見据えておくこと
獣医師:
「シニア期を迎えた犬は、介護が必要となるかもしれません。寝たきりになっても日々のお世話の中で日光浴をさせたり、外の空気を吸わせてあげるなどの適度な刺激は必要です。
愛犬が寝たきりになったても対応できるスペースが室内にあるか、動けない愛犬の身体を支えることが出来る人手があるかなども見据えておくことが必要でしょう。」
これから大型犬を迎えたい! という方は参考にしてみてくださいね。
監修:いぬのきもち獣医師相談室 担当獣医師
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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犬は人よりも早いスピードで年を重ねていきます。シニアになった愛犬の姿を見て、老いを実感することもあるでしょう。
シニア犬ならではの「可愛いしぐさ」は?
今回いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、現在シニア犬と暮らしている飼い主さん35名に、「シニア犬との暮らし」についてアンケート調査を行いました。
まず、「愛犬がシニアになって感じる『シニア犬の可愛いところ』」について聞いてみると、次のような回答が寄せられました。
甘えるようになった
愛犬がシニアになって、以前よりも甘えん坊になったと感じている飼い主さんがいるようです。
- 「散歩中に疲れてくると、前に回り込んできて、見上げてくる。抱っこしてのサイン」
- 「ツンデレだったコが、年をとってデレデレになった」
- 「目が見えなくなったからなのか、『ココ何かあって進めないんですけどー?!』みたいなお願いの顔が、BABYの時のようにあどけなくてかわいいです。ツンデレからツンが少し減って、頼ってくれるようになったのもシニアになったからなのかな?と思います」
動きや歩き方が可愛い
動きや歩き方を見たときに、シニア犬の可愛らしさを感じるといった声も。
- 「走り回る時とヨタヨタ歩く時の差」
- 「足取りがよろけても懸命に側に来てくれるところ」
- 「動きがのんびりしているところ。起き上がる時とか、よいしょってなる感じが可愛い」
- 「動きがゆっくりになって、側で見ているとスローモーションのようで、なぜかほっとする」
老化を実感するけど愛らしい姿も
このほかにも…
- 「寝る時間が増えましたが、その仕草が愛おしいです」
- 「顔まわりが白くなってきて、表情が幼く見えるところ」
といった声が寄せられました。
シニア犬のことで「気になること」はある?
また、「愛犬がシニアになってから気になっていることがあるか」について聞いてみたところ、次のような声が寄せられました。
ゴハンに関する心配事
- 「もともと少食なところがありますが、食にむらがあり、食べないことがある」
- 「シニアになってから、食の嗜好が変わった」
愛犬の寿命や健康・病気に関する心配事
- 「いかに健康寿命を延ばせるか」
- 「体力の衰えからの病気や怪我、認知症になったらのこれからの対応、対処についてはよく考えています」
- 「耳が遠い。痩せてきた。運動量が減った。ゴハンの量が少なくなった。動作が鈍くなった。目が白くなった」
- 「体重が落ちてきたこと。よろめくようになったこと」
- 「排泄や歩行の困難さ」
- 「目がどこまで見えてるか、だんだん見えなくなってきてるのが心配」
愛犬の老いを実感し、さまざまなことに不安を感じている飼い主さんもいるようです。
【獣医師解説】愛犬の「老い」との向き合い方について
愛犬の老いや体調の変化を目にすると、飼い主さんも不安になることだと思います。シニア期の愛犬とどのように向き合えばよいのか、いぬのきもち獣医師相談室の先生に聞きました。
シニア期の犬の変化は個体差がある
——アンケートでもさまざまな回答が寄せられましたが、「シニア犬ならでは」といえる行動変化には、実際にどのようなものがありますか?
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「犬のシニアの時期に見られる変化としては…
・散歩に行きたがらないようになる
・動きがゆっくりではあるが、動きたい気持ちが強いコもいる
・思うように動けないことで、少し苛立つようなしぐさや、大きな鳴き声を上げるコもいる
・運動不足による食欲不振や便秘などで、トイレにかかる時間も長くなる
・いろいろなことが思うようにいかなくなるので、わがままになったり、甘えるようになるコもいる
・ひとりになりたがったり、飼い主さんから少し離れるコもいる
といったようにさまざまな変化が見られ、個体差もかなりあると思います。
ただ共通していることは、飼い主さんへの依存心が芽生え、愛犬にとって飼い主さんが今まで以上になくてはならない存在になっていることでしょう。
そういった理由から、今までの様子とは明らかに違うような行動が見られるようになります」
愛犬の老いとの向き合い方について
——シニア期に見られる愛犬の変化を、「シニア犬ならではで可愛い」と感じる場合もあれば、なかには戸惑う飼い主さんもいるようです。飼い主さんは愛犬の老い、変化とどのように向き合えばよいでしょうか?
獣医師:
「実際に愛犬が老いていくことを見ているのが、つらいと感じる飼い主さんもいるかもしれませんが、愛犬のほうが先に年をとることは避けられません。
老いを嘆いて、できなくなってしまったことばかりにフォーカスするのではなく、今できていることに目を向けましょう。
また、老いを受け入れて、残された日々をどうやって過ごすのか、最期のときはどのようにやってくるのかを想像して、頭の中でシミュレーションしておくとよいでしょう」
愛犬の老いを受け入れ、気持ちの整理をつけておくことの大切さ
——愛犬が亡くなったときに、ペットロスになる飼い主さんも多いと聞きます。
獣医師:
「そうですね。愛犬が生きている間に老いを悲しむのではなく、いかに老いた愛犬と楽しく過ごして最期を迎えるか、きちんと気持ちの準備をしておくことが大切です。
気持ちの整理ができている飼い主さんたちは、大きなペットロスに陥ることなく、グリーフを受け入れることができるようです。
また、シニアで病気を抱えている場合には、『どれだけ一生懸命病気に寄り添ったか』『看病してあげたか』などによって、飼い主さんもやり切ったというような充実した感情が芽生えています。
最期のときはもちろん大きなグリーフですが、しっかりと愛犬と向き合うことで、飼い主さんの健康を害するような重度のペットロスは避けられているように思います。
気持ちの整理がつくことで、どんな出来事も受け入れる準備ができている、というような感じでしょう」
——愛犬の老いを受け入れ、いかに今を楽しく過ごせるようにしていくか、考えていけたらよいですね。
いぬのきもちWEB MAGAZINE『シニア犬の可愛いしぐさに関するアンケートvol.01』
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※一部の写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
取材・文/柴田おまめ
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犬の爪を切り忘れてしまうとどんどん伸びてしまうもの。では、愛犬の爪切りを怠るとどうなるのでしょうか。いぬのきもち獣医師相談室の先生に犬の爪切りについて聞きました。
犬の爪切りは1カ月に1回程度行う
――犬の爪はどれくらいの間隔で切るのがよいですか?
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「犬の爪は1カ月に1回切る程度がよいでしょう。お散歩中に爪が削れるコは頻繁に切らなくてよい場合もあります。愛犬の爪の状態を見て切るようにしましょう。
ただし、狼爪がある犬の場合は、地面に爪がつかないので自然に削れることはありません。
狼爪は伸びすぎると爪が巻いて問題を起こしやすいので、定期的に長さをチェックしてあげてください。」
爪の長さは歩く音で確認を
――犬の爪切りを行う上で、爪の長さの目安はありますか?
獣医師:
「犬の爪の長さは、4本足で立っているときに地面につかない程度が理想です。硬い地面を歩いているときに音がしないくらいがよいでしょう。」
爪切りをサボるとケガにつながる
――犬の爪切りをサボると爪はどうなるのでしょうか?
獣医師:
「犬の爪切りをサボると、爪が伸びすぎて巻き爪や爪折れなどにつながったり、爪が肉球に深く刺さってしまうなどの問題が起こりやすくなります。」
出血した際の対処法
――切りすぎて出血してしまった場合の正しい対処方法はありますか?
獣医師:
「爪切り中に出血が起こった場合は、落ち着いて出血部位に清潔なコットンなどをあてましょう。
1~2分程度圧迫止血を行うと血が止まります。市販されている止血剤を用意しておいてもよ
いでしょう。」
出血しにくい爪切りのコツ
――爪が伸びてくると神経や血管を切らないか心配という飼い主さんもいるようです。出血しにくい切り方はありますか?
獣医師:
「爪が白い犬の場合は、爪の内側のピンク色の部分に血管や神経があるので、ピンク色の部分から数ミリ程度爪が残るように切りましょう。
黒い爪の犬は、血管の見極めが難しいため、動物病院やトリマーに直接教えてもらったり、粗目の爪やすりなどを使って少しずつ削る方法もよいと思います。」
愛犬の爪が伸びすぎないように、定期的に爪切りを行いましょう。
監修:いぬのきもち獣医師相談室 担当獣医師
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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縁あって「家族」になった愛犬、幸せな気持ちで満たしてあげたいと思う飼い主さんも多いでしょう。しかし、そんな愛犬への思いが強くなりすぎて、空回りしてしまうことも……。
今回は、犬を幸せにするために知っておきたい、犬と人の幸せの違いや、犬が幸せを感じるときに見せるサインについてご紹介します。
犬の性質や習性を正しく理解しよう
人と犬は違う生き物なので、「人」の基準で犬のお世話をしてしまうと、かえって犬を不幸にしてしまうことがあります。犬が満足を感じるのは、以下のような環境が与えられたとき。実はとてもシンプルなのです。
犬にとっての「満足」とは
- 安心して眠れる環境がある
- 栄養バランスの整った食事と十分な水が与えられている
- 安全な場所で健康に過ごせている
- 社会的な刺激があり、退屈しない
- 信頼できる飼い主さんがいる
- 飼い主さんの愛情を常に感じられる など
ただし、これらをバランスよく与えるのは、意外と難しいことも。最近では、愛犬を愛するあまり過保護になりすぎてしまい、犬が求めるものとは、かけ離れた環境を与えてしまう場合もあるようです。
理想は、犬が人の社会で暮らすために必要なマナーやルールを教えつつも、犬が本来もっている性質や習性を尊重できる関係を築くこと。愛犬を幸せにするためには、犬の「常識」に耳を傾けることが必要といえるでしょう。
犬が幸せを感じているときに見せるサイン
犬は幸せを感じると、以下のようなしぐさを見せることがあります。
幸せな気持ちのときに見せるしぐさ
- 口元がゆるむ
- 耳が適度に垂れる
- 体に緊張がない など
このようなリラックスした状態は、安全な環境で「何も心配はない」と安心している証拠。犬は飼い主さんを信頼し、いつも穏やかに過ごせているのでしょう。
「幸せな犬」と「不幸せな犬」とは?
一方で、飼い主さんが手を出すと体をすくめたり、飼い主さんに名前を呼ばれるとビクッとしたりする犬は、ふだんから頻繁に叱られたり、叩かれたりするなど、嫌なことをされているのだろうと推測されます。犬はこのようなしぐさや行動から「幸せではないのだろうな」と感じます。
犬の「本当の幸せ」を知って、日々のお世話に役立てよう
犬が何より求めているのは、飼い主さんが愛情深く自分を気にかけてくれて、恐怖や不安を取り除いてくれること――。
犬の「本当の幸せ」を知って、お世話に役立ててみてくださいね。
参考/「いぬのきもち」2015年11月号『その気持ち、しっかり愛犬に届けるために――あらためて考えてみよう どう違う? 犬の幸せ 人の幸せ』(監修:獣医師 ぬのかわ犬猫病院・中田分院副院長 阪井陽子先生)
文/ハセベサチコ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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気づいたら、愛犬や愛猫にじーっと見つめられていた…なんて経験はありませんか?
「おやつタイム」の飼い主さんをじーーーっ
Instagramユーザーの@mame_pukuさんはある日、おやつを食べていたときにすぐ隣から愛犬・ぷくちゃん(3才/豆柴)と愛猫・りんくん(生後約4カ月)の視線を感じたそう。
2匹は椅子に仲良く座って、「おやつタイム」の飼い主さんにじーーーっと熱い視線を送っています(笑)
こんなに見つめられると食べにくい!
飼い主さんのコメントによると、ぷくちゃんはめざといところがあるのだそう。
飼い主さんがおやつなどを食べていると、写真のようにすぐ横に座ってくるのだとか。新入り猫のりんくんも、ぷくちゃんのマネをして後を追ってくるようです。
「ひとりでなにを食べているんですか?」「わたしたちの分もあるよね?」と言わんばかりに見つめてくる2匹。とっても可愛い圧だけれど、こんなに見つめられたら食べにくそうですね(笑)
飼い主さんにお話を伺うと、「2匹に迫られると、可愛いからすぐおやつあげちゃいます(笑)」と話していました。
ぷくちゃん・りんくんについて、飼い主さんにインタビュー!
とても食いしん坊で、お皿をくわえての「ちょうだいアピール」が特技だというぷくちゃん。飼い主さんは「柴犬の割には大人しい性格だな」と感じているそう。
一方のりんくんは、まだ子猫でやんちゃ盛り! キッチンにすぐに上がってしまうほどのやんちゃぶりだそう。
また、水でびしょ濡れになっても平然としているなど、動じない性格でもあるようです。
2匹の関係性は?
子猫のりんくんは保護猫だったそうで、2021年5月に飼い主さんの家に迎え入れられました。
最初はケージ越しでの対面だったそうですが、ぷくちゃんはりんくんのことが気になるのか、いつもそばでりんくんのことを見守っていたそう。
2匹は徐々に慣れていったようで、出会って1週間もするとこんなに微笑ましい姿を見せていたようです。
りんくんのことを優しく見守るぷくちゃんの姿に、キュンとしてしまいますね!
飼い主さんは、2匹を見ていると「親子のようでもあり、友達のような関係性でもある」と感じているそう。そんな2匹のやりとりに、毎日ほっこりしていると話していました。
飼い主さん:
「2匹は毎日のようにワンニャンプロレスをしてますが、その後ぷくがケージの給水器に水を飲みに行くと、りんもマネして自分の給水器に水を飲みに行くんです。とっても微笑ましいですね」
ぷくちゃん・りんくんの日常♪
出会ってまだ数カ月のぷくちゃんとりんくん。これからもっと関係性を深めていくことでしょう。
写真提供・取材協力/@mame_pukuさん
取材・文/雨宮カイ
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緑が鮮やかな夏の時季は、さまざまな草花が道端に生えています。犬が興味をもつこともあるでしょうが、誤って口にしてしまうと危険なことも。今回は、犬が食べたら危険な草花や、万が一口にしてしまった場合の対処法などについて、いぬのきもち医師相談室の先生に聞きました。
犬が食べたら危険な草花は?
――夏の草花で、犬が食べたら危険なものはありますか?
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下獣医師):
「基本的に草花は食べないほうがいいでしょう。食べることにメリットはありませんし、中毒を引き起こすものもあるため、デメリットの方が圧倒的に高いと言えるからです」
アジサイや朝顔など
獣医師:
「例えば初夏に咲くアジサイや、夏の定番である朝顔は有毒植物。アジサイは葉、朝顔は種が特に危険とされていますが、そのほかの部分も食べないほうが安心です。
また、除草剤や農薬などが付着しているおそれもありますから、特定の植物を注意するのではなく、草花を食べさせないよう対応したほうがいいでしょう」
食べてしまったとき、どんな症状が出るの?
――先ほど挙げていただいた植物を口にすると、具体的にどのような体調の異変をもたらすのでしょうか?
獣医師:
「嘔吐、下痢、元気消失、ふらつき、意識低下などのほか、命にかかわることもあります」
犬が誤食をしないために、できることは?
――散歩時に犬が誤食しないためには、どのようにしたらいいでしょうか? また、万一誤食してしまった場合の、応急処置などがあれば教えてください。
獣医師:
「草むらなど、草が生い茂っているところに入るのは極力避けること。また、お散歩中はリードを短めにもって愛犬の安全を確保すること、目を離さないことで予防できるでしょう。
日ごろから口にくわえたものを飼い主さんに渡す"ちょうだい"の練習をしたうえで、おやつを持参してお散歩することも効果があると思います」
それでも食べてしまった場合は、迷わず病院へ
獣医師:
「食べてしまったときはできるだけ飲み込ませないためにも口から出すようにし、動物病院を受診してください。その際には、どのような草花を誤食してしまったのかを伝えましょう」
道端に生えている草花は、基本的に犬が口に入れないよう注意が必要だということが改めて分かりました。草花を目にすることが多い季節だからこそ、お散歩に行くときにはより気をつけて対応していきたいですね。
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
取材・文/kagio
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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シニア犬になると、犬によっては食事をしたり水を飲む際に「喉に詰まるような仕草をしたり、吐き出そうとする」といった様子がみられることがあります。
シニア犬が食べ物を飲み込みにくくなるのは老化が原因といわれますが、その詳しい理由をいぬのきもち獣医師相談室の獣医師が解説します。
シニア犬が食べ物を飲み込みにくくなる理由
シニア犬が飲み込みにくくなる理由には、さまざまな要因が考えられます。
①唾液などの分泌量の低下
唾液などの分泌物は、加齢とともに分泌量が減っていく場合があります。唾液などの分泌が減ると、飲み込んだときに食べ物の滑りが悪くなることで、飲み込みにくくなってしまう可能性があります。
病気などの影響によって脱水しやすい状況でも、口の中が乾き気味となり、飲み込みにくくなる場合があるでしょう。
②老化による姿勢の変化や筋力・体の機能低下
食べる際の姿勢に変化がみられると、その影響で食事が飲み込みにくくなる場合もあります。
他にも、ゴクンと飲み込む動きに必要となる舌や喉の筋力低下、加齢や病気などで起こる喉や食道の形の変化、体の機能低下などが影響して症状が出る場合もあります。
③脳や神経の病気
稀なケースですが、認知症や脳・神経の病気でも、口や舌を上手に動かすことが難しくなって食べ物や飲み物が上手に飲み込めなかったり、喉につっかえてしまったりする事もあります。
もし、愛犬が食事を喉につかえる症状が頻繁にみられる場合は、まずはかかりつけの獣医師に相談をした上で、家でできる範囲のサポートを行うとよいでしょう。
自宅でできるシニア犬の食事のサポート方法と注意点
シニア犬が食べ物を飲み込みにくくなったら、まずは食事の表面が水分を含んだ状態にして与えてみましょう。
ドライフードは少しふやかして表面を湿らせる、あるいは、ウエットフードを混ぜて与えるなどの工夫もよいでしょう。
ただし、食事の水分が多くなりすぎるとかえってむせてしまうなど、より食べにくなってしまう場合があるため、愛犬の様子に合わせて湿り気を加減して与えてください。
また、食事の際に頭を下げずに食べられるよう、犬の体高に合った高さの食器台を用意したり、飼い主さんが食器を手で支えてあげるなど、愛犬ができるだけ食事を楽しみ、体の負担も少なく食べられるようにサポートをしてあげるとよいですね。
監修:いぬのきもち獣医師相談室 担当獣医師
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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SNSなどでもよく見かける、にっこりスマイルの犬たち。どうして犬はこのような表情を見せるのでしょうか? 犬が笑顔になる理由と、可愛いスマイル犬たちの画像をご紹介します。
どうしてにっこりスマイルするの?
愛犬が飼い主さんを見ながら、目を細めつつ口元をゆるやかに開くなど、まるでにっこり笑っているような顔を見たことはありませんか?
これは、犬がうれしいときやリラックスしているときに見られるしぐさ。目を細めたりまばたきをするのは犬にとって友好のサインです。飼い主さんといっしょにいられて、うれしい気持ちになっているのかもしれませんね。
飼い主さんのマネをして笑っている?
愛犬は飼い主さんの表情をよく見ているので、同じ表情をしようとマネしている可能性があるそうです。このとき飼い主さんが喜ぶと、愛犬は繰り返し同じ表情を見せるようになることもあるのだとか。
「敵意はないですよ」というサインで笑うことも
ほかの犬や初対面の人に笑顔を見せることもありますが、これは相手に対して敵意がないことを示すサインでしょう。ケンカを避けるため、相手も自分も落ち着かせようと試みています。
スマイル犬、大集合♡
ここからは、いぬのきもちアプリにご投稿いただいた、かわいいスマイル犬たちの画像をご紹介します。
トップバッターは、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークのたらおちゃん。とっても素敵な笑顔を向けてくれていますね。「いつまでも守りたいこの笑顔」という投稿主さんのコメントも納得の愛らしさです♡
再会できてうれしい♡の笑顔
続いては、柴犬のトクちゃんのこの笑顔♡ 投稿主さんの娘さんに久しぶりに会うことができて、嬉しさが爆発したようです。こんなかわいい笑顔で喜ばれたら、たまらなく嬉しいですよね♪
トリミング後のスマイル♪
こちらはポール小太郎ちゃんの、美しすぎる一枚。トリミング後ということもあり、セットと相まって、プロのモデルさんも顔負けのキュートな笑顔ですね♡
楽しくって幸せいっぱい!な笑顔
最後にご紹介するのは、ミニチュア・ダックスフンドのリューちゃん。画像からも、リューちゃんのとても楽しくて幸せそうな様子があふれています。こちらまで笑顔にしてくれるような、素敵な笑顔ですね♡
愛犬が飼い主さんに向かってにっこりするときは、うれしい気持ちを伝えたかったり、喜んでほしいと思っているのかもしれません。もし愛犬が笑顔を見せたら、飼い主さんもやさしく声をかけて「いっしょにいられてうれしいよ」と伝えてみてはいかがでしょうか。
参考/「いぬのきもち」2018年7月号『犬のオモシロ習性図鑑 VOL.14 にっこりスマイル♡』(監修:獣医師 獣医学博士 東京農業大学農学部動物科学科(動物行動学研究室)教授 増田宏司先生)
文/kagio
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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夜のお散歩に出かけた、トイ・プードルのもずくちゃん。
すると、飼い主さんが道路にいたカブトムシを発見しました!
そっと捕まえ、社会勉強とばかりにもずくちゃんに見せてみると、
「それが何か?」と、まさかのスルー!!
そんなことより早く行こうよー! と、その後もスタスタ歩き続けるもずくちゃんでした♪
参照/YouTube(夜のお散歩で意外な生き物と出会いました。【トイプードル/犬/toypoodle/dog/もずく】)
文/kate