今年も、もう5ヵ月が経過しました
時間がビュンビュンと音を立てて過ぎて行きます。15才のかぼちゃんは一日のほとんどを、ぐーすかダラダラと過ごしていますが、お散歩の時間とご飯の時間になると、犬が変わったように(?)元気になります。今日はそんなかぼちゃんの、今年の3月から5月までのお花見散歩を振り返りたいと思います。
3月のお花見写真
3月半ばのお散歩コースは、ユキヤナギがきれいでしたよ。
でも、かぼちゃんと花の両方を一緒に撮るのは難し過ぎました。
3月の後半は毎晩、夜桜見物を楽しみました。
4月のお花見
4月はもちろんチューリップ!
夕日とチューリップのコラボも素敵でした。
もちろん、かぼちゃんの笑顔もね!
芝桜も見に行きました。
ピンク色はかぼちゃんによく似合うな~!
ポピーも咲いていましたよ。
4月の半ばには、広ーい菜の花畑にも行きました。
みつばち達の楽園でした!
4月の終わりには、かぼちゃんのお散歩コースにある牡丹が咲きました。
マスクをしていても、芳香な香りが伝わってきました!
5月のお花見
5月はネモフィラの花を見に行きました。
空とネモフィラの美しいブルーに、癒されました!
遠出ができない状況で残念な日々でしたが、こうして振り返ると、近場だけでも十分に素敵な思い出ができました。
どれもかぼちゃんの笑顔があるからこそ、全てが素敵な思い出になったと言えますけれど。
来年こそ行きたいお花見
本当は行きたかったけれど、県をまたぐ移動の自粛で行けなかった場所があります。山梨の桃源郷です。
長野の花桃の里にも、また行きたいです。もちろんかぼちゃんも一緒にね!どうか、願いが叶いますように。
かぼすママ*プロフィール
元保護犬・保護猫の4姉弟と、毎日一緒に昼寝をする生活に憧れながら、フルタイムで働く保育士です。柴犬かぼすと猫のつつじ・ぎんなん・オニギリの可愛くて、面白くて、ほんわかした心温まる日常を、ブログとインスタグラムで発信しています。
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雨が降り続き、夏に向けて気温も上がっていく梅雨どきは、ばい菌や虫にとってこれ以上ないほど過ごしやすい時季でもあります。なかには犬にとって有害なものも!
とくに要注意なばい菌と虫を知って、梅雨の危険から愛犬を守りましょう。
※この記事では、犬や人に有害なばい菌(菌類やウイルス)を、便宜上「菌」とまとめてご紹介しています。
危険なばい菌は?
ばい菌(細菌・真菌など)の多くはジメジメした環境を好み、温度や湿度などの条件が揃うと増殖します。食べ物の中に潜んで食中毒を引き起こしたり、犬の体内にもともといる常在菌が活発化して悪さをすることがあります。以下、危険なばい菌のなかから3つをご紹介します。
サルモネラ菌
食べ物を通じて犬の体内に入ると、腸管内で増殖し、食中毒を引き起こします。卵の殻や食肉のほか、川や下水、ゴキブリの体内に潜んでいることもあります。室温(約20℃)で活発に増殖し始め、人や犬の体温ぐらいの温度で増殖のスピードがもっとも速くなります。
犬が感染すると、下痢や血便などを引き起こし、発熱や嘔吐、脱水症状が出ることも。サルモネラ菌は数種類あり、重症化すると死に至るほど危険なものもいます。
カンピロバクター菌
サルモネラ菌と同様、食中毒を引き起こす原因となる菌で、鶏・牛などに潜み、とくに鶏の保菌率が高いといわれています。らせん状の形をしていて、両端にある鞭毛(運動器官)を使って活発に運動。少量でも感染しやすく、潜伏期間が長いのが特徴です。
犬が感染すると、下痢や嘔吐など、おもに消化器に症状が出ます。感染しても症状があらわれないことが多いですが、子犬やシニア犬など、免疫力が低下している犬では発症しやすくなります。
クロストリジウム・ディフィシル菌
犬や人のウンチに潜んでいる菌ですが、かたい種のような組織(芽胞)をもっているため耐久性が高く、消毒された病院の床やトイレでも検出されることがあります。増殖すると毒素を出し、抗生物質を使うと重篤な症状を引き起こすために危険視されています。
犬に感染すると腸内で異常繁殖し、正常な腸内細菌を攻撃して毒素を出し、なかなか治らない下痢の原因となります。悪化すると血便や腸炎を引き起こすことも。
危険な虫は?
初夏に向けて日増しに気温が上がり、湿度も高まる梅雨の時季は、ジメジメを好む虫たちにとって最適な環境です。寄生虫を媒介する、毒をもっているなど、犬に危険な虫もいるため、外出時はとくに要注意です。以下、とくに危険な虫を3つご紹介します。
ノミ
ノミの卵は気温が上がると孵化するため、初夏に向けて活動が活発に。草むらややぶに潜んでいます。かまれるとアレルギー反応を起こしたり、寄生虫を媒介されることも。たとえば内部寄生虫の瓜実条虫を媒介し、感染すると下痢や軟便などが起こることがあります。
マダニ
公園や山の中、草むらなどに潜み、犬に寄生して吸血します。吸血されても痛みを感じにくく、病原菌を媒介することも。重篤な感染症も媒介されるため要注意です。とくに犬バベシア症は、感染した犬の赤血球を破壊し、完治が難しいうえに死に至ることもあります。
蚊
15℃以上になると活動しはじめ、25℃以上でさらに活発に。やぶの中や水回りのほか、部屋の中にいることも。ヒトスジシマカはフィラリアのほか、デング熱も媒介します。フィラリアは犬の肺動脈や心臓に寄生すると心臓の働きが低下し、犬が疲れやすくなったり、急性症状の引きがねに。治療が遅れると死に至ります。
危険な菌や虫から愛犬を守ろう!
ばい菌や虫は、目には見えないところで愛犬の体に悪影響を与えます。虫や菌などが潜んでいそうな草むらに近づかない、駆除剤を活用する、虫よけグッズを使うなど、予防法をうまく取り入れつつ、日ごろから愛犬の健康に関心をもつことで異変にすぐ気づけるようにしましょう。
参考/愛犬との暮らしをもっと楽しむ『いぬのきもち』2020年6月号「梅雨の菌と虫注意報」(監修:斉藤動物病院院長 齊藤邦史先生)
イラスト/Yu Tokumaru
文/影山エマ
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愛犬のお世話のしかたやしつけの悩みなど、成長に応じて気がかりの内容も変わります。
大切な愛犬との暮らしのために、今回は、特に犬の飼い始めで知っておきたい、4つのしつけをご紹介します。
(1)「噛みグセ」のしつけ
犬の噛みグセはやめさせるのではなく、何を噛んでよいのかを教えることが大切です。また、もし犬が家具など物を噛んでも、過剰に叱らず、それを取り上げて愛犬をサークルやクレートに入れ、騒いでも無視して待ちます。おとなしくなったら、噛んでもよいおもちゃを使い、飼い主さんから遊びに誘ってみましょう。
人の手などを噛む場合も同様に
飼い主さんの手を噛んでくる場合も、無視して「噛むことは遊びではない」と教えます。興奮が収まったタイミングで、噛んでよいおもちゃで一緒に遊ぶとよいでしょう。
とくに成長期の子犬はいろいろなものを噛んで、飼い主さんの反応を見ているところがあります。愛犬が噛んでも騒がず冷静に接してあげてください。
(2)ケージに入れると「要求吠え」をするときのしつけ
愛犬をケージに入れるときなどに「出して!」と吠える場合は、無視するのが効果的です。
吠えたときにケージから出したり叱ったりすると、犬は「吠えれば出してもらえる、かまってもらえる」と認識してしまうため、無視して愛犬を落ち着かせ、おとなしくなったら遊んであげましょう。
無視しても愛犬が鳴きやまないのなら、ケージに布をかけて暗くし、落ち着くまで待ちます。これを繰り返すことで、「おとなしくしていれば遊べる」と学習させてください。
(3)「室内での排泄」のしつけ方
愛犬が散歩中や庭などの外でしか排泄しない場合は、ペットシーツがトイレであることを教えましょう。
まずは、愛犬が外で排泄していたら「チチチチチ……」などと声をかける習慣をつけます。これを繰り返していくうちに、「チチチチチ……」を聞くと愛犬が排泄できるように。
次に、外にペットシーツを敷いて排泄させましょう。それができるようになったら場所をずらして、徐々に玄関、次に家の中……と移動させていき、最終的に室内のペットシーツで排泄できるように誘導します。
(4)「来客吠え」のしつけ方
愛犬が配達の人や来客に吠えるのは、自分の縄張りを守ろうと威嚇しているため。吠えるのをやめさせるには、愛犬をサークルなどに入れてから応対するとよいでしょう。
犬を飼い始めたころは、しつけがなかなかうまくいかずに落ち込むこともあるかもしれません。しかし、あきらめずに根気よくチャレンジすることが大切です。じっくり時間をかけて、一緒に生活するためのルールを愛犬に教えていきましょう。
参考/「いぬのきもち」別冊『いぬのきもち獣医相談室発 飼い始めに知っておくべきQ&A 30』
文/松本マユ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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「犬は人の気持ちがわかるのかな」と思う瞬間ってありませんか? たとえば、飼い主さんが落ち込んでいるときに、それを察してなのかそばに寄り添ってくれている気がしたり。
犬は飼い主さんのことを心配するのかどうか、その真相をいぬのきもち獣医師相談室の先生に聞いてみました!
犬は飼い主さんのことを心配するの?
ーー飼い主さんが落ち込んでいるとき、それを見た愛犬は心配するのでしょうか?
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「飼い主さんが元気がないときやいつもと様子が違うときなど、愛犬がそれを感じ取ることがあります。
犬によってはそのようなとき、飼い主さんの顔をのぞき込んだり、心配そうな顔をすることがあります。
また、感受性が高い犬の中には、元気がなくなったり食欲が落ちてしまうこともあるようです」
ーー犬は、人の気持ちを察することができるのですね。
獣医師:
「犬は本来群れで生活する動物です。群れの中でうまく生活するためには、ほかの犬の様子を感じ取ったり、時には配慮する必要があります。
そのため、いつも一緒に過ごしている家族に対しても、同じように気持ちを察するのでしょう。
しかし、どの程度気にするかは個体差があるようで、飼い主を心配するしぐさをするコもいれば、我関せずといった様子のコもいますね」
愛犬が心配そうに顔を覗き込んできたり、心配そうな顔をして見つめてきたり……それは、飼い主さんのことを思っての行動かもしれません。
そんな愛犬の姿を見たら、もっと愛おしくなってしまいそうですね。
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
構成/いぬのきもちweb編集室
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愛犬の小さい頃の写真などを見返していると、「立派に成長してくれたな」と感動したり、いろんな思いがこみ上げたりしてくるでしょう。
Twitterユーザー@mofushibaropeさんの愛犬・柴犬のロペさん(8才)の「生後4カ月→現在」のビフォー・アフターを見てみると…その成長ぶりにほっこりしてしまうんです!
生後4カ月のロペさん
まずこちらが、生後4カ月のロペさんです。お迎えしたばかりの頃ということで、写真から初々しさのようなものも感じられます。とっても優しく、やわらかい表情でカメラを見つめる姿が、なんとも愛らしいですね。
飼い主さんのお家にやってきて、たくさんの愛情を注がれて育ったロペさん。8年後の姿はというと……
8才のロペさん
こんなに立派なワンコへと成長しました!
飼い主さんが「#わがままボディ」とコメントしていますが、体も立派になったようです。ロペさんはおやつとお昼寝が大好きだそうで、スクスク成長したようですね♪
貫禄は出たけれど、優しい笑顔は昔のまま
8年経っても、ロペさんのニッコリ素敵な笑顔はそのまま。優しい性格だというロペさんの愛らしいしぐさや行動を見ていると、ほっこりあたたかい気持ちになります。
ロペさんの成長ぶりを見たTwitterユーザーたちからは、「ロペさんって、こんなちっちゃい頃から、優しさが溢れてるのね」「色々りっぱに育ったね」「可愛さが密に育ってますね」「ズシッとした貫禄…」「優しい目元は面影あるね」などと反響のコメントが寄せられたのでした。
癒し系なロペさんってどんなコ? 飼い主さんにインタビュー!
ロペさんの成長ビフォー・アフターを見て癒された人も多いのではないでしょうか? 飼い主さんに、「子犬の頃と今のロペさんを比べてどのように感じるか」を尋ねてみたところ、次のように話してくれました。
飼い主さん:
「飼い始めはシュッとした美人さんでしたが、スクスクと育って現在では14kgのワガママボディに。性格は、昔も今も穏やかでマイペースなのは変わらないかもですね」
「ロペさんは我が家の重鎮」
机にもたれてリビングで家族と一緒にテレビを見たり、お父さんが出かけるとガックリと肩を落としてショボンとしたり…そんなロペさんを見ていると、思わず「ロペさんの中には絶対人が入ってるよね?」と言いたくなってしまうという飼い主さん。表情豊かなロペさんと過ごす毎日は、楽しくて飽きないといいます。
現在8才でシニア期のロペさん。年を重ねたロペさんの魅力について、飼い主さんは次のように感じているそうです。
飼い主さん:
「8才のロペさんは、落ち着きっぷりに拍車が掛かって、もう我が家の重鎮というか相談役みたいな存在になっています。『ねぇロペさん聞いてよ…』と家族の良き話し相手になってくれています。もはや人間の言葉を理解しているような気がします。そのうち喋り出すんじゃないかと思いますね(笑) 愛らしいを超えて尊敬というか、崇拝の対象となっています!」
ロペさんの日常♪
飼い主さんだけでなく、見ている人たちを癒してくれるロペさん。
参照/Twitter(@mofushibarope)
取材・文/雨宮カイ
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ウンチ前後に変な行動をしたり、がんばって踏ん張っていたり。犬がウンチしている姿って、なんだか愛らしいですよね!
そこで今回いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、飼い主さん613名に「愛犬はウンチの前後に、なにか変わった行動をするか」どうか、アンケート調査を実施してみることに♪
約6割の飼い主さんが「愛犬はウンチの前後に、なにか変わった行動をする」と回答!
その結果、飼い主さんの63.0%が「愛犬はウンチの前後に、なにか変わった行動をする」と回答しました。
この記事では、「愛犬がウンチの前後でいつも見せる『ルーティン』『儀式』」について、飼い主さんたちから集まった回答の一部を紹介します!
クルクル…
まずは、「ウンチ前にクルクル回っちゃう!」というワンコが、とっても多くいるようです♪
- 「突然早歩きになって、その後グルグル回る」
- 「ウンチ前にはクルクル回って、オシッコの体勢のままウンチをします。まさに、カモフラージュウンチ!!!」
- 「同じところをグルグル回って、ウンチをしながら私の目を見る」
- 「クルクル回って必ず西を向いてウンチします」
- 「グルグル回ります。多いときは30~40回、それ以上のことも。でも、回って出ないこともときどきあります。ダスダス詐欺です」
- 「『がんばれ!』の掛け声を待ってからトイレに行き、高速回転をする」
ウンチ前にひと暴れ?
ウンチ前に、なぜかひと暴れしたり、ダッシュしてしまうというワンコも。
- 「ウンチの前には必ず『ウンチの舞』をします(立ったりしゃがんだりを何回も繰り返す)」
- 「必ず壁に向かってピョンピョン飛ぶ」
- 「ものすごい勢いで走り回る」
- 「室内では突然不規則な動き。外では特にない」
- 「トイレシーツの上で、しばらく踏み固めるしぐさをしてから始める」
- 「慌ててトイレに駆け込む」
- 「地面をじーーーーっと見つめて一直線に突進する。歩き方がさらにがに股になる」
ウンチ後には…
ウンチ後には、次のような行動をしちゃうワンコもいるようです!
- 「ウンチの前に鳴いて知らせ、ウンチの後は誇らしげにお座りして見つめる」
- 「ウンチ後、ワンワン鳴いて知らせ、ウンチを片付けるまで知らせてくる」
- 「お尻を拭いてもらうまで動かない」
- 「クルクル回って排便して、出すと逃げる(笑) お尻を擦る」
- 「ウンチの後、逃げるかのようにダッシュします」
- 「クルクル回りながら移動して、ウンチをする場所を探す。した後は、後ろ足で砂をかけるような動作をする」
見ててほしい派…?
最後は、「ウンチする瞬間を見ててほしいの?」と思わせるようなワンコの行動を紹介します。
- 「外でするときは、チラチラこっちを見てくる。家でするときは、こちらが気づくまでトイレを出たり入ったりしてる」
- 「人がいるときしかせず、トイレの上でクルクル回って、人の顔をガン見してする」
- 「ウンチする前に『クゥ~ン』と鳴いて『見てて!』を要求。見てないときは、したら『やったよっ!』と報告しに来る」
- 「ウンチしたくなると知らせに来て、私の目の前でします」
ちょっぴり変わった行動もあるけれど、どれもかわいく思えてしまいますよね。
あなたの愛犬は、ウンチ前後に見せるルーティンや儀式など、不思議な行動をしますか?
『いぬのきもちWEB MAGAZINEアンケート vol.124』
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
文/雨宮カイ
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「いぬのきもちWEB MAGAZINE」が送る連載、家庭犬しつけインストラクター西川文二氏の「犬ってホントは」です。
しつけのトレーニングをする目的は、困った行動に振り回されず、愛犬と楽しく穏やかな日々を送るためでもあります。西川先生もいち飼い主として日々トレーニングを実践中。そのうえで「犬っていいよね」「かわいいよね」と心から感じるのはどんなときかを語ります(編集部)。
適切な教育・しつけがなされている犬との生活は、楽しいできごとが次々とやってくる日々となります。
全身を覆っている被毛に触れ、優しくなでているだけで何となく安らかな気分になります。
犬を気持ちよくできる触り方を体得できていれば、犬はまぶたが重くなったような顔つきになり、目を細めていきます。
そこにはまるで遊び疲れた幼児がウトウトとして、はっと起き、またウトウトし始める姿を見ているときのような、ほのぼのとした楽しさがあります。
私のパートナー・ドッグの1頭「ダップ」は、ぬいぐるみやボールなどのおもちゃを投げるとダッシュし、私がその場を動かなければ、そのおもちゃをくわえて持ってきます。引っ張りっこをしてくれ、あるいはまた投げてくれ、と言わんばかりにです。
いたずらっ子の仕草を見るような愉快さ
でも、おもちゃを投げた直後、犬を追いかけると彼はおもちゃをくわえるや私に背を向けて逃げるのです。
私がスピードを上げると、彼は私がスピードを上げたことを足音で感じ取るのでしょう。彼もスピードアップするのです。私がスピードを落とすと、彼もスピードを落とします。捕まらないギリギリの距離を維持するのです。
私が追いかけるのをやめると、彼は少し離れた位置でぬいぐるみをくわえたまま、私の方を向いて止まります。そして私が追いかけ始めるのを彼は、じっと待つのです。
そのしぐさには、いたずらっ子が「取れるものなら取ってみな!」と誘っているような、そんな愉快さがあります。
幼児の愛らしさを見るような、ほのぼのとした時間
くわえたときにかなりの部分が地面を引きずるような、だらっとした大きなぬいぐるみを与えると、別の微笑ましい場面が生まれます。
くわえて逃げようとすると、自分の足でぬいぐるみを何度も踏んでしまうのです。
捕まえようとすれば、捕まえられるのですが、私はあえて捕まえることはしません。
幼児に付き合って遊んであげるのと同じ。もちろん、それでおしまいにしてしまえば、なんでも口にして逃げ回るだけのやっかいな犬になってしまいます。
そうした犬にしないために、「オイデ」の合図でそばに来る、「マテ」の合図でその場に止まる、「チョウダイ」の合図でくわえているものを離す、そうしたトレーニングが不可欠となります。
適切な教育・しつけがなされているとは、そういうことです。
しぐさを見ているだけで楽しい。犬と暮らすとはそういうこと
もう1頭のパートナー・ドッグの「鉄三郎」は、袋詰めのドッグフードの封を切り密閉容器に中身を移す際に、必ず決まったかわいらしいしぐさを見せます。
蓋を取った密閉容器を机に置き、封を切った袋からドライフードをザザザと、その容器の中に落としていきます。すると、彼は首をかしげ机の下の地面を見つめるのです。
これもまた見ているだけで、微笑ましくおかしい。
このしぐさ、自己認識ができていない3歳に満たない幼児が鏡台に映った自らの姿を見て鏡台の後ろに回って誰かいるのではないかと確認する、そのしぐさになんとなく似ているようにも感じる。
動物の行動を研究している心理学者たちは、言います。「犬の知能は人間の2歳半ぐらいなのではないか」と。全くその通りなのです。彼らは幼児そのものなのです。
「たかしやま」「たかしやま」と、私の長男が口にしていた時期がありました。何を言っているのかというと百貨店の「高島屋」のことだったのです。それがわかったときのおかしさ。今でも昨日のことのように思い起こされます。
当然ですが長男は成長に伴いそうした幼児ならではのおかしなしぐさや発語はなくなっていきました。でも、犬はずっと、幼児のようなかわいらしいしぐさを見せ続けてくれる、のです。
しぐさを見ているだけで、微笑ましく楽しい。それが、犬と暮らすということなのです。
文/西川文二
写真/Can ! Do ! Pet Dog School提供
西川文二氏 プロフィール
公益社団法人日本動物病院協会(JAHA)認定家庭犬しつけインストラクター。東京・世田谷区のしつけスクール「Can ! Do ! Pet Dog School」代表。科学的理論に基づく愛犬のしつけ方を提案。犬の生態行動や心理的なアプローチについても造詣が深い。著書に『子犬の育て方・しつけ』(新星出版社)、『いぬのプーにおそわったこと~パートナードッグと運命の糸で結ばれた10年間 』(サイゾー)、最新の監修書に『はじめよう!トイプーぐらし』(西東社)など。パートナー・ドッグはダップくん(16才)、鉄三郎くん(11才)ともにオス/ミックス。
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雰囲気を察する…?
あいかわらず食べものに関係する雰囲気だけは見逃さないようです。
「ドルルルルルン」と表現しましたが、なんというか、体をひねるように飛び起きて突っ込んでくるというか。老犬のやることじゃないんじゃないかな・・・
いつもおふとんちらかして、「もーー」っていわれてるの
アハハ
よしこ 14才のパグ・めーと暮らしています。趣味は犬の漫画を描くこと。著書に「パグまんが めー語」(河出書房新社)、「めー先生ですよ」(幻冬舎)など。めーは食いしんぼうでよく寝る犬です。よその人が大好き。
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早速吉田くんが…。
幸せそうな吉田くんなのでした…!
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若い頃から花火や雷の音が苦手だったマロたん。最近、嫌いな音が増えました。シニアさんになると音に対して恐怖心が強くなる、と聞いたことがありますが、10歳のマロたんもそういうお年頃になったのかも。
嫌な予感…
マロたんが現在いちばん苦手なのがお散歩中に聞こえるカラスの鳴き声です。遠くから聞こえる程度でもこんな表情になってしまいます。若い頃は、カラスを追いかけて捕まえようとしていたのにな。
こわいこわい…
その後は、飼い主に抱っこをせがみます。この写真ではまだ尻尾が上がっていますが、抱っこしているうちにどんどん震えが強くなり、尻尾もだらりんとなります。
もう大丈夫
抱っこしながら「怖くないよ」と話しかけながら帰宅。すると、恐怖心はすっと消えるようです。外からカラスの鳴き声が聞こえてきても「なんか聞こえる」と、リラックスしています。
マロたんにしか聞こえない何か…?
でも、大きな音が鳴らなくても急に怯えだすこともあります。マロたんの場合は、夜に多い気がします。そんな時のマロたんは、抱っこをしてもあやしても落ち着きません。でも、最近良い方法を教えてもらいました。
気がつくと朝方
ビビリな柴犬を飼っている友人が「YouTubeで犬が落ち着くって検索して出てくるやつを聞かせるといいよ」と教えてくれました。犬のためのヒーリングミュージックの動画は大量にヒットするので、その中から気分で選んでいますが、マロたんはわりとどれでも効果ありです。(すべてのわんこに効果があるわけではなく、別の友人が飼っているビビリなダックスさんにはまったく効果なしでした)
眠れてよかったね
しばらくこの方法を試してみようと思います。もっと本格的にシニアさんになると、耳が遠くなって音に怯えている今が懐かしく思う日が来るんだろうな〜と考えると、今日も大事な思い出の一日!大事に生きる!と、気が引き締まって毎日ぼんやり生きてる自分に気合が入ります。