掃除をしようとすると見学しにくる犬。
↑目覚めてもぜんぜんどいてくれません
プロフィール
よしこ 14才のパグ・めーと暮らしています。趣味は犬の漫画を描くこと。著書に「パグまんが めー語」(河出書房新社)、「めー先生ですよ」(幻冬舎)など。めーは食いしんぼうでよく寝る犬です。よその人が大好き。
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「目は口ほどにものを言う」と言いますが、ワンコの場合はとくにわかりやすい?
Twitterユーザー@shomaruoneoneさんの愛犬・柴犬のまるちゃん。散歩中のおやつタイムで飼い主さんが「とあるモノ」を差し出すと…ちょっと曇る表情をお楽しみください。
飼い主さんがおやつを差し出すと…
おやつにご満悦のまるちゃん。うっとりした表情が可愛いですね!
もうひとつおやつを追加してもらって、さらに嬉しそう。おやつをいっぱい食べたから、水分補給もしなきゃね! そこで、飼い主さんがお水を差し出すと…
お水を差しだしたときの「それじゃない」の顔がスゴい
この顔である。プイッ!と顔をそらすまるちゃん。求めているのはお水じゃなかった…?
真顔で飼い主さんを見つめ、「それじゃないんです。おやつなんです」と目で訴えるようでした! 「目は口ほどにものを言う」のまるちゃんに、Twitterユーザーさんからは「もうちょい食べたかったのかな?」「それじゃない感がすごい」「まるちゃんの意志は固い…」とコメントが寄せられています。
飼い主さんのコメントによると、まるちゃんは「お水飲んだらおやつ終わりだと思ってるみたい」とのこと。冷たいお水を飲んでお腹を壊さないように、ぬるま湯を持参した飼い主さんでしたが、真顔で拒否してきたまるちゃん。お水は、家に帰ってからがぶ飲みをしたそうです(笑)
飼い主さんの当時の心境は?
このときの出来事について飼い主さんにお話を伺ってみると、当時の心境をこのように話します。
飼い主さん:
「おやつではなくお水を差し出したとき、まるの変わりように一瞬私も同じように固まり、『えっっ…ん?!…えっ?!』となりました(笑)」
じつはまるちゃんは食いしん坊だそうで、「食べる?」と聞いただけで、ヨダレをタラタラ垂らしてしまうほどなのだそう(笑) この話を聞くと、散歩中のおやつが楽しみだというまるちゃんの気持ちもわかりますよね。
お散歩中の休憩は、まるちゃんの楽しみのひとつ♪
また、飼い主さんによると、散歩中の休憩はまるちゃんの毎日の楽しみになっているのだそう。
飼い主さん:
「お散歩に行ったら休憩は毎回あります。まるは休憩場所も座る場所も覚えていて、『ココ座って!』と案内されます。夕散歩ではお友達ワンコとおやつを食べてお水を飲んで、『またね〜!』という感じで帰ります」
お散歩中の可愛いエピソードにほっこりしてしまいますね♪
写真を撮るときはニコニコ笑ってくれたりと、表情が豊かだというまるちゃん。散歩中にも、さまざまな表情を見せてくれるのだそうです。
写真提供・取材協力/@shomaruoneoneさん
取材・文・構成/雨宮カイ
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「大丈夫」という雰囲気を出しているけれど、じつは全然大丈夫じゃないことも?
こちら、Twitterユーザー@maru20316さんの愛犬・まるくん(1才/ゴールデン・レトリーバー)。ある日の朝、顔を洗ってリビングに戻った飼い主さんは、テーブルの上に乗って凛々しい表情をするまるくんの姿を発見したようです。
笑いを堪えて無視すると…
テーブルの上で堂々とくつろぐまるくんの姿を見た飼い主さんは、百貨店「三越」のライオン像を思わずにはいられなかったそう。笑いを堪えてまるくんのことをスルーしていた飼い主さんですが…
弱々しい「降ろして」アピール(笑)
まるくんは、「降ろしてほしい」と弱々しい顔をしながら飼い主さんのほうへと近づいてきたのでした。めちゃめちゃ余裕そうに見えたけれど、降りられなくてどうしようかと困っていたようですね(笑)
まるくんの行動にキュン♡ 飼い主さんに話を聞いた
テーブルに登ったものの、降りることは考えていなかったまるくん。当時の出来事について、飼い主さんはこのように振り返ります。
飼い主さん:
「二度見ですよね。でも、あえて声をかけずに写真だけそっと撮って、ソファに座りました。たぶんその頃には、どう降りたらいいか悩んでたんじゃないですかね。まるのほうをチラッと見たら、ヘラヘラしながら近付いてきたので(笑)」
まるくんのおもしろエピソードはほかにも!
いつも飼い主さんの膝やおなかの上で寝るほど、大の甘えん坊だというまるくん。とてもわかりやすい性格でもあるようで、気持ちや考えていることが全部顔に出てしまうのだとか!
そんなまるくんについて、「いつも笑いを提供してくれている」と飼い主さんは話します。
たとえば、留守番中はまるくんにサークルの中にいてもらうそうですが、脱走を試みていることがあったのだそう。その最中に、忘れ物をした飼い主さんが帰宅すると、こんなに早く飼い主さんが来るとは思わなかったまるくんは、飼い主さんを見て「あ、ヤバい」という表情に(笑)
まるくんはヘラヘラしながら誤魔化していたそうですが、気持ちが顔に出ちゃっていますね!
まるくんとの暮らしは、最高に幸せ!
2021年3月16日に、1才の誕生日を迎えたまるくん。飼い主さんは、まるくんのおかげで日々幸せを感じているそうです。
飼い主さん:
「気がつくとオモチャなどを破壊しているし、ケージから脱走しようとするし、ヤンチャなところもあるけれど、全部表情に出ちゃう最高にかわいいコです! ずっと犬との生活に憧れていたので、今最高に幸せです」
まるくんと過ごす笑顔あふれる日々の様子は、飼い主さんのTwitterでもチェックしてみてくださいね!
写真提供・取材協力/@maru20316さん
取材・文/雨宮カイ
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「5月病」という言葉があるほど、季節の変わり目である5月は、人にとっても犬にとっても体調を崩しやすい時期といえます。
気温や湿度、気圧などの環境の変化が犬たちの健康にどのような影響を及ぼすのか、「5月バテ」ともいうべき症状・病気を解説します。
気温と気圧の変化は、犬の健康にも影響が!
季節の変わり目は気温や湿度、気圧の変化が大きく、これらは血圧の上昇や下降をもたらすため、犬の体に負担となることがあります。
近年の犬は室内で飼われることが増えているため、暑さや寒さに強くないタイプも少なくありません。また、人のように汗をかいて体温の調節をすることができないため、気温や湿度の上昇が急だと熱中症や脱水症状を起こしてしまうおそれも。
こういった時期は、犬にとって快適なのは気温22℃前後、湿度50~60%。室内で犬のいる位置で室温・湿度をチェックし空調を調節してあげましょう
また、散歩時はこまめな休憩や水分補給も忘れずに行ってください。
「5月バテ」の兆候は?
愛犬の様子をよく観察し、普段と異なる様子がみられたら、それは「5月バテ」の兆候かもしれません。たとえば、呼吸が荒くなる、ヨダレが出るといった変化があれば注意が必要です。
また、食欲不振や嘔吐、下痢など消化器系の不調をもたらすことも。
体が震えてしまったり、あまり動こうとしなくなったりといった症状がみられる場合もあるようです。
熱中症に注意を
この時期に気をつけたい病気としては、まず熱中症があげられます。高温多湿の環境は体温のコントロールを難しくするため、特に日中の車内や暑い日の長時間の散歩には注意が必要。熱中症になると、短時間で命の危険にさらされるおそれもあります。
また、熱中症と並行して気をつけたいのが脱水症状です。熱中症によって下痢や嘔吐が続くと、体の水分や体液に含まれるミネラルが失われるため、けいれんや意識障害を起こすことも。
これら以外にも、持病がある犬の場合は持病が悪化しないように注意が必要。気温や気圧の変化は、関節炎や心臓病の悪化、脳血管障害の発症のきっかけになる場合があるようです。
季節の変わり目は気温や湿度、気圧などの急激な変化によって、犬が快適に過ごせる環境の維持が難しくなることも。一日の気温の変化などをこまめにチェックし、空調設備などを活用して、環境を整えてあげたいですね。
参考/「いぬのきもち」2019年5月号『住<環境>・食<中毒>・皮<アレルギー>の 「5月バテ」から愛犬を守ろう!』(監修:斉藤動物病院院長 獣医学修士 日本臨床獣医学フォーラム監事 齊藤邦史先生)
文/kagio
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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何かつらいことがあったときなどに、人は気持ちが滅入ってしまうもの。じつは、犬でも同じように気持ちが弱ってしまうことがあるのだそうです。
この記事では、犬の気持ちが弱っているときのサインについて、いぬのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
犬の気持ちが弱っているときのサイン
——気持ちが弱っているときに、犬はどのようなサインを見せますか?
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「さまざまです。たとえば…
- よく怒る・ずっと怒っている・イライラしている
- ずっと悲しそう・寂しそうずっとビクビクしている
- 引きこもる
- 遊ばない
- 落ち着かない
- 食べない・食べ過ぎる
- 排泄しない
- 吐く
- 下痢をする・便秘をする
- 寝ない・寝すぎる
- ずっと手や足や体を舐めている
などのサインが見られます。もともと明るいコでも頑張って明るく振舞っており、実際には弱っていることもあります」
——犬が無理して頑張っていることもあるのですね。なかなか気づいてあげるのは、難しいこともあるのかもしれませんね。
犬の気持ちが弱ってしまう原因
——犬はどのようなことで気持ちが弱ってしまうのでしょうか?
獣医師:
「自分の命に関わる『食べる』『休む』『寝る』が侵されるような状況を感じた場合や、自分以外の人や犬などとの関りでうまくいかなくなったときなどです。あとは病気になったことが原因だったり、抗がん剤などで精神的に落ち込むこともあります」
——人間でもそうしたことがあると、気持ちが滅入ってしまうことがありますよね。
獣医師:
「そうですね。もう少し具体的に言うと…
- 怖いことがあった
- 悲しいことがあった
- 孤独になるようなことがあった
- 野犬で外の世界で生きていたけれど保護された
- 住む場所が変わった
- 好きな人や仲間がいなくなった
- 犬自身が思春期になり気持ちが不安定になったり、家族とうまくいかなくなった
- 他の同居動物とうまくいかない
- 栄養失調や病気、持続的な痛みや痒み、抗がん剤などの薬
などの状況でしょう」
——気持ちが弱りやすい犬には、何か特徴が見られるのでしょうか?
獣医師:
「性格的に繊細なコ、ビビりなコ、怖がりなコ、警戒心が強いコ、甘えん坊なコは、状況によって気持ちが弱りやすいと言えるでしょう。また、飼い主さんひとりと犬自身だけの生活をしている犬や高齢な犬も、そういった傾向が見られることがあります」
犬の気持ちが弱っているときの対処法
——犬の気持ちが弱っているとき、飼い主さんはどのように対処してあげるとよいでしょうか?
獣医師:
「飼い主さんは愛犬のために、よく食べ、よく寝られる安心できる環境を整える必要があります。生活環境の見直しだったり、飼い主さんとの関わり方だったり、同居動物との関わり方を見直す必要も出てきます。
その前に、基本的な生活の基盤である『食べる』『休む』『寝る』がうまくいっていなかったり、消化器系の不調など目に見えてトラブルが起きているときは一大事ですので、まずは動物病院を受診しましょう」
——なんとなく元気がなさそうだなというときも、動物病院で診てもらったほうが安心かもしれませんね。
獣医師:
「そうですね。愛犬の性格の変化や気持ちの変化も、異変に気づくサインです。日頃からよく観察しておくことをおすすめします。
病気が引き金になって気持ちが弱ったり、気持ちが弱ることで目に見えて病気が出てくることもありますので、異変があればまずは病院で相談しましょう」
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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愛犬の目や耳、口のまわりなどの部位は、体の中でも特に汚れやすい場所。大切な愛犬に正しいお手入れをできていますか? 今回は、日々の健康にもつながる正しいお顔のケア方法とともに、ついやってしまいがちな犬の“顔まわりのNGケア”をご紹介します!
お顔まわりのケア、怠るとどうなるの?
お顔まわりは、お手入れを怠ると目ヤニや耳アカなどの汚れがすぐにたまってしまいます。汚れや雑菌が残ったままになると、ニオイや被毛の変色の原因に。愛犬が心地よく過ごせるように、日頃からこまめにケアをしてあげまでしょう。
NGポイントも紹介!耳の正しいケア
用意するものはコットンと犬用イヤーローション。コットンをイヤーローションで湿らせたら、指に巻いて耳のケアを行います。外から見える範囲をひだに沿って拭いていきましょう。こすらず、やさしく行うのがポイントです。
綿棒の使用はNG!
綿棒を使った耳のケアはやめましょう。耳アカを奥に押し込んでしまったり、奥まで綿棒が入りすぎて耳の中を傷つけたりしてしまうことも。
耳の奥までケアするのはNG!
細部までしっかりキレイにしてあげたいものですが、耳の奥はとても敏感。無理に行うと愛犬がケアを嫌になってしまうことも。見える範囲を丁寧に拭けていればOKです!
正しい目ヤニの取り方は?
目ヤニを取る場合は、濡らしたコットンかウェットシートを使いましょう。目頭から目尻に向かって、ゆっくりと動かしやさしく拭いていきます。
コットンが目に当たる拭き方はNG!
コットンなどが目に当たると眼球が傷ついてしまうことも。目に入りそうになっても、目をつぶるなど自分からよける動作をしないコもいるので、飼い主さんが気をつけて拭いてあげましょう。
固まった目ヤニを無理やりひっぱるのはNG!
目ヤニを無理に引っ張ると、同時に毛が抜けて痛みを覚えてしまうかもしれません。目ヤニが頑固で落ちにくい場合は、指先に水をつけてしばらく押さえてあげると、ふやけてスルッと落ちやすくなります。
口まわりの正しいお手入れ方法は?
食事の汚れが残っているときや、「ヨダレやけ」がある場合はこまめに拭いてあげましょう。愛犬の体を後ろ側から支え、鼻側から口角に向かってウェットシートをやさしくすべらせます。汚れが固まっているときは、そっと押さえてふやかしましょう。あごの下を拭いてあげるのも忘れずに。
正面から近づくのはNG!
正面からいきなり近づき口元を拭いてしまうと、怖がらせてしまうかも。また、鼻をまたぐように広範囲を拭くこともお顔ケアを嫌いになる原因に。顔の左右は別々に、やさしく拭いてあげましょう。
大切な愛犬の健康のために
お顔ケアを習慣にすると、ケアを通して愛犬の異変にも気付くことができ、病気の早期発見につながることもあります。
正しいお顔のケア通して愛犬と向き合い、大切な愛犬との生活をより豊かなものにしていきたいですね。
参考/「いぬのきもち」2019年1月号『子犬に必要なしつけとお手入れを紹介!さいしょの一歩』(監修:SKY WAN! DOG SCHOOL代表 家庭犬しつけインストラクター 井原亮先生)
文/いちのへ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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愛犬の歩き方がゆっくりになった、耳が遠くなった。こんなときどうすればよいのでしょうか? シニア犬のサポート方法をいぬのきもち獣医師相談室の先生に聞きました。
①歩き方に変化がみられたときのケア
――シニア犬になって体にこわばりが出てきたときは、歩かせてもよいですか?
獣医師)愛犬に痛みや嫌がる様子がなければ、無理のない範囲で歩くことは、筋力や歩く動作を維持するためにも大切です。
滑りにくい平らな場所を使って、できる範囲でこまめに立ったり歩いたりするとよいでしょう。
ただし、犬の体にこわばりがあると、立ったり少し歩くだけでも体力を使ってしまうことがあります。
後ろ足の震えやふらつきが目立ってきたら、介助用ハーネスを使用して歩行を補助してあげるのもよいですね。
体のこわばりに対しては、マッサージやリハビリなどを生活に取り入れるなど、愛犬に適したケアをかかりつけの動物病院で教えてもらうとよいでしょう。
②耳が聞こえにくくなったときのケア
――名前を呼んでも聞こえていないときは、どうサポートすればよいですか?
獣医師)「スワレ」「マテ」の指示や「かわいいね」「おりこうだね」などの愛情表現のコミュニケーションを声だけで行っていると、愛犬の耳が聞こえにくくなったときに伝わりにくくなります。
表現を伝えるためには「声かけと動作」を組み合わせることが大切です。
指示を出すときは、声かけと一緒に手で示すハンドサインを組み合わせると伝わりやすくなります。
また、愛犬に声をかけながら体を撫でるなど、直接触れる動作を加えるとよいでしょう。
――シニア犬との生活で注意することはありますか?
獣医師)老化で耳が聞こえにくくなると、犬は音からの情報を得られなくなるため、突然目の前に何かが現れたり、急に体を触られることに対して、過剰に驚いたり怖がることがあります。
このため、犬がびっくりしないように、急に体に触れたり近付くことは避けて、手のニオイを嗅がせるなど「すぐ近くにいるよ」というサインを送ったり、こちらの存在に気付いてから体を触ったり撫でたりすることをおすすめします。
愛犬の体の状態に合わせて、無理のない範囲でできることをしてあげることが大切です。
シニア犬のサポート方法についてご紹介しました。
監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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ある日突然、思いもよらない愛犬とのお別れがやってくることもあります。この記事では、犬が急死しやすい病気について、いぬのきもち相談室の獣医師が解説します。
犬の急死は原因不明なことが多い
愛犬の急死は、原因不明で起こることが多いです。持病が引き金となって間もなく死亡してしまうケースもありますが、明らかな死因を調べるためには解剖するしかありません。病気によって予防できる場合とできない場合があります。
犬が急死しやすい7つの病気
- 心臓病 心疾患の持病がある犬は、季節の変わり目や引越し、環境の変化などでも反応して些細な出来事が命に関わることもあります。
- 脳疾患 脳は生命活動をつかさどる器官で、脳の異常に気がつかないうちに病状が進行していることがあります。
- 脊椎疾患 脊椎からは一つ一つ大切な神経が出ているため、小さな異常でも命に関わる大きな症状が現れることがあります。
- 急性中毒 犬に害となるものを口にすると急性の中毒を起こして、体調によっては死亡することもあります。
- ショック死 犬は熱中症や感電、交通事故、フィラリアなどによる寄生虫感染でもショック状態を引き起こすことがあります。犬の体調不良や免疫力の低下があると、小さなショックでも体にはダメージが残ります。
- 胃拡張捻転症候群 突然発症して胃がねじれてしまう病気です。急に症状が現れてショック状態に陥り、数時間で死亡することもあります。胸の深い大型犬(グレートデンやボクサー、ジャーマンシェパードなど)が、食後に急激な運動をすると起こりやすいです。
- 低血糖症 子犬の時期に食欲不振や嘔吐・下痢によって、栄養が摂取できないと、血糖値が低下してショック状態となり急死してしまうことがあります。
飼い主さんの観察力が急死を予防できることも
愛犬の急死を予防するためには、普段からよく愛犬の様子を観察しておくことが大切です。体調の異変に気がついたら獣医師に相談しましょう。犬種によって起こりやすい病気など、なんでも相談できるかかりつけ医がいると安心です。
健康な状態のデータは病気の早期発見にもつながるため、定期的に健康診断を行いましょう。
監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿いただいたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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のどかな春に、それはそれは熱い戦いが…
ここに誰かがマーキングしてんねん
においがすんねん
におぎたいけど。。
この草の茎がめっちゃうねってるから
ごっついこと顔にまとわりついねくんねん!
むわっ!!!
てんぽ
プロフィール
幸池重季(だんな)
「いぬのきもち」ほか、児童書や教育誌イラストを中心としたイラスト制作をはじめ、パッケージイラスト、ゲームイラスト、キャラクターデザインなど様々な媒体やジャンルで活動。
日本プロ野球「オリックス・バファローズ」の公式マスコットのデザインを手がける(バファローブル・バファローベル)京都在住。
「あうんのてんぽ」本編では、だんなとして登場する。
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「いぬのきもちWEB MAGAZINE」が送る連載、家庭犬しつけインストラクター西川文二氏の「犬ってホントは」です。
今回は、犬のおもちゃのなかでも「知育トイ」と呼ばれるおもちゃのお話。西川先生によると、知育トイと書かれたものでも、まったく知育になっていない商品もあるのだとか。その見極め方がわかります(編集部)
ペットショップの店頭はもちろん、ネット通販においても、犬の知育トイと謳われているものが、多々あります。
知育というのは、まぁ脳にいい効果があるということなのだろうな、と想像する次第ですが、知育トイと記されているもののなかには、「え? 脳にいい効果があるの?」と疑問に感じるものもあります。
そもそも知育トイの意味って何?
知育トイは、そうでないおもちゃとどう違うの?
今回はそのあたりのことをつらつらと……。
ケダモノとは一線を画す行動
先程記した「脳にいい効果がある」というのは、「知恵を使う」ということであり、「知恵を使う」とは「ケダモノ的ではない行動をとること」ということでもある。
おもちゃといえるかどうかは置いておくとして、「箱根寄木細工の秘密箱」はまさにそれ。
ケダモノ的な行動とは、力まかせに箱を開けようとすること。
一方、ケダモノ的ではない行動とは、力まかせではない何かしらの手順に従って箱を開けること。その手順を、試行錯誤を繰り返して見つけること。
犬の知育トイと称されるおもちゃの多くは、中に食べ物を入れ込み、それをGetさせる仕組みになっています。
食べ物をGetする際に、ケダモノ的ではない行動、力まかせではない行動、を必要とするか。
そこが、知育トイと呼べるかどうかの、条件になると考えます。
試行錯誤学習
学習心理学の分野で著名な研究者「ソーンダイク」。
大暴れしても出てこられないケージに猫を入れる。しかしそこから出てくる猫がいる。どうもケージを開ける手順を学んでいるようだ。
で、猫がそこから出るまでの時間を計測した。
すると、回を重ねるごとに、その出てくるまでの時間が短くなっていく。
なるほど、猫は試行錯誤を繰り返しながら、一定の手順を学習し、記憶していく。
まぁ、そういうこと(試行錯誤学習)を発見した人物です。
知育トイとは、まさにその試行錯誤学習がなされるかどうか。
試行錯誤学習の一片でも見られないのであれば、知育トイと謳われていても、それは知育トイではない、まぁそうも考えられるわけです。
知育トイの代表例
食べ物をGetする。
その際、犬が見せるケダモノ的な代表的な行動とは、追いかけ、噛みつくこと。
そうでない行動とは、鼻や前足で押す・傾ける・転がす・回すなどです。
食べ物をGetする際に、こうした行動が少なくともひとつ以上ないと、知育トイとは言いがたい。
鼻や前足で押す・傾ける・転がす・回すなどの行動を試行錯誤しなければ、食べ物が得られない。こうしたことが十分に考えられているのが、「ニーナ・オットソン」のシリーズです。
他には、コング・ワブラーなどがそれにあたります。
そういった意味では、中に入っている食べ物を噛む、舌を入れなめとる、といった行動のみでGetできるゴム製のおもちゃなどは知育トイの範疇に、私は入れていません。
とはいえ、犬にはあれをくわえて投げ落とし、その衝撃で中身を出し、食べ物をGetする。それを試行錯誤学習する犬もいる。
そうした犬にとっては、あれも知育トイといえることにはなるのですがね。
文/西川文二
写真/Can! Do! Pet Dog School提供
西川文二氏 プロフィール
公益社団法人日本動物病院協会(JAHA)認定家庭犬しつけインストラクター。東京・世田谷区のしつけスクール「Can! Do! Pet Dog School」代表。科学的理論に基づく愛犬のしつけ方を提案。犬の生態行動や心理的なアプローチについても造詣が深い。著書に『子犬の育て方・しつけ』(新星出版社)、『いぬのプーにおそわったこと~パートナードッグと運命の糸で結ばれた10年間 』(サイゾー)、最新の監修書に『はじめよう!トイプーぐらし』(西東社)など。パートナー・ドッグはダップくん(16才)、鉄三郎くん(11才)ともにオス/ミックス。