人よりもずっと早く年をとるといわれている犬。1才を過ぎると年のとり方に変化が見られます。また、小~中型犬と大型犬では、成長のスピードも異なります。今回は、犬の年齢を人の年齢に換算するときの計算式をはじめ、年齢別の食事量や長生きのポイントを解説します!
犬の年齢を人の年齢に換算してみよう
小~中型犬の場合の計算式
計算式:(犬の年齢+4)×4=人間年齢
(例)10才の小型犬の場合は、(10+4)×4=56歳
小~中型犬の1才は、人間の15歳~16歳くらいに相当すると考えられています。1才以降になると成長のスピードは少しずつ落ちていきます。
大型犬の場合の計算式
計算式:12+(犬の年齢‐1)×7=人間年齢
(例)10才の大型犬の場合は、12+(10-1)×7=75歳
大型犬の1才は、12歳くらいに相当すると考えられています。1才以降は小~中型犬と同様に成長のスピードに変化が出てきます。
年齢にあった食事してますか?
犬は自分で食事内容をコントロールできません。そのため、飼い主さんが犬の年齢にあった食事量を知って提供してあげる必要があります。
子犬の食事量
- 4か月までは、1日3~4回程度を目安に、朝・昼・夕・晩などに分けて与えましょう。
- 4~6か月までは、1日2~3回程度を目安に与えます。朝・夕or晩の2回に分けるか、3回の場合は昼に与えてもOKです。
- 6か月~1才までは、1日2回程度を目安に与えます。小~中型犬は成犬用のフードに切り替えましょう。
成犬の食事量
朝・晩と、1日2回に分けて与えます。成犬期はおやつを与えすぎて肥満にならないよう注意しましょう。
シニア犬の食事量
シニア犬は年齢に合った食生活を見極めることが大事です。1日2回程度を目安に与え、シニア犬向けのフードに切り替えましょう。
ふれ合いや住まいの工夫で愛犬に長生きしてもらおう
飼い主さんとのほどよいスキンシップは、犬を安心させるといわれています。それはシニア犬も同じこと。ふれ合う時間を増やすことで安心感を与えるだけでなく、病気の早期発見にもつながりますよ。
住まいの工夫では、シニア犬の安全に配慮した環境作りが大切です。足腰が弱っても怪我をしないように、床に滑りにくいシートやマットを敷いたり、階段などの段差にスロープを取り付けたりしてもいいでしょう。
愛犬には、いつまでも元気で長生きしてほしいですよね。そのためには、一般的に「シニア犬」といわれる7才を目途にこれまでの生活習慣を見直すことをおすすめします。食事面においては、フードをシニア犬用に切り替えるだけでなく、食べにくそうな場合は水やお湯でふやかすなど、愛犬が食べやすい食事に変えてあげてくださいね。
参考/「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『犬の年齢は人間でいうと何才?~計算式や寿命、老化のサインなど~』(監修:いぬのきもち相談室獣医師)
文/ishikawa_A
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。