甘えるのを失敗するタロさん
みなさんこんにちはさるわたりです。
我が家は夫と私、柴犬のタロさん、娘と暮らしています。
いつもソファの上でくつろぐタロさんが、ソファの下や横に座っている時は「甘えたい時」です。
ソファの横に座るタロさん
普通に近づいて甘えればいいのですが、タロさんの場合は甘えたい人にゆっくりと近づいて、さりげなく撫でやすいポジションに入り、撫でてもらうのがいつもの甘え方です。
娘が撫でやすいポジションに!
撫でられ大成功!
撫でてほしいな…
しかしこの甘え方、失敗するときもあります。
娘が遊んでいるとゆっくりと近づくタロさん。なんだか獲物を狙っているような顔をしていますが、これは甘えに行っているタロさんです…
そしてさりげなく娘の隣に座ってみますが、娘はおもちゃで遊ぶのに夢中です。
もう少しアピールした方が良いと思ったのか、娘のおもちゃに興味のあるフリ(?)をし始めたタロさん。
遠回しに自分の存在をアピール?
すると、娘はタロさんもおもちゃで遊びたいと思ったのか、タロさんの頭におもちゃを乗せていました。
タロさんはじっとしたまま「違うんだよなぁ~」という表情をしています。
欲しいのはおもちゃじゃないのよ~
娘にはさりげなくではなく、ハッキリ甘えたいアピールをした方が良さそうですね。
後日、甘えられて幸せタロさん
私たち家族をよろしくね!
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お腹いっぱい食べて存分に寝ている犬を見るのは、飼い主にとっても幸せなことですよね。
(たまにはいっしょに遊んでくれると嬉しいけど)
おにわでは、げんきにあそんでるよ
連載100話、ありがとうございます!
おかげさまで連載100回を迎えることができました。
いつも読んでくださりありがとうございます!
めー・よしこ
よしこ 14才のパグ・めーと暮らしています。趣味は犬の漫画を描くこと。著書に「パグまんが めー語」(河出書房新社)、「めー先生ですよ」(幻冬舎)など。めーは食いしんぼうでよく寝る犬です。よその人が大好き。
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吉田くんの場合。
吉田くん、おつかれさま!
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愛犬がシニア犬になってきたと感じたとき、家族はさみしい気持ちになってしまうものです。
年齢を重ねたシニア犬には、食事や散歩の見直し、トイレの介護、住環境の整備などでサポートしてあげましょう。犬の性格や状態に合わせたサポート(介護)が大切です。
シニア犬へのサポート1:食事を見直そう
食事のケアは、消化能力が衰えてきたシニア犬にとって大切なことです。
シニア犬は基礎代謝が落ちてくるので、低カロリーのものを心がけるなど、犬のライフステージに合わせたフードへの変更や消化しやすいものを与えましょう。
1回の食事の量を減らして回数を増やす方法は、胃腸への負担が少なく食事量も確保できます。
自力でごはんを食べられない場合は体を支えたり、食器台の位置調整、食事の介助も必要になります。
シニア犬へのサポート2:お散歩で刺激を与えよう
シニア犬は、関節や足腰が弱ってくると散歩の量を少なくしがちですが、運動をしないと筋力低下が進んで骨や関節に負担をかけることもあります。
外の光やニオイの刺激は、ストレス解消にも効果的です。無理のない範囲でお散歩を行い、もし寝たきりの場合は抱っこやカートを使用してお散歩コースを歩いたり、足をマッサージしながら日光浴をさせてあげるとよいでしょう。
シニア犬へのサポート3:トイレの介護をしよう
老犬になるとおしっこやウンチが我慢できなくなって、トイレを失敗することがあります。
支えても自力で排泄できなくなったり、寝たきりになると、体や床、マットを汚してしまうなど、トイレの介護は大変ですが、皮膚病や膀胱炎、便秘を防ぐために排泄のサポートからお掃除までの作業はとても大切です。
オムツを使用する場合は、長時間だと蒸れてオムツかぶれの原因になるので、こまめに取り替えたり、防水シートなどを使用して、オムツを外す時間を作ってあげるのもよいでしょう。
お尻周りも不衛生になりやすので短くカットしておくとお世話がしやすいです。
シニア犬へのサポート4:住環境を整えよう
シニア犬になると階段や段差、フローリングで転んで思わぬケガをしてしまうこともあります。
危ないかも!と感じたら愛犬の過ごす空間ができるだけ安全なものとなるように、ゲートの設置、段差の解消、滑り止めの使用、寝床の位置の見直しなどを行いましょう。
愛犬にどんなサポートや介護をしたらよいのかは、その犬の状態によって異なります。シニア犬の介護は大変ですが、愛犬の性格や状態を把握している飼い主さんの責任と愛情があるからこそできることですし、犬にもその気持ちがちゃんと通じているはずですよ。
監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿いただいたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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目のまわりの毛色が変化してしまう「涙やけ」。飼い主さんの中には「私のケアが足りていないのかも」と気にする方もいるようです。
しかし、目を専門に診察している獣医師の増永先生によると、ほとんどの場合、病気によって涙がこぼれやすくなることが原因なのだとか。よくある4つの原因についてご紹介します!
涙やけの原因1)目の変なところに毛が生えて涙がこぼれやすくなっている!
通常は生えない場所に発毛する「異所性発毛」という病気があります。それが目まわりに発症すると、毛を伝って涙がこぼれ落ちやすくなり、なかなか治らない涙やけの原因になることが! 毛を取り除く処置をして治します。
涙やけの原因2)涙を通す道がふさがって、涙が流れ出ている!
目頭にある、涙が流れこむ部位である鼻涙管。その鼻涙管がなんらかの原因で詰まることで涙が溢れ出てしまう病気「鼻涙管閉塞」もしつこい涙やけの原因として考えられます。鼻涙管のつまりを解消する手術を行い治療します。
涙やけの原因3)角膜炎などの病気で涙の量が増えてしまっている!
「角膜炎」などの涙が出やすくなる病気にかかっていると、涙の量が異常に増えるため、きちんととケアをしていても涙やけがひどくなることがあります。急に涙やけが出てきたら、一度かかりつけ医に相談しておくと安心です。
涙やけの原因4)涙をキープする油を出すマイボーム腺に異常がある!
涙に油分を与えたり、目の縁に油分の“土手”をつくって涙をこぼれにくくする役割があるマイボーム腺。そのマイボーム腺の機能が低下すると、涙がこぼれやすくなり、結果的に涙やけになってしまうことがあります。目のまわりのマッサージや手術などで治療します。
いかがでしたか? 涙やけは放っておくと炎症が進んで、より治りにくくなることもあります。また、重大な目の病気の可能性もありますから、「たかが涙やけ」と思って放置せず、気になったら一度しっかりと診てもらうといいですね。
参考/2021年3月号「目の病気プチ事典」(監修:東京都杉並区浜田山 マスナガ動物病院院長 増永朗先生)
写真提供/マスナガ動物病院
イラスト/うてのての
文/melanie
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犬がおなかを出してゴロンと寝転がるしぐさは、犬好きさんの間で「ヘソ天」「仰向け寝」などと呼ばれていますが、このとき犬はどのような気持ちなのでしょうか?
今回は、犬が「ヘソ天」「仰向け寝」するときの気持ちについて解説します。
まずは、いぬ・ねこのきもち公式Twitterで実施した、「ヘソ天」「仰向け寝」に関するアンケート結果から見ていきましょう!
愛犬は「ヘソ天」「仰向け寝」をする?
いぬ・ねこのきもち公式Twitterで、「愛犬は『ヘソ天』『仰向け寝』をしますか?」というアンケートを実施したところ、76.2%の飼い主さんが「する」と回答。「する」と回答したかたからは、以下のようなコメントがよせられました。
愛犬が「ヘソ天」「仰向け寝」をすると回答したかたのコメント(一部)
- 「たまに。熟睡すると開いてくる」(@Orl_Dachsunさん)
- 「パピーのときから、仰向けが得意です」(@yuzu_chihuahuaさん)
犬が「ヘソ天」「仰向け寝」するのはなぜ?
犬が「ヘソ天」「仰向け寝」をするのは、飼い主さんにかまってもらいたいときや、完全にリラックスしているときなどが多いようです。
もともと、犬が「ヘソ天」「仰向け寝」をするのは、子犬時代に母犬におなかをなめてもらっていたときの名残と考えられています。また、犬にとって急所ともいえるおなかをさらけだして寝転がるのは、とても無防備な状態ですから、信頼している相手にしか見せない特別なポーズともいえるでしょう。
「ヘソ天」「仰向け寝」するかわいい犬たち♡
ここからは、いぬのきもち公式アプリに投稿された、「ヘソ天」「仰向け寝」をするかわいい犬たちの画像をご紹介します!
熟睡中……?
気持ちよさそうに眠っているのは、柴のまるちゃん。飼い主さんいわく「いつも動線上に寝転がっている」のだとか……(笑)
リラックス中
ボストン・テリアのgharちゃんは、飼い主さんの足の上でリラックス中♡ 甘えたような表情がとてもかわいらしいですね。
なでて~
ミニチュア・ダックスフンドのアンちゃんは、ゴロンとおなかを出して「なでて~」と甘えているようです。飼い主さんからは「しっぽだけメトロノームみたいにピコピコ動かしているのがかわいい」とコメントが♡
おなかと舌を出して……
お人形と一緒におなかを出して眠っているのは、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークのこやあどちゃんです。眠っているときは、ついチャームポイントの舌が出てしまうのだとか!
気持ちいい~♪
ゴールデン・レトリーバーのレオちゃんは、アルミプレートの上で仰向けゴロン。「冷たくて気持ちいい~」なんて声が聞こえてきそう♪
愛犬からの「愛情表現」と思って、やさしくなでてあげても◎
愛犬が「ヘソ天」「仰向け寝」をしているときは、愛犬からの愛情表現だと思って、やさしくおなかをなでてあげてもいいでしょう。
ただし、「ヘソ天」「仰向け寝」をするかどうかは、犬の性格にもよりますので、愛犬がしないからといって気にする必要はありませんよ♪
参考/「いぬのきもち」2018年6月号『犬のオモシロ習性図鑑 VOL.13 あおむけゴロ~ン♡』(監修:獣医師 獣医学博士 東京農業大学農学部動物科学科(動物行動学研究室)教授 増田宏司先生)
参照/Twitter
文/ハセベサチコ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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お手入れは、身だしなみを整えるだけでなく、病気やケガを防ぐためにも欠かせませんよね。しかし、頻度が多すぎても少なすぎても愛犬の負担になってしまうことがあるんです。そこで今回は、正しいお手入れの頻度をはじめ、とくにケアしたい犬など、お手入れにまつわる情報をお届けします。
ブラッシングは毎日行おう
ブラッシングのお手入れ頻度の目安は、ずばり毎日です!
1日1回でもいいのですが、時間があれば1日2回ブラッシングできるといいですね。
毛の表面だけブラシをかけていない?
ブラッシングには、抜け毛や毛玉などを取ることで、皮膚の通気性や被毛の保温性を高める効果があります。また、血行も促進されるのでマッサージしたような効果も♪
ブラッシングが不足すると毛玉やもつれができてしまったり、皮膚が蒸れたりして皮膚炎を起こしてしまうこともあります。
毛の表面だけブラシをかけがちですが、根本からすくようにしっかりブラシをかけましょう。
とくにケアしたい犬
長毛の犬、活発な犬などです。
シャンプーは2〜4週間に1回行おう
シャンプーのお手入れ頻度の目安は、基本的に2〜4週間に1回です。毛のベタつき具合によって調整しましょう。
シャンプーの頻度は多すぎても少なすぎてもNG
皮脂が多いと、皮膚や毛がべとついて脂漏性皮膚炎やマラセチア皮膚炎を起こしたり、アレルゲンが付着してアトピー性皮膚炎になったりすることがあります。そのため、定期的にシャンプーをして清潔に保つことが大切です。
しかし、頻度が多くても皮膚のバリア機能が低下してしまうため、膿皮症や脂漏性皮膚炎になることも。シャンプーのしすぎにも気をつけましょう。
とくにケアしたい犬
シー・ズー、アメリカン・コッカー・スパニエル、ダックスフンド、ラブラドール・レトリーバーなどです。
嫌がる犬も多い爪切りは、月に1回でOK
爪切りのお手入れ頻度の目安は、月に1回です。
嫌がる犬にはごほうびをあげて、ほめながら少しずつ慣らしていくのがポイントです。あまりにも嫌がる場合は無理をせず、プロにお任せしても。
爪は切り過ぎも伸びすぎもトラブルのもとに
爪切りの頻度が不足して爪が伸びすぎてしまうと、巻き爪になり皮膚に刺さって傷つけたり、カーペットや床に引っかかって転倒し、脱臼や骨折したりといった危険性があります。
また、深爪すると細菌感染の原因にもなるので、切りすぎにも注意が必要です。
とくにケアしたい犬
散歩量が少ないシニア犬などです。
間違ったお手入れが習慣化すると、かえって愛犬の健康を損なうこともあります。愛犬を病気やケガから守るため、今回ご紹介したお手入れ頻度の目安を参考にしてみてくださいね。
参考/「いぬのきもち」2016年2月号『部位別 病気・ケガのサインをチェック!ポイントをおさえて愛犬の健康維持に役立てよう!病気・ケガから守るお手入れ 厳選10』(監修:フジタ動物病院院長 獣医学博士 藤田桂一先生、獣医師 小倉啓介先生、動物美容師 林みゆき先生)
文/ishikawa_A
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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嬉しいときはしっぽを振り、何かを訴えるときはうるうるとした瞳で飼い主さんを見つめる。犬はとても愛情深く、素直に感情表現をする動物です。いっしょに暮らすと、きっと私たちの生活にいやしと幸せを運んでくれるでしょう。
しかし、飼い主さんが「愛犬にいやされる」だけではいけません。飼い主さんも積極的に「愛犬の幸せ」を考えて、愛犬のために行動することで、より深い絆が生まれるでしょう。
そこで今回は、犬と暮らす上で知っておきたい、「飼い主さんとの生活で、犬が望んでいること」をお伝えします。今回紹介する「犬からのメッセージ」を受け取ってみてくださいね。
※今回は内容をわかりやすくするために、一部擬人化して表現しています。
※使用している写真は、あくまでもイメージです。
「何かができたらニッコリ笑って、心からほめて!」
愛犬を上手にしつけるコツは、できたときに笑顔で心からほめること。それだけで愛犬は「うれしい! 楽しい!」と思い、教えられたことを覚えていくのです。
ただし、心のこもっていない笑顔は愛犬に伝わらないのでご注意を。
「たとえ短時間でも、日々ぼくと向き合う時間をつくってほしいな」
犬との暮らしを待ち望んで迎えたとしても、どうしても日中は留守がちになってしまう飼い主さんも少なくないでしょう。
でも外出前や帰宅後など、できる限り愛犬との時間を大切にしたいもの。その時間が愛犬にとって何より至福のときで、お互いの関係を深められるタイミングなのです。
迎え入れたばかりは習慣が変わって飼い主さんも戸惑うこともあると思いますが、継続していけばいつしか当たり前になってきますよ。
「ぼくに何かを教えるときは、少し気長に構えていてほしいな」
愛犬にしつけをするのは、私たちが外国に行き、その国の言葉やしきたりを覚えるようなもの。覚えるまでそれなりに時間が必要なものです。
最初は大変なこともありますが、根気よく教えていれば、愛犬は必ず覚えます。「ウチのコは、しつけに向いていない」と途中で投げ出さずに、長い目で見て教えていきましょう。
「いつもと違う様子は、僕からのSOSサインです。見逃さないで」
愛犬の体調の変化は「いつもと違う」にあらわれることが多いです。それに気づけるのは世界でただひとり、飼い主さんだけ。
愛犬はいつも飼い主さんを頼りにしています。愛犬のことはいつも注意深く観察し、些細な変化を見逃さず、SOSのサインには気付けるようにしましょう。
愛犬との充実した生活のために
犬の一生は10年~15年ほど。犬は人よりも早いスピードで年をとるため、まだ若いと思っていても、あっという間に飼い主さんの年齢を追い越してゆきます。
上記で紹介した「犬のメッセージ」を受け取って、一日一日を大切に、充実した愛犬との生活を送りたいですね。
参考/「いぬのきもち」2020年1月号『愛犬との良縁を育むためにも守りたい 犬の十戒~愛犬からのお願い~』(監修:藤本聖香先生)
撮影/尾﨑たまき、佐藤正之
文/ichi
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外出していても、愛犬のことを想像すると「少しでも早く家に帰ろう」と思ってしまうことはありませんか?
Instagramユーザー・みかさん(@mikaka0410)の愛犬・こたろうくんは、いつもみかさんの帰宅を健気な姿で待っていてくれるそう。その姿に、思わず胸を打たれます。
帰ったら抱きしめたくなる! こたろうくんの健気な姿とは
仕事をしているみかさんの帰宅を、毎日こんなふうに待っているこたろうくん。帰宅時間が近づくと、玄関で出迎える準備をしているのだそうです。
ドアにギリギリまで近づいてスタンバイ。みかさんに少しでも早く会いたいんだなという気持ちが、こたろうくんの背中からも伝わってきますよね。早く帰って、こたろうくんのことを抱きしめたくなってしまいます。
寄り道なんてできない!
旦那さんからこのこたろうくんの写真が送られてきて、仕事終わりに急いで買い物を済ませて帰宅したというみかさん。急ぎつつもこたろうくんの写真を見たら、「キュンキュンニヤニヤが止まらなかった」のだそう。たしかに、嬉しくて感動してしまいますよね。
こんな姿を見てしまったら、今後寄り道なんかできなくなってしまいそう!
このこたろうくんの姿を見たInstagramユーザーからは「たまらない光景。可愛すぎるわねー♡」「ドア、ガン見ぃ。愛があふれるっ!」「けなげな子やね~涙が出るわ」「ええ〜泣いちゃう。なんて可愛いんだ♡♡」とコメントが寄せられ、胸キュンしてしまっている人もたくさんいるようでした。
こたろうくんは、じつは元保護犬だった
健気で可愛い姿を見せてくれたこたろうくんは、じつは元保護犬でした。香川県のとある山奥で母犬と兄弟4頭で暮らしていたところを、兄弟だけ保護されたのだそう。
そして、こたろうくんはみかさんの家族と運命的な出会いを果たし、みかさんにも大きな影響を与えることとなるのです。
こたろうくんとの出会い
みかさんと旦那さんは、「家を建てたら犬を飼いたい!」という思いを抱いていたそう。そんなある日、保護犬などの情報が載っているサイトで、可愛い兄弟犬を見つけます。
しかし、どのコを家族に迎えたいか、夫婦の間で意見が割れてしまったといいます。話し合いの末、みかさんが選んだコに問い合わせてみると、すでに新しい飼い主さんが決まっていたそう。
みかさんは当時、「このコがダメだったから、もう片方の兄弟のコにしよう」という気持ちに、すぐにはなれなかったと話します。
それから、また別のサイトで気になるコを見つけて、問い合わせをしたときのこと。
「このコは新しい飼い主さんが決まっているので無理ですが、明日新しいコが来るので、そのコの写真を送ります。検討してみてください」と言われ、みかさんの元に送られてきた写真を見てみると……なんと、最初に見ていた保護犬サイトで旦那さんが選んだコだったのでした。
旦那さんが最初に気になっていたコが、こたろうくんだったのです。
この出会いは偶然だったのかもしれないけれど、こたろうくんに運命を感じたご夫婦は、こたろうくんを家へ迎え入れることに決め、みかさんご家族の新たな生活が始まったのでした。
やんちゃなこたろうくんと過ごすなかで、みかさんは「ある決意」を…
生後3カ月頃に、みかさんご家族の家にやってきたこたろうくん。当時は、壁紙やペットシーツを破ったりして、かなりやんちゃだったといいます。
みかさん:
「こたがうちに来てくれてから、可愛い可愛いばかりで、しつけを特に気にせずに育てていました。でも、数カ月経った頃、拾い食いを止めようとしたときに、初めて本気で牙を剥いてきたことがあったんです。こたを『怖い』 と思ってしまい、ショックでした」
それからみかさんは、こたろうくんと真剣に向き合い、本気でしつけに取り組むように。娘さんが元々しつけの勉強に興味を持っていたこともあり、一緒に本やネットを見て、試行錯誤しながらこたろうくんをトレーニングしたようです。
みかさん:
「それによって『噛むなんてありえない!』ぐらいの優しいワンコになってくれました。今では、本当に何をやっても怒らないとっても優しいコです」
こたろうくんのおかげで、みかさんも新しい一歩を踏み出した
こたろうくんが牙を剥く一件があってから、「しつけで困っている人たちに、こうするとよかったよと伝えたい!」と思うようになったみかさん。
通信で家庭犬トレーナーのライセンスを取得し、もっと自信をつけるためにも経験を積みたいと考え、今は動物病院で動物看護師として働いているのだそう。
みかさん:
「今、とっても勉強させていただいてます! しつけ教室に通うほど困ってないけど、『なんとなぁく困ってる、相談したい』という飼い主さんは多いと思います。
しつけ教室には行かないけど、動物病院には年に1、2回は行きますよね。そういうときに、飼い主さんとお話しながら、『こうやってやるといいですよー』と伝えるようにしています」
みかさん:
「こたがあのとき牙を剥いてなかったら、こんなふうに考えることもなく、こたも牙を剥くままのコだったかもしれません。これからも『軽く相談できる身近な人』、そんな人になりたいと思っています」
こたろうくんのおかげで、みかさんも新しい一歩を踏み出すことができたようです。
こたろうくんがいる毎日が、家族の幸せに
こたろうくんが家にやってきて、こたろうくんがいてくれる日々に幸せを感じていると、みかさんは話します。
みかさん:
「甘えてきてくれるとき、娘・息子・こたろうの3人でじゃれあっているのを見てるとき、ちょっとゴミ捨てに行っただけなのに『何年ぶりの再会?』ってぐらい大歓迎をしてくれるとき。
そばで爆睡してるときや、楽しそうに駆け寄ってくるとき、笑顔のとき……。やっぱり全部幸せですね」
こたろうくんの幸せが、みかさんご家族の幸せになったようですね。みかさんはこたろうくんに、こんなメッセージを伝えたいといいます。
みかさん:
「こたろうがうちに来てくれてから、本当に毎日が楽しいよ。もう、、大好き、可愛い、、大好き、、好き好き好き、、、しかないです。家族全員こたろうが大好きです。こたも家族全員のことが大好きだよね。ずっと一緒にいようね。長生きしてね!! 絶対守るからね!!」
参照/Instagram(@mikaka0410)
取材・文・構成/雨宮カイ
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犬の肛門腺から排出される分泌液って「なんでこんなに臭いの?」今回は、いぬのきもち相談室の獣医師が、犬の肛門腺がどうして臭いのかお答えします。
動物の肛門腺は臭い物質を分泌する
肛門腺は犬に限らず、多くの哺乳類の肛門の左右にある一対の腺のことで、とても臭い物質を分泌することから「ニオイ袋」とも呼ばれます。
特に、肉食のイタチやスカンクの肛門腺は発達していて、外敵から身を守るための最後の攻撃の役割を持っています。
土壇場に追い込まれたときに、苦し紛れにとる非常手段のたとえとして「イタチの最後っ屁」という言葉がありますが、ピンチになると臭いニオイを撒き散らすのは理由があるのです。
犬を診察台に乗せようとしたときや診察中に犬の体に力が入ったときに、肛門腺から分泌物が出ることもあります。
肛門腺の嗅ぎ合いは、犬の挨拶
犬の肛門腺のニオイは、1頭1頭で違うため、かつては、自分の縄張りの木や岩に、肛門腺から出る分泌物をこすりつけてマーキングしていたといわれていますが、現在、分泌物のニオイは犬同士の挨拶に使われており、個体識別に重要な役割を持っています。
犬同士がお尻周りをクンクンと嗅ぎ合うのは、肛門腺のニオイで相手を確認するためです。
その日によって分泌物の量、色、ニオイが微妙に変化するといわれているので、お互いのニオイを嗅ぎ合って、日々の情報交換をしているのかもしれませんね。
分泌液に変化がある場合は病気の場合も
肛門腺の分泌液には個体差があり、ドロッとした粘土状の物からサラサラした液状の物、黄色っぽい物から茶色や灰色、黒など色もさまざまで、ニオイの強さも犬によって違います。しかし、肛門腺の分泌液が普段より明らかに臭い、ニオイが違うなどの場合は病気の可能性もあるので注意が必要です。
本来は、排便時に肛門腺が圧迫されて、ウンチと共に分泌物が排出されますが、小型犬や中型犬は自分で分泌物を排出しにくいため、分泌物が溜まりすぎてしまう場合があります。
排出されるはずの分泌物をそのままにしてしまうと、肛門腺の炎症や細菌感染が起こりやすくなって分泌物のニオイが強くなることや、痒みや違和感から肛門をしきりに舐めたり、お尻を床にこすりつけたりするようになります。
愛犬がお尻を気にしたり、分泌液のニオイが強くなる前に定期的に肛門腺を絞ってあげましょう。上手にできない場合は動物病院で絞ってもらうことができます。
監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿いただいたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください