SNSなどで、迷子犬の情報などを目にしたことがあると思います。他人事として捉えてしまうかもしれませんが、いざ自分の目の前に迷子の犬が現れたとき、どのように対応すればいいかわかりますか?
今回、迷子犬を見つけたときに実践したい対応について、いぬのきもち獣医師相談室の先生に聞いてみることに!
迷子犬を見つけたときに実践したい8つのこと
ーーもしも迷子犬を見つけた場合、助ける(保護する)ためにどのような行動をとるべきでしょうか? 一般的な手順について具体的に教えてください。
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「もしも人を怖がらないコで捕まえることが可能でしたら、保護してもらえたらと思います。そして飼い主さんを探しましょう。以下のような手順で対応してみてください。
以上のようなことを、ぜひ実践してみてください」
迷子犬を発見したときに気をつけたいこと
ーー迷子の犬を見つけたとき、どんなことに気をつけたほうがいいでしょうか? 犬がそのとき、どのような精神状態でいるのかなども気になります。
獣医師:
「経験としては、普通にしているコと興奮状態のコがいました。発見した方は、ご自身が捕まえられるようなおとなしいコであれば、保護してもらえると助かります。もし興奮状態で攻撃してきそうなコは、発見した方がケガすると危険なので、無理しないでください」
迷子犬に逃げられてしまった場合は…
ーー迷子犬を保護しようとして逃げられてしまったときには、その後どんな対応をすればいいでしょうか?
獣医師:
「もし写真が撮れたら有力な情報になります。撮れなくても犬の特徴、発見した日、時間、場所をもとに、SNS等で迷子犬情報を探してみてもいいでしょう。飼い主さんが『臆病なコなので無理に捕まえず、見つけた日時と場所だけでも教えてほしい』といった目撃情報だけでも探し求めている場合がありますので、ビラやポスター、SNSを気にかけてもらえるといいと思います。犬を保護していない状態で愛護センターや保健所、警察などが動いてくれるかはわかりません。ご自身のできる範囲で協力できればいいと思います」
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
取材・文/sorami