愛犬のプライド傷つける行動をしていませんか?飼い主さんのイメージする理想の犬を目指すために、嫌がる犬に無理矢理何かを教えたり、怒鳴ったりしていませんか?今回は、獣医師に聞いた犬のプライドを傷つける行動についてご紹介します。
犬のプライドって?
人間にある「自信」や「誇り」と同じような部分は犬でもみられます。
犬は、「イイコだね」「お利口さん」「グッド!」と褒められたり、おやつをもらったりすることが、喜びや報酬につながることが多く、そこから「できた!」「褒められた!」と自信を持つことがプライドに繋がっていくのです。
「プライドが高い犬」ってどういう犬?
愛玩犬のシーズーやペキニーズなどは、プライドの高い傾向があります。犬の性格としては、飼い主さんの言うことを聞かずに自分の意思で動く犬は「プライドが高い」といえるでしょう。
犬のプライドを傷つける行動はやめよう!
獣医師によれば、飼い主さんの中には、吠える・咬み癖・食糞などのしつけが上手にできず、「うちのコ、賢くないんです」という方がいるとのことでした。
この行動は、飼い主が望む通りの行動をしないからと、日常的に愛犬に対して「あなたは賢くない」という言葉や態度で接することで、愛犬のことを見下して犬の心を傷つけてしまっているのです!
犬ができたことを褒めずに、できないことや失敗を叱っていると、愛犬はどんどん自信をなくしていってしまうので、犬のプライドを傷つける行動はやめましょう。
プライドを傷つけられた犬は心のケアが必要
飼い主の行動で自信を失った犬は、精神的に不安定になって飼い主にビクビクするようになることもあるので、プライドを傷つけられた犬は、心のケアも必要になってくるでしょう。
愛犬と信頼関係を築こう
厳しい言い方かもしれませんが、犬に自分の理想を押し付けるのは、「飼い主さん自身のプライド」しか考えていない行動であることに気が付いてください。
愛犬を大切に思い、信じて、できることはさせる、できなかったら無理にさせるのではなく、愛犬の性格に合わせた方法を考えてあげることも必要です。
人間関係において嬉しいことや悲しいことを思い出してください。感じる心は、人間も犬も同じであることを知ってほしいと思います。
もし、自分がされて嫌なことやプライドが傷つくことは愛犬にもしないことです。反対に、人から信頼されること、尊重されて嬉しいと感じることを愛犬にしてあげて素敵な信頼関係を築いてください。
監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください