1980年代に美しすぎる美少女として人気を博した、女優ブルック・シールズ。55歳を迎えさらに輝きを増し続ける現在の彼女は、フィットネスに情熱を注いでいるよう。膝の部分的な代替手術を行った後に自身の運動法を見直すようになったブルック。そのため、激しい運動よりもセルフケアに重点に置いたフィットネスを取り入れているんだとか。
本記事では、そんなブルック・シールズが心と体の強さを保つために守っている「フィットネスの心得」を、<プリベンション>からお届けします。
使っていない筋肉のスイッチを入れる
自分の運動法を見直すためにパーソナルトレーナーの指導を受けるようになり、自分が普段使っていない筋肉や、どう使うかわからない筋肉の存在に気づいたというブルック。
そこで、使えていない筋肉の覚醒やスイッチを入れる「アクティベーション・トレーニング」を取り入れるようになったとのこと。
「それまで使えていなかった筋肉を『アクティベーション』することで、体全体のバランスがとれて、さらに強くなったと実感しました」
ブルックは膝の機能と筋力を取り戻すため、太ももの前の筋肉である「大腿四頭筋」や裏ももである「ハムストリングス」、お尻の筋肉である「臀筋群」のアクティベーションを集中的に行ったそう。また、体幹を意識的に鍛えることで、腰の痛みも軽減されたとのこと。
短い時間でも毎日体を動かす
「長時間同じ体勢で座り続けることは、体に様々な弊害をもたらすとされているんです」とブルック。長い間座って過ごす必要のあるときには、積極的に座りながらできるワークアウトやストレッチを実践するのだとか。
「座りながらでも、5分間で腹筋運動をすることが可能です。少しでも体を動かすことで、筋肉に“サボっちゃだめだよ”という信号を送るんです」
毎日欠かさず体を動かすブルックですが、激しい筋トレや有酸素運動を常に行う必要はないそうで、「自分が好きなことで体を動かすことが一番」とコメント。
「新型コロナウイルスの影響で家にこもっていた時は、リビング全体を使って娘と一緒に思いきり踊ることで体を動かしましたね。アドレナリンが出て、体も心もスッキリするんです」
「毎日の運動を続けるポイントは、小さいことから始めて、長く楽しめるように工夫をすることです」
体のリカバリーとセルフケアにも注力する
運動をした後にマッサージを入念に行ったり、整体に積極的に通っているというブルック。ある研究では、マッサージセラピーは体だけではなく、ストレスの軽減や睡眠の改善など、精神的なメリットもあるという結果も。
彼女は自分の体を家や車と例えて、体も同様に大事にケアをしてあげることで、その中で息づいているものを守ることができると説明します。
「車だったらオイル交換をしてあげたり、家だったら外壁の塗装や雨漏りなどを補修してあげたりするように、中に住んでいる人を守るためにはメンテナンスが必要なんです」
また、「自分の健康のために最適な選択をするのに、遅すぎることはない」と強調します。
「年を重ねるにつれて、“もう〇〇歳になっちゃった”や“体重が大幅に増えてきちゃった”など、自分に対して厳しくなってしまい、もう手遅れだと自信がどんどん無くなってしまうことがあります。でも、遅すぎることなんて絶対にないんです。自分ができることから、そして自分の体がなにを求めているかに意識することから始めてみてください」
※この翻訳は抄訳です。