スペイン発祥の次世代風力発電機「Vortex Bladeless」。羽根の回転ではなく、一本の棒の振動で発電する新たな風力発電機だ。

一本の棒が左右に細かく振動することで発電
従来の風車タイプような回転する羽根ではなく、ゆらゆらと揺れる長い一本の棒で構成された「Vortex Bladeless」。

筒内に二つの反発する磁石を内蔵した上下二分割の構造で、風の渦を利用し一本の棒を左右に細かく振動させることで、振動エネルギーを電気に変換する仕組みを採用している。
カーボンファイバーとFRP(ガラス強化繊維)を使用し強度と軽さの両立に成功しており、構造がシンプルなため建造コストも削減可能で、騒音が少なく鳥が巻き込まれる心配もない。

シンプルなアイデアがエコエネルギーの未来を支えていく。
VORTEX BLADELESS, SL
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本には読む以外の使い道もあるんです。
日本人アーティストD.Hinklay氏が作り出すのは、本を1ページ1ページ折り立体的な文字や形を表現するアート「Book Folding」。
D.Hinklay氏の「Book Folding」は折り紙の成り立ちを応用し、切り貼りを一切しないで制作するのが特徴。

この独自の制作技法及び、ブランド名を「OruFun」と名付けている。
公式サイトから完成品を購入することもできる。
「Book Folding」の制作工程
「Book Folding」はまず綿密な計算の上、PC上でパターンを設計。
本を折る前に、定規を使いページの1枚1枚に印をつける。

特殊な針金を使いページを固定しながら印通りに折っていけば、設計した絵柄が立体的に表現される。
そうして生み出された作品の多くは、D.Hinklay氏のインスタグラムにアップロードされている。
「OruFun」とは?
「OruFun」とはD.Hinklay氏が制作する「Book Folding」の制作技法であり、ブランド名。
「OruFun」の由来と想い
D.Hinklay氏は以前から折り紙で作品を作り、アートのコンペティションに参加していたそう。
その後ブックフォールディングを始めてからも、折り紙の制作で培った「刃物を一切使わずに作品を創る」考えを踏襲し、「OruFun」を創り上げるに至った。
「OruFun」はOru(折る)・Fun(楽しむ)(本)の意味が込められた造語で、つまり”楽しく本を折る”という想いから命名されている。
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折り紙の考え方をブックフォールディングに応用した新たなアート「Book Folding」。何千年も昔からある本の楽しみ方は、まだまだ存在するのかも?
OruFun
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最先端のナノテクノロジーとリサイクルされた海洋プラスチック素材を組み合わせて、通気性に優れながら完全防水を実現した、スニーカー「VIA」。ナノテクノロジーの膜でコーティングされており、2時間もあれば靴は乾燥する。

折りたたみ式ハイトップフラップは足首の周りにぴったりとフィットし、物が靴に入るのを防いでくれる。ハイトップとロートップを折りたたんで変更することもできる。

現在、Kickstarterでクラウドファンディングを実施中。1セット99ドル(約11,000円)+送料で入手可能。プロジェクトが成功すれば、2019年8月に発送される。
サイズは、以下の通り。

1組のVIAで、約30グラムの海洋プラスチックのリサイクルに貢献できるという、エコな取り組みにもなっている。
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1本のペットボトルが100匹以上の海洋生物を殺してしまうという、。プラスチックゴミ問題。まずは足元から対策を始めてみては?
VIA Design Lab
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人類は遂に、海に浮かぶ大都市を創造するのかもしれない。
国連の副事務総長Amnia Mohammed氏が、先日の会合で水上都市「Oceanix City」の構想について言及した。
この構想は海岸から1.6kmほどの沖合に人工の島をいくつも浮かべ、島同士を橋でつなげた都市を建設する計画。

75ヘクタール(東京ドーム16個分)ほどの広さを想定しており、1万人ほどが暮らせる都市を目指して構想されている。

詳しい情報は公式サイトからチェックすることができる。
都市ごとに自律した生活を実現?
「Oceanix City」では太陽光発電や、雨水を利用した淡水供給、農産物栽培などを島の上で生成するシステムを構築し、継続的な暮らしを実現する計画だ。

移動手段は、シェアリングエコノミーを前提にした水上タクシーや空飛ぶタクシーなどを予定している。
国連は地球温暖化による海面上昇のソリューションとして言及
「Oceanix City」が国連によって言及されたのは、地球温暖化の深刻化に伴い地球の海面が上昇し、将来的に水没する島や都市が出現する可能性があるからだ。

今のところ、まずはニューヨークのイーストリバーにプロトタイプを浮かべることを目指している。
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地球温暖化の影響で、すでに海抜の低い国では高潮による被害がではじめている。海面上昇のソリューションは、人類の叡智が生み出す、沈むことのないアトランティスなのかもしれない。
oceanix.Ltd
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アメリカのソルトレイクシティを拠点に活動するNOMATIC社が開発した、キャリーケース「The NOMATIC Roller Luggage」。外殻にMakrolons製のポリカーボネートを採用し、ハンマーでフルスイングしても壊れないタフな設計になっている。

また、より少ないスペースでより多くの荷物をまとめて整理できるように設計されており、マグネットでくっつくストラップや圧縮用バッグ、ハイテク機器用のコンパートメントが用意されている。旅行に合わせてバッグをカスタマイズできる仕組みだ。

現在、Kickstarterでクラウドファンディングを実施中。タイプは「CARRY-ON PRO」「CARRY-ON CLASSIC」「CHECK-IN BAG」の3種類。

PROとCLASSICのサイズは56cm × 36cm × 23cm。容量は29リットルと30リットル。
CHECK-INは74cm × 47cm × 14cm。容量は78リットルで、拡張させれば最大90リットルとなる。
出張にはPROを、5日以上の長期旅行にはCHECK-INが最適のようだ。
価格はCLASSICが349ドル(約38,000円)、PROが449ドル(約5万円)、CHECK-INが499ドル(約54,000円)からとなっている。送料は別途。
プロジェクトが成功すれば、2019年11月に発送される予定。
省スペースを実現できるアイテムたち
ケースの中の収納を効率化させるために、圧縮用バッグや15インチのMacbookProが収まるカバン「TECH CASE」が用意されている。
圧縮バッグはSmall(4リットル)、Medium(5.5リットル)、Large(10リットル)の3種類あり、4L→1.5L、5.5L→2.5L、10L→5Lにがっつり荷物を圧縮できる。
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キャリーケースを雑に扱われがちな海外旅行も安心できそうな「The NOMATIC Roller Luggage」。ターンテーブルから出てきたら傷だらけ、なんて悲惨な状況もなくなりそう。
NOMATIC
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ファーウェイ・ジャパンが、Androidスマートフォンの新ラインナップ「HUAWEI P30 Pro」「HUAWEI P30」「HUAWEI P30 lite」を発表。
タグラインは、「写真の常識を変える。」

P30シリーズ最上位のProは、Leicaの4000万画素の超高解像度メインカメラ、2000万画素の超広角カメラ、約800万画素の光学5倍望遠カメラ、ToFカメラ(深度測定カメラ)の、なんとクアッド構成。
メインカメラのイメージセンサーは、RGGBから世界初をうたうRYYB方式になり、光の取り込みが40%向上。さらに、ISO 409600に超パワーアップ。
bouncyでもレビューした前モデルのP20 ProがISO 102400だったことを考えると、一年経たずにこれだけ進化するとは驚きだ。真っ暗な部屋でもわずか光源があれば、しっかりと被写体を捉えられるようになった。
実際に発表会で触ることができたので、P20を超えたカメラ機能の凄さををお伝えしたい。
肉眼で捉えられない暗闇も捉える

発表会に展示されていた穴の空いた箱。真っ暗で肉眼では中がまったく見えなかったのだが、P30のカメラを向けてみると…。

動物が群れてました!
肉眼で捉えられない世界を捉えられるとは、さすがISO感度409600!
寄れすぎるマクロ撮影
「スーパーマクロ」機能もまたすごい寄り具合。最大3倍ズームが可能で、被写体から2cmあるかないかの距離でも、下のように文字のかすれ具合まで鮮明に捉えられました。

デジタルズームは50倍!!
P30 Proは、焦点距離270mmの10倍ハイブリッドズームをサポート。さらに、50倍デジタルズーム(P30は最大30倍ズーム)が可能で、約9m先にある東京タワーの模型もここまで捉えることができる。

補正してくれるようで、センターからずれても一瞬で捉え直してくれる。
望遠と広角カメラの同時撮影で1つのシーンにできるデュアルビュービデオ
望遠と広角カメラで同時に撮影できる「デュアルビュービデオ」。右の画面で全体のシーンを確認でき、左の画面は2倍から15倍までズームできる。

野球やサッカーなどで特定のプレイヤーにフォーカスしつつも、試合全体を撮影できたりと使いみちが豊富そうだ。
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P30の市場想定価格は77,800円。P30 liteは32,800円。5月24日から発売予定。両機種ともSIMフリーモデルとなっている。「HUAWEI P30 Pro」は、ドコモのみの販売で、価格は89,424円。
渦中のファーウェイだが、発表されたP30シリーズは自信に満ち溢れていた。今後もPシリーズが続いてくれることを期待したい。
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はじめまして! このたび動画ライターに初挑戦した、大学生の川名美希です!
今回、わたしは、サンフランシスコにある体験ショップ「b8ta」へ行ってきました。

b8taは、モノによってはまだ市場に出てもいない最先端の製品をタッチ&トライ&購入できる、とてもユニークなお店。
実際に行ってみると、見るもの聞くもの触るもの、全て驚くことばかりでした。
店内は広くてお洒落!
贅沢に広い空間を使って、最先端の製品が飾ってありました。
どの製品も、実際に触って試すことができます。また、隣にはタブレットが置かれていて、製品についての情報を確認できます。
個人的に良かったのは、店員さんがしつこくオススメしてこないこと。
だから緊張せず、たくさん製品を試せちゃいました! その様子の詳細は、動画をご覧ください。

ただのお店ではない? 販売よりも体験を
日本では、たとえば家電量販店に行くときは、買いたいものがある程度決まっていることが多いと思います。
b8taは買いたいものがなくても、フラリと気軽に入れる雰囲気。
外観もスタイリッシュで、ガジェットを売っているお店には見えません。
b8taでは、常時100〜150ほどの製品を、目立つように触りやすいようにディスプレイしています。
買わずに試すだけでも本当に大歓迎! 店内には、アイスクリームを食べている子ども、若者、お年寄りまで、幅広い世代の方々が製品に触れていました。

メーカーへのフィードバック
「メーカーへのフィードバック」も、b8taの大きな特徴です。
b8taでは、何人の人が製品に触れたのか、目に止めたのは何人か、店員にどんな質問をしたのかなどのデータをとり、分析をして、その情報をメーカーに提供しています。製品のフィードバックを返すことで、メーカー側は製品とマーケティングの向上ができるという流れです。開発以外にお金をかけにくいスタートアップにとって、とてもありがたい仕組みですね!
企業のコラボレーション
b8taはメーカーとのユニークなコラボレーションにも積極的です。たとえば、Dolby製品の体験ルーム。Dolby初となる一般消費者向けの製品「Dolby Dimension ヘッドフォン」を、直接そして深く体験することができます。これができるのは世界でb8taだけだそうです。
社長にインタビュー
今回、b8taの共同創立者兼社長であるフィリップ・ロウブさんにインタビューする機会をいただいけました。

フィリップ・ロウブ氏
Q.新しいビジネスのきっかけ
b8taを立ち上げたきっかけは、フィリップさんとパートナー達が、Googleの一部であるNestで働いていたときの経験からきているとのこと。
ハードウェアを扱った小さなスタートアップ企業が、製品をディスプレイし販売したり、商品化して適切なブランディングをしていくのはとても難しい。だったら、より良い販売(小売り)モデル、つまり優れたブランディングと、素晴らしい製品体験ができることに焦点をあてたサービスにはニーズがあるのではないか?
そう考えたと、フィリップさんはインタビューで教えてくれました。
Q.どんな経験が必要? 若者へのアドバイス
「大事なのは、いつでも情熱を持っていること。自分に対して、そして自分にとって重要なことに対して妥協しないということだね。
特にビジネスでは、様々なことが起こる。私や共同創設者たちは、会社や共に働いてきたブランド、投資者のために、必要で正しいと思った決断を下してきた。一般的には好まれない判断のときもあったけど、それでも自分自身に忠実になるべきだ。
b8taのスタッフは皆、自分がどうありたいか、何をしたいのかという情熱を持って、カルチャーを生み出しているんだ。」
確かにb8taのスタッフの皆さんは、製品について訪ねたときにも、丁寧にわかりやすく説明してくれます。彼ら彼女らの情熱が、お客さんに接している姿から伝わってきました。

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新しいお仕事
今回は、わたしにとって、大きな挑戦でした。映像編集は少しやったことがありましたが、動画ライターという初めて耳にしたお仕事で、ワクワクした気持ちや、不安と緊張でいっぱいでした。サンフランシスコに行って、インタビューする。どのように撮影したらいいか、なにを質問しようか、何を伝えたら届くのか……前日までたくさん脳内シミュレーションをしていました(笑)。
b8taのことを調べているときに、フィリップさんがたくさん記事に出てきたので、私がインタビューできるなんて非常に光栄でした。当日、インタビューや撮影をやっているときは、とても楽しくかったです。インタビューも撮影をしながらは大変でしたが、緊張し過ぎずにできたと思います。

インタビュアーも撮影取材もできるなんて、こんな機会は滅多にないと思います。帰ってきてから映像編集しているときに、無邪気に製品を試したり、店員さんとやりとりしている自分の姿を見て、我が事ながら楽しそうだなあと思いながら作業していました。bouncyさんのサポート、b8taの方々の親切な対応があったからこそ良い動画を撮ることができたのだと思います。
この経験は、間違いなく、わたしにとって大きなターニングポイントになりました。
自分自身の目で見て、聞いて、それを動画にして、記事を書く。全部自分でできることが「動画ライター」の魅力のひとつつだと思いました。なにかを伝えるお仕事はやはり素敵です。この経験を生かして、もっといろんなことに挑戦して成長していきたいです。
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「仕事中、集中力がすぐに切れてスマホを見てしまう」
そんな悩みを抱える人は多いのではないだろうか?

イタリアのCambrian Industries社が開発した「Calamaio」は、バランスを保ちながら回転し、見る人をリラックスさせ集中力を高めてくれるペン立てだ。
シンプルな動きを観察することで、頭をリセットすることができるかも。
現在Kickstarterでクラウドファウンディング中、31ユーロ(約3,840円)+送料15ユーロ(1,850円)で手に入れることができる。
揺れて回るそれだけ、それ故に
「Calamaio」は揺れたり、回転したりするのみ。

だがそれ故に、その動きを見ることは思考をシンプルにしてくれそうだ。
ペンだけでなくストローや、歯ブラシ、お花などを回転させることも可能なので、愉快な気分の時はちょっと変わったものを回転させるチャレンジをしてみたり。

カラーは、ストライプ模様が入ったライトブラウンと、ウッド素材の気品が溢れるダークブラウンをラインナップ。

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スマホをいじる代わりに、ペン立てを踊らせてみるのも悪くないかも?
Cambrian Industries
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カーネギーメロン大学の研究チームMichael L. Rivera氏とScott E. Hudson氏が開発した硬質プラスティック印刷と電界紡糸(エレクトロスピニング法)を組み合わせた3Dプリンター「Desktop Electrospinning」。

新しい触覚体験を目的に開発しており、羊毛に似た感覚の織物シートと従来のプラスチックのオブジェクトの両方を1つの押出機で切り替えて出力できる。
硬質プラスチックと導体と組み合わせた電界紡糸製の静電容量センサーによって、羊毛の質感を持った触ると鳴き声を出す絵本の羊や、土壌が乾いたことをセンサーが感知すると、サーボモーターを使って花びらが開くという、土壌の水分レベルを視覚的にかつ物理的なフィードバックを提供してくれる3Dプリント製の花など、多彩な双方向性の装置を製造できる。

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液体や水分の検出、圧力の変化など、電界紡糸ならではの仕組みを活用することがで、汗をかき過ぎると開くように動作するカスタム衣服、または人がどれだけ活動的(または非活動的)であるかを検出できる柔らかい靴のインソールなどを実現できるという。

Michael L. Rivera and Scott Hudson, Carnegie Mellon University
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登山すらできそうな四輪車が爆誕!
イスラエルの企業が開発した「EZRaider」は、折りたたみ式の立ち乗り四輪車。
人が歩ける道なら走行できるサイズ感と、高性能な電動モーターによってどんな荒地でも難なく走破してしまう。

公式サイトのコンタクトフォームから購入の相談ができ、お値段は9,500ドル(約106万円)~20,000ドル(約220万円)。
民間用「EZRaider」の3タイプ
「EZraider」は軍用に開発された「DSRaider」を民間向けにした機体。
グレードが3段階あり「EZRider HD」、「EZRaider HD 2」、「EZRaider HD 4」とその性能を徐々にアップさせている。
楽しく遊べる「EZRaider HD」
「EZRaider HD」は一番お手頃なお値段で必要十分なスペックを確保。

スポーツ感覚で走破する楽しさが楽しめ、体が不自由な人向けのモビリティでもある。
1回の充電で40km走行可能で、重さ90kg、高さ127cm、長さ161cmだ。
より強力に「EZRaider HD 2」
「EZRaider HD 2」は外付けのバッテリーとカートを接続でき、走行距離を増やすことが可能。

−20℃から75℃までの温度でも動作するが、「その気温の中四輪車に乗るって、一体どんな状況やねん」とツッコミをいれたくなってしまう。
1回の充電で最長80kmの走行可能で、重さ110kg、高さ130cm、長さ165cmだ。
もはやバケモノ「EZRaider HD 4
」
民間用EZRaiderシリーズ最強の「EZRaider HD 4」は、タイヤが自由自在に動く四輪駆動車。砂丘・泥沼・雪・階段すらもろともしない。

踏破できるだけでなく、走行が難しい地形でさえ停止することができる。大量の荷物をカートに乗せて牽引できるパワフルさも持ち合わせており「これが民間用・・・?」と思わずにはいられない。
1回の充電で最大80km走行可能で、重量135kg、高さ135cm、長さ170cmだ。
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階段すらもろともしない四輪駆動車なら、歩いていくのが困難な場所も平気で乗り越えていけそうだ。
DSRaider