「『生徒』だった頃の光景が薄れないうちに書かなければと思っていました。創作なのに、これは間違いなく僕の物語です。――加藤シゲアキ」
画像は、新潮社より(以下、同じ)(C)PERIMETRON
(C)PERIMETRON
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画像は、『オルタネート』(新潮社)
「オルタネートの実在する世界を、どうにか映像で表現することはできませんか。実写化ではなく、この小説世界に寄り添うような物語を。
私から新潮社の担当編集者にそう提案させてもらったところが、この企画のスタートでした。(中略)
制作をPERIMETRONにお願いしたのは、私個人が彼らの作品のファンであったこともありますが、現実と非現実の交錯する自分のプランを、必ずや期待を越えた形で作品にしてくれると確信したからです。その予想は最後まで裏切られることはありませんでした。
体育館で跳ねるバスケットボールの音。生徒が駆けていく廊下。こぼれ落ちる花びら。重なる手。そしてアプリ、オルタネート。
小説から飛び出してきた描写の数々とそこに生きる人間たちに、胸に迫る痛みと柔らかなぬくもりを同時に感じました。
自分で生み出した世界のはずなのに、これほど胸を打たれるとは思ってもいませんでした」
※画像提供:新潮社
(BOOKウォッチ編集部)
書名: オルタネート
監修・編集・著者名: 加藤シゲアキ 著
出版社名: 新潮社
出版年月日: 2020年11月19日
定価: 本体1,300円+税
判型・ページ数: 四六判変型ハードカバー・384ページ(予定)
ISBN: 9784103537311