cat_12_issue_oa-bookwatch oa-bookwatch_0_ux0kdwfj46y9_「プレジデント」が慶應と早稲田を総力特集 ux0kdwfj46y9 ux0kdwfj46y9 「プレジデント」が慶應と早稲田を総力特集 oa-bookwatch 0

「プレジデント」が慶應と早稲田を総力特集

2020年4月5日 10:01 BOOKウォッチ

 「プレジデント」2020年4月17日号が、最強の私学といわれる慶應義塾大学と早稲田大学を152ページにわたって総力特集している。

写真は「プレジデント」2020年4月17日号
 
 「はっきり言って、ウチの大学のほうが上です」というタイトルで、田中愛治・早大総長と長谷山彰・慶應塾長が対談しているほか、慶應10学部、早稲田13学部の新序列を掲載している。慶應と早稲田のダブル合格者、どちらを選ぶ? 偏差値の推移、人気企業の就職早慶戦などのほか、本当にモテるのは誰だ、など柔らかい企画も満載だ。

 さらに、「頑張って入ったのに......これが無慈悲な現実だ」という「残酷すぎる裏側」についても紹介。慶應卒で就活失敗、リストラされた現ニートの人生すごろく、中年になった「だめ連」早大卒労働否定集団の後悔など、卒業生のさまざまなその後の人生についても取材している。

 最強私学の裏のウラまで公開。卒業生でなくても興味深々の内容になっている。

(BOOKウォッチ編集部)

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cat_12_issue_oa-bookwatch oa-bookwatch_0_niy8yvqcd6za_夢と現実を行き来する医療ミステリー niy8yvqcd6za niy8yvqcd6za 夢と現実を行き来する医療ミステリー oa-bookwatch 0

夢と現実を行き来する医療ミステリー

2020年4月5日 08:15 BOOKウォッチ

 本書『ムゲンのi』(双葉社)は、「本屋大賞2020」の候補作である。上下巻合わせると700ページを超える大著である。

 著者の知念実希人(ちねん みきと)さんは、1978年生まれ。東京慈恵会医科大学後、内科医に。2011年、ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞し、『誰がための刃 レゾンデートル』(『レゾンデートル』に改題して文庫化)でデビュー。主に医療ミステリーを手がけ、『仮面病棟』は50万部のベストセラーになった。

 本書の主人公、識名愛衣も病院に勤務する医師で医療ミステリーという体裁を取っている。

眠り続ける奇病が発生

 眠り続ける病気、特発性嗜眠症候群、通称「イレス」という奇病が、東京の西部地方で同じ日に発生。愛衣の病院に入院、彼女は4人のうち3人を担当している。

 沖縄の霊能者ユタの話が出てくる。マブイ、魂を落としたり、吸い取ったり、そんな「夢幻の世界」に愛衣は入りこみ、治療を開始する。

 愛衣には、23年前に起きた家族と彼女にかかわる忌まわしい事件の記憶があるようだ。それらのトラウマと闘いながら、一人またひとりと患者を眠りから目覚めさせていく。

 「第1章 夢幻の大空」、「第2章 夢幻の法廷」、「第3章 夢幻の演奏会」、「第4章 夢幻の腐食」、「第5章 そして、夢幻の果てへ」の間に「幕間」が4つ登場する。愛衣の先輩医師、杉野華のもとに警察が訪ねて来て、40日前から昏睡状態が続いている彼女の担当患者が、東京の連続通り魔殺人事件にかかわっているかもしれないというのだ。

 この構造に本書を読み解く最大のカギが潜んでいる。魂が交流する「夢幻の世界」とは何なのか? また、睡眠中に見る夢の世界とは?

ここは現実? それとも夢

 本書を読んでいくと、どこか感じる違和感。これは現実レベルの記述なのか、夢レベルなのか、魂の世界のレベルなのか それらが判然としなくなり、ぼーとした気分の境地となる。

 本屋大賞にノミネートされ、帯に寄せられた書店員さんの推薦文は、こうある。
 

「もうなんなんだ。この作品は!? 医療系なのにファンタジーで、ミステリー」
 「これは、言うならば『体感するミステリー』! いつしか私も主人公と共に迷い苦しみながら、大切な『何か』を思い出す旅に出ていました」
 

 確かに、これは「読む」というよりも「体験する」というのにふさわしい本かもしれない。

 現実世界で起きていた連続通り魔殺人事件と眠り続ける患者の関係とは? 「なんなんだ」と感じていた違和感が最後にすべて回収される。著者の構築した世界観に感嘆した。

 鮮やかな叙述のワナにぜひはまりながら読んでいただきたい。驚くべき読書体験になることだろう。知念さんの作品は3年連続の「本屋大賞」ノミネートとなった。

(BOOKウォッチ編集部)

書名: ムゲンのi(上)
監修・編集・著者名: 知念実希人 著
出版社名: 双葉社
出版年月日: 2019年9月22日
定価: 本体1400円+税
判型・ページ数: 四六判・349ページ
ISBN: 9784575242089
備考: 上下2冊刊

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cat_12_issue_oa-bookwatch oa-bookwatch_0_ohoktklveii0_捨てる、やめる、ちょっとの家事で毎日の暮らしをラクにするコツ ohoktklveii0 ohoktklveii0 捨てる、やめる、ちょっとの家事で毎日の暮らしをラクにするコツ oa-bookwatch 0

捨てる、やめる、ちょっとの家事で毎日の暮らしをラクにするコツ

2020年4月5日 07:31 BOOKウォッチ

 家で過ごす時間が増えると、より快適に過ごしたいとは誰しも思うこと。時間に余裕のあるときは普段の家事の仕方を見直すいいチャンスかもしれない。

 扶桑社から出版されている別冊エッセ「丁寧より快適 捨ててやめてラクになる やめる家事」には、いらないものを捨てて、ちょっとの家事で毎日の生活をラクにするためのアイデアが紹介されている。

写真は、別冊エッセ「丁寧より快適 捨ててやめてラクになる やめる家事」(扶桑社)
 
 本書では、以下の5つのパートに分けて生活の知恵が紹介されている。
 

パート1「『捨てる』『やめる』で快適に暮らす」

パート2「片づけの悩みは『捨てる』で解決」

パート3「ムダな家事をやめてラクになる!」

パート4「ラクしてスッキリ!がんばらない片づけ」

パート5「カンタンにいつでも人を呼べる家になる!」
 

 パート1では、シンプルな暮らし上手な人の自宅を取材。たとえば、2人の子どもを持つブロガーのマキさんは、とにかく「ものをたくさん持つのはやめた」という。その結果、洗濯物はたたまずハンガー干しはそのまま収納したり、ゴミ箱を1カ所にしてまとめる作業をなくしたり、食器は必要最小限にして皿洗いの負担を減らしたりなど、家事のイライラを解消した。

写真は、別冊エッセ「丁寧より快適 捨ててやめてラクになる やめる家事」(扶桑社)より
 
 また、断捨離の達人として知られるやましたひでこさんに聞いた「捨てる」コツがマンガで読めるパートや、しなくていい家事を見極めて2割のがんばりで「そこそこきれい」をキープしている例、時短でできる収納法など、すぐに役立つアイデアがまとめられている。以下の3枚の写真は、別冊エッセ「丁寧より快適 捨ててやめてラクになる やめる家事」(扶桑社)より

 

 

 
 
 どんなに片付け上手になっても、家が散らかってごちゃごちゃしているときもあるだろう。そんな時の急な来客にも慌てなくて済む、短時間でできる「リセットテク」も役立ちそうだ。

写真は、別冊エッセ「丁寧より快適 捨ててやめてラクになる やめる家事」(扶桑社)より
 
 例えば、玄関ではたたきに出ている家族の靴はすべてしまう、トイレは便座に座って汚れを確認する、洗面所は水滴と鏡をタオルで拭いておく、リビングでは部屋から浮いた色の物を優先的に片付けるなどのポイントが紹介されている。

(BOOKウォッチ編集部)

書名: 別冊エッセ「丁寧より快適 捨ててやめてラクになる やめる家事」
出版社名: 扶桑社
出版年月日: 2020年3月26日
定価: 本体800円+税
判型・ページ数: AB判
ISBN: 9784594615260

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cat_12_issue_oa-bookwatch oa-bookwatch_0_uhge21egcg3w_なぜ日本で急に「水道民営化」の話が進んだのか uhge21egcg3w uhge21egcg3w なぜ日本で急に「水道民営化」の話が進んだのか oa-bookwatch 0

なぜ日本で急に「水道民営化」の話が進んだのか

2020年4月5日 06:30 BOOKウォッチ

 少し前に水道民営化が話題になった。促進する法案も成立した。しかし、問題点を指摘する報道も少なからずあった。世界的にはむしろ揺り戻しが来ているということをアピールしているのが本書『水道、再び公営化! 欧州・水の闘いから日本が学ぶこと』(集英社新書)だ。欧州事情を軸に、日本ではあまり知られていない水道民営化にまつわる市民レベルの取り組みなどが詳細に報告されている。

オランダのシンクタンク研究員

 水道民営化についてネットで検索すると、頻繁に出てくるのが本書の著者、岸本聡子さんの名前だ。1974年生まれ。2003年から、アムステルダムを本拠地とする政策シンクタンクNGO「トランスナショナル研究所」に所属している。新自由主義や市場原理主義に対抗する公共政策や水道政策のリサーチ、および世界中の市民運動と自治体をつなぐ役割もしている。共著に『安易な民営化のつけはどこに』などがある。

 この略歴からも分かるように、岸本さんは欧州を拠点にしているシンクタンク研究員。しかもNGO。日本人では珍しい存在といえる。日本でシンクタンクといえば、財閥系を筆頭に政府や大企業などの別動隊のニュアンスが強いが、岸本さんは違うようだ。

 岸本さんが属する「トランスナショナル研究所」は2015年に、世界の水道の再公営化の事例がいくつあるかを調査した。その目的の一つは、世界銀行グループの調査に対抗することだったという。世界銀行は、水道事業の民営化など、PPP(官民連携、公共サービスの運営に民間を参画させる手法)プロジェクトがどれだけ広く採用されているかのデータベースを作って情報発信する立場。したがってその逆の流れ、「再公営化」が実際には目立っていることをデータで示そうと試みた。

 その結果、15年の調査では世界の235の水道事業が再公営化、17年の調査では267、19年には311自治体に増えていることが分かった。

拠点のパリを失う

 水道事業の民営化は、世界的には1980年代から始まっている。中心となったのはフランス。2001年の段階では総人口の約72%が民間企業による上水道サービスを受けていた。ところがその割合は2016年には60%にまで下がっている。

 世界の「水メジャー」の代表といわれるヴェオリア社とスエズ社の本社はパリにある。ともに19世紀半ばの創立。フランス第二帝政の時代に上下水道網や公共給水栓、清掃用の散水システムなどの都市インフラ作りを担当し、清潔で美しい都市づくりに貢献してきた。パリ市は1985年、シラク市長の時代に両社と25年間の契約を結び、水道の民営化をしていた。

 ところが、パリの水道料金は民営化以降の25年で、265%も値上がりした。この間の物価上昇率は70.5%だった。市は見直し作業を行い、2010年、再び水道を公営化した。

 岸本さんたちの調査によると、フランスでは2000年から09年までの10年間に再公営化が33件あった。それが、10年のパリの再公営化を大きな節目として激増、19年までの10年間で76件にのぼる。

 創業の地であり、本社もあるパリでのビジネスを失った「水メジャー」。近年、とつぜん日本で水道民営化の話が浮上することになったのは「新しい市場」として狙われたのではないか、と岸本さんは指摘する。

水道問題が濁っている

 ちなみに、日本での水道民営化には不透明な話が付きまとう。本書では、公共事業の民営化を担当する内閣府の「民間資金等活用事業推進室」(別名『PPP/PFI推進室』)に水メジャーのヴェオリア日本法人の社員が出向していたことがわかり、国会でも問題になったことを指摘している。推進室での議論が、同社に筒抜けになっていたのではないかと疑問を呈す。

 改正水道法の骨格作りをしていた福田隆之官房長官補佐官が、国会での法案審議中に辞任するという不可解な出来事もあった。視察先のフランスで、ヴェオリア社やスエズ社から接待を受けていたのではないかという怪文書が出回っていたという。「水問題」を扱っているにもかかわらず、あちこちが澱んでおり、臭気が漂う。福田氏に関する問題は、BOOKウォッチで紹介した森功氏の『官邸官僚』(文藝春秋)でも指摘されていた。

 堤未果さんの『日本が売られる』(幻冬舎新書)によれば、企業に運営権を売った自治体は、地方債の一括繰り上げ返済の際に、利息を最大で全額免除されるという「特典」がある。財政難の自治体にとっては有難い。短期的に成果を上げたい首長の場合、どうしても「売却」に前のめりになるといえそうだ。

ミュニシパリズムが広がる

 本書は以下の構成。とりあえず水道事業に関する部分を紹介したが、新しい欧州の市民運動の動きを知るという意味でも興味深い内容だ。
 

 1章 水道民営化という日本の危機
 2章 水メジャーの本拠地・パリの水道再公営化
 3章 資本に対抗するための「公公連携」
 4章 新自由主義国・イギリスの大転換
 5章 再公営化の起爆剤は市民運動
 6章 水から生まれた地域政党「バルセロナ・イン・コモン」
 7章 ミュニシパリズムと「恐れぬ自治体」
 8章 日本の地殻変動
 

 
 上記のような「再民営化」の大きな力になっているのが、市民たちの運動だという。すでにそれらの動きに関連して、「ミュニシパリズム」や「フィアレス・シティ(恐れぬ自治体)」などという新しい用語もできているそうだ。

 「ミュニシパリズム」は、自治体を意味するミュニシパルに由来している。「利潤や市場のルールよりも、市民の社会的権利の実現」をめざすという運動だ。アウトソーシングされた公共サービスが、支払ったコストに見合う内容を実現しているか点検する動きなどが含まれる。

 最終章では日本の現状についてもいろいろ報告されている。岸本さんは「問題の核心は、国民の財産を投資家に売り飛ばし、人々の公共財(コモン)であるはずの『命の水』を儲けの対象として許してしまうシステムにある」と強調している。本書は、各地の自治体関係者や住民運動に取り組んでいる人にとって大いに参考になるのではないか。

(BOOKウォッチ編集部)

書名: 水道、再び公営化!
サブタイトル: 欧州・水の闘いから日本が学ぶこと
監修・編集・著者名: 岸本聡子 著
出版社名: 集英社
出版年月日: 2020年3月17日
定価: 本体820円+税
判型・ページ数: 新書判・224ページ
ISBN: 9784087211139

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cat_12_issue_oa-bookwatch oa-bookwatch_0_0ho5nbaf64n8_元NMB48・内木志 初の単独カレンダー「ちゃんと一年間飾ってください!(笑)」 0ho5nbaf64n8 0ho5nbaf64n8 元NMB48・内木志 初の単独カレンダー「ちゃんと一年間飾ってください!(笑)」 oa-bookwatch 0

元NMB48・内木志 初の単独カレンダー「ちゃんと一年間飾ってください!(笑)」

2020年4月4日 17:31 BOOKウォッチ

 2019年8月にNMB48を卒業し、最近は女優として活躍している内木志(ないき・こころ)さん。そんな内木さんの初めての単独カレンダー「内木志卓上カレンダー2020-2021」「内木志壁掛けカレンダー2020-2021」が、4月1日に発売された。

写真は、「内木志壁掛けカレンダー2020-2021」

写真は、「内木志卓上カレンダー2020-2021」

 カレンダーの撮影は、内木さんが特命大使を務める、鹿児島県奄美群島最南の与論島で行われた。カレンダーには、与論島の美しい風景とともに、内木さんのキュートな笑顔や人懐っこい素顔、思わずドキッとしてしまうような大人っぽい表情等、様々な一面が収められている。

写真は、「内木志壁掛けカレンダー2020-2021」の3月のページ

写真は、「内木志壁掛けカレンダー2020-2021」の8月のページ

 また、卓上カレンダーには毎月の暦とメッセージが内木さんの手書き(直筆印刷)で綴られている。

写真は、「内木志卓上カレンダー2020-2021」の4月のページ

写真は、「内木志卓上カレンダー2020-2021」の7月のページ

 カレンダーの発売に際し、内木さんは次のようにコメントしている。

 「『ヨロン島特命大使2020』を任命していただいた与論島で撮影をさせていただいたのですが、砂浜とかすごくきれいで、最高のロケーションでした!島民の方がすごく歓迎してくださって、本当にうれしかったです。こんなに素敵な島だとは思っていなかったので、これからはたくさんの方にこの島のすばらしさを知っていただきたいなって思いました!
 卓上型と壁掛けタイプがあるのですが、卓上型は暦を手書きで書かせていただきました。2日にわたってお家で書かせていただいたのですが、お家に物差しがなくてシールの台紙を使って頑張って線を引いたのでちょっと歪んでいるかもしれないですけど、それも味ですね!(笑)あと、季節に合わせた一言メッセージも添えさせていただいています。めっちゃ当たり前のこと言いますけど、ちゃんと一年間飾ってください!(笑)」

(BOOKウォッチ編集部)
書名: 
「内木志卓上カレンダー2020-2021」「内木志壁掛けカレンダー2020-2021」

監修・編集・著者名: 内木志 モデル/鈴木ゴータ 撮影

出版社名: ABコンサルティング

出版年月日: 2020年4月 1日

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cat_12_issue_oa-bookwatch oa-bookwatch_0_go6fgmfke3fk_「アサヒカメラ」4月号、マニュアルで写真力をアップしよう go6fgmfke3fk go6fgmfke3fk 「アサヒカメラ」4月号、マニュアルで写真力をアップしよう oa-bookwatch 0

「アサヒカメラ」4月号、マニュアルで写真力をアップしよう

2020年4月4日 12:30 BOOKウォッチ

 「アサヒカメラ」4月号(2020年)の特集は、「マニュアルで写真力をアップする!」。日頃はオートに任せっきりの人が多いだろうが、露出、ピント、色の3つの基本を押さえて、マニュアル操作をすることにより、ぐっと写真が上手くなるポイントを伝授している。

写真は「アサヒカメラ」4月号(2020年)
 
 露出について赤城耕一氏は、「フィルムカメラ時代、多くのプロはカメラ内蔵のTTL露出計を積極的に使うことはなかった。カメラ任せのAE露出で撮影することは胃が痛くなるほどの大冒険だった」と書いている。入射光式露出計を使うことやスナップ撮影では、手の甲の光線状態を使い、マニュアル露出で露出を決める技を紹介している。

 また、ピントについては、宇佐見健氏が見せたい部分にピントを合わせるテクニックにふれ、オートに任せきりでは狙った写真は撮れない、と指摘している。

 特別付録は、第45回木村伊兵衛賞を受賞した、横田大輔氏と片山真理氏の作品。先天性の四肢疾患のため9歳のときに両足を切断した片山氏のオブジェなどと組み合わせたセルフポートレートの作品が衝撃的だ。

(BOOKウォッチ編集部)

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cat_12_issue_oa-bookwatch oa-bookwatch_0_97497og1w67d_音声サービスの未来とは/『音声に未来はあるか?』 97497og1w67d 97497og1w67d 音声サービスの未来とは/『音声に未来はあるか?』 oa-bookwatch 0

音声サービスの未来とは/『音声に未来はあるか?』

2020年4月4日 11:31 BOOKウォッチ

 さまざまジャンルの専門家をゲストに迎え、社会課題や未来予測などをテーマにイノベーションのヒントを探る文化放送の番組、「浜松町Innovation Culture Cafe」(通称:浜カフェ、毎週土曜日18:00~18:57放送※2020年4月から放送時間変更)では、BOOKウォッチ編集部がおすすめする本を紹介している。

 2020年3月24日の放送では「音声サービスの未来とは」をテーマにお送りしました。番組でご紹介した本は、『音声に未来はあるか?』(河野道成 著、日経BP社)。スマートスピーカーは何が得意で何が得意ではないかという解説も含めた1冊。

写真は、『音声に未来はあるか?』(河野道成 著、日経BP社)
 
 番組内では、株式会社Voicy代表取締役CEOの緒方憲太郎さんと東芝デジタルソリューションズ株式会社コエステーション事業プロジェクトリーダーの金子祐紀さんを迎え「音声サービスの可能性」についてお話をうかがった。

 コエステーション(コエステ)とは一般ユーザーから有名人まで様々な「コエ」をデータベース化し、多種多様な合成音声(人工の声)を生成、生成した声を様々なデバイスとつなげることができるサービス。

-- コエステーションのもたらすものは?
 

金子 声は、感情に訴えかけるには非常に良いものだと思っています。コエステを使えば、一瞬で声の切り替えができるので、好きな声で好きなものを聞くということが実現できるのは大きいです。
 

-- 「声」にビジネスチャンスがあると思った理由
 

緒方 情報って、手で作って目で入れるか、口で作って耳でいれるかの2パターンしかないんですよ。これまでは前者だったのですが、今は後者の時代になっています。個性を大事にする時代なので、それを体現できるのが「声」なんです。
 

-- 音でビジネスをする難しさ
 

緒方 日本はまだ面白いコンテンツがないんですよね。
 

 

入山 音メディア文化が日本に根付いていないってことですね。
 

緒方 そうですね。でも、一番したいことって話すことで、それをITで表現できるのかということに最終的にはたどり着くと思っています。
 

-- 今後の展望について
 

金子 コエステでクロスリンガルというものを研究しています。日本語で話したものが、話した人の声で別の言語に変換されるというものです。これもあと数年で実現すると考えています。
 

 次回の放送は4月4日(土)18:00~18:57から「多様な食文化を守るには」をテーマにお送りする予定です。
 詳しい内容が気になる方は、文化放送のエアチェックを!

(BOOKウォッチ編集部)

書名: 音声に未来はあるか?
監修・編集・著者名: 河野道成 著
出版社名: 日経BP社
出版年月日: 2018年7月 2日
定価: 本体1800円+税
判型・ページ数:  四六判・286ページ
ISBN: 9784822256913

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cat_12_issue_oa-bookwatch oa-bookwatch_0_178kaiilb8ib_「ちゃお」の付録がコナン尽くし! 赤井秀一、安室透らのイケメンブロマイドカードも 178kaiilb8ib 178kaiilb8ib 「ちゃお」の付録がコナン尽くし! 赤井秀一、安室透らのイケメンブロマイドカードも oa-bookwatch 0

「ちゃお」の付録がコナン尽くし! 赤井秀一、安室透らのイケメンブロマイドカードも

2020年4月4日 11:01 BOOKウォッチ

 人気少女漫画誌「ちゃお」(小学館)の5月号には、「名探偵コナン おためし FILE」と「ちゃおホラーコミックス ホラーベストコレクション 闇」の2つのコミックス付録に加え、さらに「名探偵コナン㊙プロフカード 2020」と、コナンに登場するキャラクター4人の「サイン入り イケメンブロマイドカード」等が付録として付いてくる。

写真は、「ちゃお」5月号(小学館)(中央)と、コミックス付録(左右)

 最新映画「名探偵コナン 緋色の弾丸」が4月17日に公開予定の大人気漫画「名探偵コナン」(青山 剛昌)。今号には、いつものコナンだけではなく、「名探偵コナン 警察学校編」や「名探偵コナン ゼロの日常」等、4つのコナンが楽しめるコミックス付録が付いてくる。

 さらに、「名探偵コナン㊙プロフカード 2020」と、コナンの作中に登場するキャラクターである赤井秀一、安室透など4人の「サイン入り イケメンブロマイドカード」も付録に。コナンファンには嬉しいものばかりだ。

 また、「ちゃお」5月号(小学館)では、人気作家6人による書き下ろし漫画「ちゃおホラーコミックス ホラーベストコレクション 闇」と、「キラッとプリ☆チャン プリチケ8枚セット」も付録になっている。

写真は、「ちゃお」5月号(小学館)

 今号は、本誌とコミックス付録を合わせて862ページの大ボリューム。コナンファンでも、そうでなくても、満足すること間違いなしの一冊だ。

(BOOKウォッチ編集部)

書名: ちゃお 5月号
出版社名: 小学館
出版年月日: 2020年4月 3日
定価: 特別定価550 円(税込)

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cat_12_issue_oa-bookwatch oa-bookwatch_0_4w0w4zc6fajk_『タネの未来』考える高校生が書いた本 4w0w4zc6fajk 4w0w4zc6fajk 『タネの未来』考える高校生が書いた本 oa-bookwatch 0

『タネの未来』考える高校生が書いた本

2020年4月4日 10:01 BOOKウォッチ

 東京の中学3年生の男の子が「タネ」を売る会社をつくった。本書『タネの未来』(家の光協会)は、それから数年後、高校2年生になった彼が書いた本である。最近、年少の子供たちが起業する例が増えているが、ITとかビジネスとかに関係のない大地にどっしりと構えた話である。

写真は『タネの未来』(家の光協会)

伝統野菜のタネを販売

 著者は小林宙さん。2018年2月に高校受験を終えて国立大学附属高校に合格、父親に付き添ってもらい、税務署に個人事業主の開業届を出した。「鶴頸種苗流通プロモーション」が屋号。日本中を歩き回って仕入れてきた伝統野菜のタネの販売が事業のメインだ。なぜ、高校生がそんな仕事と思うだろう。

 本書には、小林さんのタネとの出会いから、世界の野菜のタネの現状、日本の伝統野菜を守る取り組みなどが書かれている。高校生離れした企画力、実行力に驚かされる。

 「タネは、あえて置いてなさそうな店で売る」など、マーケティングでも新鮮な発想をしている。

 小林さんのユニークなタネ屋さんの試みとともに、野菜のタネを取り巻く現状を知ることができるだろう。

(BOOKウォッチ編集部)

書名: タネの未来
サブタイトル: 僕が15歳でタネの会社を起業したわけ
監修・編集・著者名: 小林宙 著
出版社名: 家の光協会
出版年月日: 2019年9月20日
定価: 本体1600円+税
判型・ページ数: 四六判・157ページ
ISBN: 9784259547714

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cat_12_issue_oa-bookwatch oa-bookwatch_0_q69yfqyeiwnq_会社を辞める前に読んでほしい本 q69yfqyeiwnq q69yfqyeiwnq 会社を辞める前に読んでほしい本 oa-bookwatch 0

会社を辞める前に読んでほしい本

2020年4月4日 08:15 BOOKウォッチ

 『店長がバカすぎて』(角川春樹事務所)。なんともストレートなタイトルだが、「本屋大賞2020」にノミネートされ、全国の書店員さんから熱い支持を受けている。2019年7月の発行だが、2020年2月で11刷と増刷を重ねている。売れているのは、本書の舞台が書店ということも手伝って懸命にセールスしているせいかもしれない。

書店員の熱意で本は売れる

 本を買うのはお客。店員が売りたいと思った本が売れる訳でもないだろう、と思うかもしれない。しかし、そうではない。書店員はベストセラーを作ることだって出来るのだ。そのあれこれが、詳しく書かれているので、現場のこんな声が帯に紹介されている。
 

 「早見さん、もしかして隠してます? 書店員でした? リアルすぎます」
 「書店業界だけで盛り上がるんじゃなくていろんな人に読んでもらいたい」
 

店長に反発する契約社員

 物語の主人公、谷原京子は武蔵野書店吉祥寺本店に勤める契約社員。小説など文芸が担当だ。店長の山本猛の無駄に長い朝礼や自己啓発本への傾倒、書店の店長なのにあまり本を読まない態度に対して反発を覚えている。でも他の人に店長の悪口を言われると守ってあげたくなるという微妙な関係だ。

 失敗続きの毎日。憧れていた女性の先輩が急に辞めると言い出し、自分も辞めたくなった京子。
 

 「書店員としての自分の限界も感じていた。自分がいいと思って、一生懸命仕掛ける本はなかなか売れない反面、ベストセラーは置いておくだけで捌けていく」
 

 そんな日常に嫌気がさしていた。店長に飲みに誘われ、「辞めたい」と告げると、店長は思いもよらないことを言い出した。覆面のベストセラー作家、大西賢也のサイン会をやろうと言うのだ。実現しそうにない提案を聞きながら、「いまこの人を一人にできないというかつてない不思議な思い」が芽生えた京子だった。ここまでが「第一話 店長がバカすぎて」。

いつも辞表をカバンに

 このあと、「第二話 小説家がバカすぎて」、「第三話 弊社の社長がバカすぎて」、「営業がバカすぎて」、「第五話 神様がバカすぎて」、「最終話 結局、私がバカすぎて」と、京子の仕事の成功と失敗を軸に話が展開していく。どちらかと言うと失敗が多いので、「始末書」代わりに書いた「辞表」をいつもカバンの中に入れている京子だ。

本棚は書店の「顔」

 書店の本棚はどこも同じように見えて、実はかなり異なる。取次会社からの配本はあるが、書店の担当者が「売りたい」「売れるだろう」という本の注文を出す。しかし、欲しい本が手に入る訳ではない。いくら注文しても「在庫がない」と冷淡な出版社もある。本棚は彼らが作り上げた書店の「顔」でもあり「衣装」でもあるのだ。

 また、書店と出版社の関係は複雑だ。本は買取り制ではなく、返品できる商品である。時に書店に圧力をかける版元もあるようだ。雑誌の買取りを書店員に押し付けてくる話が出てくる。時給998円の契約社員の京子のボーナスは29900円。その中から雑誌への支払い28000円を差し引くと1900円しか残らない。しだいに京子は疲弊していく。

覆面作家は姿を現すか?

 そんなときに、思わぬ話が舞い込む。大西賢也の新作のゲラを読み、帯用の推薦文を京子に書いてほしい、と指名があったのだ。どうして京子に? そして、サイン会は実現するのか?

 書店員の成長の物語ということになるが、出版業界、書店業界の「あるある」が登場するので、本に関心のある人には興味深い内容だ。また、「上司がバカすぎて」と会社を辞めようと思っている人には心のビタミン剤になるかもしれない。
 

「自分の人生に真剣に向き合うことが出来る本だと思う。なんでこう、本気で辞めようと思うときにこういう本が出てくるのだろう...また辞め損なった! 早見和真氏恐るべし」(丸善岡山シンフォニービル店 山本千紘さん)
 

 著者の早見和真(はやみ かずまさ)さんは、1977年神奈川県生まれ。2008年『ひゃくはち』でデビュー。15年『イノセント・デイズ』が第68回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞。テレビドラマ化もされた。

 なんと本書の作中作品、大西賢也の最新作『店長がバカ過ぎる』は、「本屋さん大賞」にノミネートされる。そちらの結果も気になるところだ。

 「本屋大賞2020」の発表は来週4月7日。

 (BOOKウォッチ編集部)

書名: 店長がバカすぎて
監修・編集・著者名: 早見和真 著
出版社名: 角川春樹事務所
出版年月日: 2019年7月18日
定価: 本体1500円+税
判型・ページ数: 四六判・292ページ
ISBN: 9784758413398

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