フランスでは、マルシェでの買い物にネットバッグを持っていくのが定番らしい。エコなだけでなく、おしゃれで丈夫で機能的。そんなネットバッグを手作りできる手芸本が、誠文堂新光社から2020年5月13日に発売される。
画像は、『夏糸で編むネットバッグ』(誠文堂新光社)
ネットバッグとは、糸を網状に編んで作る、透け感のあるバッグのこと。魚を取る時に使う網のようにも見えることから、「フィッシュネットバッグ」とも呼ばれる。
中身が見える涼しげなデザインで、これからの季節はとくに活躍しそうだ。中の物にあわせてネット状の生地が伸び縮みするので、入れる物を選ばない。
本書では、コットンや麻の糸を使い、かぎ針編みで作るネットバッグを紹介している。
画像は、『夏糸で編むネットバッグ』(誠文堂新光社)
上の写真のような定番のネットバッグをはじめ、プラハンドルのグラニーバッグや七宝編みのミニバッグ、リバーシブル、リュック型、バケツ型、方眼編みのポシェットやミニバッグ、帆布付き、格子模様、吾妻袋、ワンハンドルバッグなど、夏のファッションを彩る実用的なアイテムが33作品揃っている。
画像は、『夏糸で編むネットバッグ』(誠文堂新光社)より
かぎ針でザクザクと編んでいくので、比較的、短時間で編めるのがネットバッグの特徴だ。編み目がネット状になっており、多少間違えても見た目にはあまりわからないので、初心者にも挑戦しやすいらしい。
なにより、こんなにカワイイのだ。編み物といえば、くさり編みとガーター編みくらいしかやったことがない(それも十何年も前に...)記者でも「編んでみようかな」という気にさせられる。
画像は、『夏糸で編むネットバッグ』(誠文堂新光社)より
慣れてくれば、段数を変えて小さく作ったり、糸の色を変えたり配色を増やしてカラフルにしたり、持ち手や底の素材を変えるなど自由にアレンジして完成のバリエーションを楽しめるという。
お出かけバッグとしてはもちろん、くるくると小さく丸められるので、かさばらず、エコバッグにもぴったりだ。散らかりがちな子どものおもちゃを入れたり、キッチンで野菜を入れたり、リビングに置いて小物を入れたり、玄関にかけてスリッパの収納にしたりと室内でもいろいろなシーンで使える。
1つ編み上げたら、また1つ。オリジナルのネットバッグは、夏のマストアイテムになりそうだ。
(BOOKウォッチ編集部)
書名: 夏糸で編むネットバッグ
監修・編集・著者名: 誠文堂新光社 編集
出版社名: 誠文堂新光社
出版年月日: 2020年5月13日
定価: 本体1,300円+税
判型・ページ数: B5変形判、96ページ
ISBN: 9784416520826
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