cat_12_issue_oa-bookwatch oa-bookwatch_0_c902721fbbb2_この冬食べておきたい3つ!ラーメン、世界のグルメ、チョコレート c902721fbbb2 c902721fbbb2 この冬食べておきたい3つ!ラーメン、世界のグルメ、チョコレート oa-bookwatch 0

この冬食べておきたい3つ!ラーメン、世界のグルメ、チョコレート

2020年1月15日 12:31 BOOKウォッチ

 スープを口に含めば「はぁ〜」と感嘆、麺をすすれば「ほぉ〜」と唸る。そんなラーメンを実食調査した特集記事が「おとなの週末」(講談社)2020年2月号に掲載されている。

写真は、「おとなの週末」(講談社)2020年2月号の表紙
 
 鶏や貝などスープが決め手の塩、ダシの旨みたっぷりの醤油、王道の札幌から関東独自の味までホッとする味噌など、しみじみ旨いと感じるラーメン店を紹介するほか、潔く麺とスープで勝負する"素ラーメン"や、コーヒー風味の変わりラーメンもピックアップされている。また、ラーメン店や中華店ではないけれど、「こんなところにも!」と驚くおいしいラーメンを紹介したコーナーもある。

写真は、「おとなの週末」(講談社)2020年2月号の中面
 
 「おとなの週末」2020年2月号では、東京で楽しめる世界のグルメも特集されている。欧州、アジア、南北アメリカ、アフリカ、オセアニアの5大陸別に個性的な料理が紹介されており、2020年各国の選手が集う東京で一足先に気分を盛り上げられる。

写真は、「おとなの週末」(講談社)2020年2月号の中面
 
 また、もうすぐバレンタインデーということで、チョコレートの特集もある。日本初出店の新店情報から、絶品スイーツまで、この冬食べたいチョコレートの情報も見逃せない。

写真は、「おとなの週末」(講談社)2020年2月号の中面

(BOOKウォッチ編集部)

書名: 「おとなの週末」2020年2月号
出版社名: 講談社
出版年月日: 2020年1月15日
定価:  700円

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cat_12_issue_oa-bookwatch oa-bookwatch_0_c489f8a0412e_デビュー25周年イヤー V6のスペシャルグラビア c489f8a0412e c489f8a0412e デビュー25周年イヤー V6のスペシャルグラビア oa-bookwatch 0

デビュー25周年イヤー V6のスペシャルグラビア

2020年1月15日 10:01 BOOKウォッチ

 2020年に入り、デビュー25周年イヤーを迎えたV6。映画や舞台などでマルチに活躍し続ける彼らが、「TVガイドPLUS VOL.37」(東京ニュース通信社)の表紙を飾っている。

写真は、「TVガイドPLUS VOL.37」(東京ニュース通信社)の表紙
 
 2019年のプレーバックからはじまるV6のインタビューでは、25年間苦楽をともに過ごしてきたからこそ分かる"V6のあるある"も飛び出した。さらに"25年前の記憶"を聞くと、口々に"風船"のキーワードが飛び出したという。

 また、新春グラビアとしてライブDVD&Blu-rayのリリースを控えるNEWSや、ドラマ「やめるときも、 すこやかなるときも」(日本テレビほか)で主演を務める藤ヶ谷太輔さんのほか、KAT-TUN・上田竜也さん、山下智久さん等が登場する。

 「TVガイド」のお正月特大号・新春特大号に掲載のグラビアから、 Hey!Say!JUMP、 Kis‐My‐Ft2、Sexy Zone、A.B.C‐Z、ジャニーズWEST、King & Prince の取材メイキングと未公開トークも公開されている。SixTONES、Snow Man、Travis Japan、HiHi Jets、美 少年、なにわ男子、Aぇ!group のメイキングでは、 ねずみとねこになったジャニーズスターたちの姿が披露されている。

 今号では、ジャニーズライブも特集されている。TVオンエア未公開シーンも含む「ジャニーズカウントダウン2019-2020」完全密着ドキュメント、舞台裏の姿からステージでのパフォーマンスまで伝える「第70回紅白歌合戦」ジャニーズ完全密着リポートのほか、 KinKi Kids、嵐、Hey!Say!JUMP、SixTONES、なにわ男子のライブも掲載している。

(BOOKウォッチ編集部)

書名: TVガイドPLUS VOL.37
出版社名: 東京ニュース通信社
出版年月日: 2020年1月14日
定価: 本体636円+税

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cat_12_issue_oa-bookwatch oa-bookwatch_0_c71f2a6bbe83_住みたい田舎ベストランキング。「プピプピ文太」ミニ写真集付き c71f2a6bbe83 c71f2a6bbe83 住みたい田舎ベストランキング。「プピプピ文太」ミニ写真集付き oa-bookwatch 0

住みたい田舎ベストランキング。「プピプピ文太」ミニ写真集付き

2020年1月15日 07:35 BOOKウォッチ

 自然豊かな田舎でのんびり暮らしたいと思っても、実際にはどこがいいのか分からないという人は、「田舎暮らしの本」(宝島社)2020年2月号の特集「2020年版 第8回 住みたい田舎ベストランキング」が参考になりそうだ。

写真は、「田舎暮らしの本」(宝島社)2020年2月号の表紙
 
 このランキング企画は、編集部が独自に作成したアンケートを全国の市町村に送り、回答を集計したもの。629の自治体がアンケートに協力した。その中から人口10万人以上の大きなまちと、10万人未満の小さなまちに分けて、それぞれ総合部門(幅広い世代向け)と、若者世代部門、子育て世代部門、シニア世代部門の4部門でおすすめの田舎を紹介している(p.25)。

 例えば、大きなまちでは、山口県宇部市が総合部門の1位になった。全国でも上位の医療環境が整っており、都市機能と田舎の風情を併せ持つ面が評価された。また、愛媛県西条市は、いろいろな仕事や生き方が選べる点から若手起業家が注目しているとして、若者世代部門が住みたい田舎として1位に選ばれている(p.37)。移住者のリポートも掲載されていて、田舎暮らしの様子も知ることができる。

写真は、「田舎暮らしの本」(宝島社)2020年2月号の別冊付録
 
 なお、「田舎暮らしの本」(宝島社)2020年2月号には、別冊付録がある。YouTubeやツイッターなどにて「プピプピ文太」の名前で活動している人気犬、文太のミニ写真集。YouTube登録者数29万7,000人という、文太のかわいい日常が見られる。

(BOOKウォッチ編集部)

書名: 「田舎暮らしの本」2020年2月号
出版社名: 宝島社
出版年月日: 2020年1月 4日
定価: 本体 745円+税

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cat_12_issue_oa-bookwatch oa-bookwatch_0_baf57914bd0d_群馬県の東武線沿線に住む人と鉄道ファンにおススメ baf57914bd0d baf57914bd0d 群馬県の東武線沿線に住む人と鉄道ファンにおススメ oa-bookwatch 0

群馬県の東武線沿線に住む人と鉄道ファンにおススメ

2020年1月15日 07:05 BOOKウォッチ

 本書『最高の任務』(講談社)は、第162回芥川賞候補となった「最高の任務」(「群像」2019年12月号)と「生き方の問題」(同2018年6月号)の中篇2つを収めている。たまたま同賞発表の日の記事公開となったが、あまり深い意図はない。

わたらせ渓谷鐵道へのミステリー旅行

 まずは、芥川賞候補作「最高の任務」から。主人公の景子は大学の卒業を前に、小学校5年の時から書き始めた日記を読み返す。亡くなった叔母のゆき江が買ってくれたものだ。

 「あんた、誰?」から始まる書き出しが小学校卒業あたりまで続く。大学入学後は叔母とあちこちに出かけるようになるが、それについて書くことはなかった。そして叔母が亡くなってから1年ほどたって、大学を休学した景子はまた日記を書き始める。それは叔母と出かけた場所を一人で訪ねたことを書くという形式を取った。

 行先は茨城県かすみがうら市の閑居山。以前叔母と行った時の会話と一人旅での感想が入り混じって綴られる。

 さらに卒業式の後、家族4人での群馬へのミステリー旅行の模様が日記の記述と混然と書かれる。浅草から東武線の特急に乗る。行先は父親しか知らない。道中、仲のいい家族の会話が楽しい。わたらせ渓谷鐵道に乗り換え、大間々駅で降りる。ここからは日本に旧石器時代があったことを明らかにした岩宿遺跡が近い。発見者、相澤忠洋の『赤土への執念』の読書感想文の引用も出てくる。叔母の蔵書だったらしい。あちらこちらに叔母の記憶が出てくるロードムービーといった趣の作品だ。

渡良瀬橋を渡りドラマが

 もう一作。「生き方の問題」は、主人公の僕が二つ年上の従姉妹の貴子へ宛てた手紙がモチーフだ。甘酸っぱい思い出があったが、長く会っていなかった二人は20代で再会する。離婚したという貴子から「足利へおいでよ。おじさんやおばさんには内緒で」という電話が来て、僕は東武線の特急に乗る。これは「最高の任務」にも登場する列車だ。著者はよほど群馬県の東武線沿線に思い入れがあるのだろうか。渡良瀬橋を渡り、足利の山中でドラマが起こる。手紙はそのことと関係があるようだ。

 日記と手紙、どちらも「書く」という行為が2つの作品で大きな意味を持つ。平板なロードムービーのようにはならず、日記や手紙を通して立体的な奥行きが生まれる。

楽しい「鉄道文学」

 なかなか達者なストーリーテラーである。特に群馬県の東武線沿線に住む人なら無条件に楽しめる作品だ。鉄道ファンにもおススメ。

 仮に「最高の任務」が芥川賞を受賞しても、評者のような評価を下すことはないだろう。しかし、多様な読み方が可能であるということは、優れた文学の条件の一つでもある。「書く」という行為をめぐり、選考会では難しい論議がされるだろうが、これは楽しい「鉄道文学」と言っても差し支えないのである。

(BOOKウォッチ編集部)

書名: 最高の任務
監修・編集・著者名: 乗代雄介 著
出版社名: 講談社
出版年月日: 2020年1月 9日
定価: 本体1550円+税
判型・ページ数: 四六判・183ページ
ISBN: 9784065186008

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cat_12_issue_oa-bookwatch oa-bookwatch_0_cdc0ea3a2703_石巻市大川小学校の犠牲を繰り返さない! cdc0ea3a2703 cdc0ea3a2703 石巻市大川小学校の犠牲を繰り返さない! oa-bookwatch 0

石巻市大川小学校の犠牲を繰り返さない!

2020年1月15日 06:30 BOOKウォッチ

 「逃げ得」や「逃げ恥」は聞いたことがあったが、「逃げ地図」は知らなかった。本書『災害から命を守る 「逃げ地図」づくり』(ぎょうせい)は、その「逃げ地図」についての分かりやすい解説書だ。自然災害に襲われたとき、どの道を使って逃げるか。そのための地図づくりのノウハウを伝授している。

日建設計ボランティア部などが動く

 「逃げ地図」は東日本大震災をきっかけに生まれた。最初に動き出したのは日建設計のボランティア部。同社は東京スカイツリーや、さいたまスーパーアリーナなど大規模な施設を設計している会社だ。被災地の知人から「瓦礫処理のボランティアはいいから、専門家しかできないことを何か考えてほしい」といわれて、たどり着いたのがこのマップづくりだ。

 本業でも大規模施設を設計するときに、常に「避難経路」のことは考えているから重なる部分があった。そこに明治大学山本俊哉研究室と千葉大学木下勇研究室が加わり、2012年5月に共同研究を開始。その後、一般社団法人「子ども安全まちづくりパートナーズ」も加わり、「逃げ地図」づくりを全国展開している。

 本書では誰でも、どの地域でもできる「逃げ地図」のつくり方、その効果、地域、学校でやる場合、さまざまなパターンの「逃げ地図」づくりのポイントなどが解説されている。コラムでは全国各地の多様な「逃げ地図」づくり実践者(教員、議員、PTAなど)の生の声も収録している。

 これまでに全国18都道府県36市町村45地区と、全国15小中高で逃げ地図づくりのワークショップが開催されているそうだ。このプロジェクトを担う日建設計ボランティア部など4団体は2018年の日本建築学会教育賞(教育貢献)を受賞している。

鎌倉市第一中学では新入生が毎年つくる

 逃げ地図づくりは簡単だ。必要なものは白地図と色鉛筆と皮ひも。避難場所などの避難目標地点からの距離を徒歩3分ごとに色鉛筆の色を分けながら明示していく。皮ひもは距離を図る物差し用。曲がった道でも対応できる。

 避難場所を変えれば、地図も変わる。例えば南海トラフ巨大地震で大津波が予測されている高知県黒潮町。高台に避難する場合と、建設が計画されていた津波避難タワーに逃げる場合の両方の地図を作製した。夜間雨天時などのケースも制作、昼間の晴天時の8割のスピードでの避難を想定している。

 海に近い鎌倉市の第一中学校では毎年、中学一年生全員が自治会などの協力を得て逃げ地図づくりをしているという。
 本書は以下の構成。
 

 第1章 逃げ地図のつくり方―基本編
 第2章 逃げ地図づくりのはじめかた―地域編
 第3章 逃げ地図づくりのはじめかた―学校編
 第4章 災害ごとで見る逃げ地図のつくりかた―事例編
 ・津波  ・土砂災害  ・洪水  ・地震火事
 第5章 逃げ地図のその先
 ・逃げ地図を活かした遊びながら学ぶ防災  ・逃げ地図のデジタル化  ・逃げ地図づくりから地区防災計画へ
 第6章 逃げ地図づくりのすゝめ
 

 周知のように東日本大震災では、石巻市立大川小学校で多数が津波の犠牲になり、2019年10月に民事訴訟で自治体側の敗訴が確定した。先例がある以上、自治体や学校側はふだんから相当の取り組みをすることが半ば義務付けられているともいえる。本書はその一助となるだろう。

(BOOKウォッチ編集部)

書名: 災害から命を守る 「逃げ地図」づくり
監修・編集・著者名: 逃げ地図づくりプロジェクトチーム 編著
出版社名: ぎょうせい
出版年月日: 2019年11月28日
定価: 本体1600円+税
判型・ページ数: A5判・189ページ
ISBN: 9784324107140

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cat_12_issue_oa-bookwatch oa-bookwatch_0_10d284fa734d_1日たった1分、話題の運動法「HIIT」知ってる? 10d284fa734d 10d284fa734d 1日たった1分、話題の運動法「HIIT」知ってる? oa-bookwatch 0

1日たった1分、話題の運動法「HIIT」知ってる?

2020年1月14日 18:31 BOOKウォッチ

 人生100年時代、いかに健康でいきいきと過ごせるか。その土台となるのは体力だ。ライフスタイルマガジン「大人のおしゃれ手帖」(宝島社)2020年2月号では「50代、今こそ『体力』をつけましょう」と題し、50代女性に向けた体力アップ術を特集している。

写真は、女優の本上まなみさんが表紙を飾る「大人のおしゃれ手帖」(宝島社)2020年2月号
 
 誌面では3つの運動法が紹介されている。まず近年、医学会で注目されているという運動法「HIIT(ヒット)」。わずか1分でも45分間、中程度の運動を続けた場合と同様の効果が期待できるそうだ。誌面では、運動を取り入れた健康医学の第一人者として知られている東海大学医学部の川田浩志教授による監修でポイントが解説されている(p.26)。

 二つ目は筋肉のアンバランスを整える「コンディショニング」。長年の生活習慣や運動による筋肉や骨格のアンバランスは、疲れや体の不調の原因となるという。監修はコンディショニングトレーナーの有吉与志恵さん(p.30)。三つ目は、ヨガスタジオを主宰する大友麻子さんが監修した「腸ヨガ」。腸を動かす呼吸とポーズでぽっこりおなかにアプローチする(p.34)。

 付録は、Harriss(ハリス)の3層バッグ。サイズは約幅33センチ、高さ24センチ、マチ14センチ。軽量でA4サイズの書類も入る。


写真は、「大人のおしゃれ手帖」(宝島社)2020年2月号の付録。バッグの中は3層で、整理しやすい(撮影:BOOKウォッチ編集部)
 
 なお、「大人のおしゃれ手帖」2020年2月号には、表紙や付録違いの増刊版もある。増刊版の付録は、Harrissの馬蹄モチーフが付いた長財布。サイズは約高さ11.5センチ、幅20センチ、マチ2センチ。色は上品なオフホワイトで、裏地には金運アップ色のブラウンが使われている。増刊版は、セブン-イレブン、セブンネットショッピング限定発売で、2月号に対し、一部掲載していない記事がある。

写真は、「大人のおしゃれ手帖」(宝島社)2020年2月号増刊版の表紙

写真は、「大人のおしゃれ手帖」(宝島社)2020年2月号増刊版の付録「馬蹄モチーフ付き 金運を呼ぶ長財布」(撮影:BOOKウォッチ編集部)

(BOOKウォッチ編集部)

書名: 「大人のおしゃれ手帖」 2020年2月号
出版社名: 宝島社
出版年月日: 2020年1月 7日
定価: 通常版本体 1,000円+税、増刊版本体1,091円+税
判型・ページ数: A4変型判

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cat_12_issue_oa-bookwatch oa-bookwatch_0_380e476e3a5e_第162回直木賞・芥川賞の候補作をおさらいしておこう。明日15日発表。 380e476e3a5e 380e476e3a5e 第162回直木賞・芥川賞の候補作をおさらいしておこう。明日15日発表。 oa-bookwatch 0

第162回直木賞・芥川賞の候補作をおさらいしておこう。明日15日発表。

2020年1月14日 11:58 BOOKウォッチ

 1月15日には、第162回直木三十五賞と第162回芥川龍之介賞の選考会が行われ、同日発表になる予定。

 選考会は午後4時より、恒例となっている会場、築地の料亭「新喜楽」で開催される。

 各賞の候補作は次のとおり。なお、BOOKウォッチでは、既刊である直木賞候補作について書評として紹介している。

第162回直木三十五賞の候補作


 LINEで書評記事が読めます。タイトルのリンクをクリックするとLINE内の書評記事が表示されます。
 
 『噓と正典』 小川哲(おがわ さとし)著 早川書房

 『熱源』 川越宗一(かわごえ そういち)著 文藝春秋

 『スワン』 呉勝浩(ご かつひろ)著 KADOKAWA

 『背中の蜘蛛』 誉田哲也(ほんだ てつや)著 双葉社

 『落日』 湊かなえ(みなと かなえ)著 角川春樹事務所

第162回直木三十五賞の候補作

第162回芥川龍之介賞の候補作


 『幼な子の聖戦』 木村友祐(きむら ゆうすけ)著 「すばる 十一月号」掲載

 『音に聞く』 髙尾長良(たかお ながら)著 「文學界九月号」掲載

 『デッドライン』 千葉雅也(ちば まさや)著 「新潮九月号」掲載

 『最高の任務』 乗代雄介(のりしろ ゆうすけ)著 「群像 十二月号」掲載

 『背高泡立草(せいたかあわだちそう)』 古川真人(ふるかわ まこと)著 「すばる 十月号」掲載

 ※芥川賞の候補作品は雑誌掲載作品から選ばれるが、現時点で単行本として入手できる作品もある。

第162回芥川龍之介賞の候補作の掲載誌

 どの作品が選出されるのか。注目の結果は明日15日に発表される予定。

 ※出展「公益財団法人 日本文学振興会」ホームページより。

 ※表示順は、各賞とも作者名の50音順。

(BOOKウォッチ編集部)

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cat_12_issue_oa-bookwatch oa-bookwatch_0_e5e2c8dd1d82_直木賞候補作/映画づくりの情熱が突き止めた真実 e5e2c8dd1d82 e5e2c8dd1d82 直木賞候補作/映画づくりの情熱が突き止めた真実 oa-bookwatch 0

直木賞候補作/映画づくりの情熱が突き止めた真実

2020年1月14日 07:05 BOOKウォッチ

 本書『落日』(角川春樹事務所)で、4度目の直木賞候補となった湊かなえさん。デビュー作『告白』は、本屋大賞を受賞し映像化もされた。読むと嫌な気分になる、その作風から「イヤミス」というジャンルの開拓者とも言われるようになった。本作はデビュー10周年を機に、新たな境地に挑んだ作品である。

一家殺人事件を映画化

 「裁判」と「映画」というキーワードを与えられ、本作を構想したという。

 新人脚本家の甲斐千尋は、新進気鋭の映画監督長谷部香から、新作の相談を受ける。なぜ実績もない自分にといぶかる千尋。引きこもりの男性が高校生の妹を自宅で刺殺後、放火して両親も死に至らしめるという「笹塚町一家殺害事件」の出身地であることが依頼の理由とわかり、一度は断る。

 しかし、法事で笹塚町に帰り、当時を知る人たちの話を聞くうちに心が変わり、香に連絡を取る。亡くなった女性には虚言癖があったという噂が気になったのだ。

 実は香も幼少期を笹塚町で過ごした時期があった。その時、アパートの隣に住んでいたのが、亡くなった女性ではなかったのかを確かめたいというのが、この映画を思い立った動機だった。

 15年前に起きた事件は、すでに死刑判決が確定している。それなのに香はなぜ映画を撮ることにこだわるのか。千尋はどう向き合うのか。二人の視点から交互に物語は進む。

 どうやら亡くなった女性、立石沙良の言動にカギがあったことが薄々わかってくる。沙良は千尋の姉と高校の同級生であったことも。

 千尋の師匠である大物脚本家の大畠凛子が香の作品の脚本を手掛けることになり、クビを覚悟で「わたしが書きます」と啖呵を切る千尋。大畠が取材のため笹塚町に来ると、千尋が気づかなかった事実が次々と明らかになる。

 それでも、この話はいったいオチがつくのか、と読者が不安に思ったあたりから、一気に急展開する。著者の語り口は実にリーダブルで、その掌の上で転がされているうちに思いも寄らないところに連れ出されている。

 いじめや家庭内虐待といった今日的テーマも浮上するが、主眼はそこではない。人の心のとらえどころのなさ、あるいは人と人はわかりあえるのか、という普遍的なテーマが下敷きになっている。

脚本家めざした湊さん

 湊さんは小説でデビューする前、ある脚本の賞を受賞したが、その分野ではやっていけないことがわかり、小説を書き始めたそうだ。そんな湊さんの思いが千尋に乗り移ったかのように千尋は、脚本づくりに燃える。

 そして香もまた映画への思いを新たにする。「落日」というタイトルには、そんな二人への希望が込められているように感じた。

 さわやかな読後感に包まれ、確かに湊さんは新境地を拓いたことを確信した。本作が明日(2020年1月15日)の直木賞選考会で、どう評価されるか注目したい。

  (BOOKウォッチ編集部)

書名: 落日
監修・編集・著者名: 湊かなえ 著
出版社名: 角川春樹事務所
出版年月日: 2019年9月 2日
定価: 本体1600円+税
判型・ページ数: 四六判・380ページ
ISBN: 9784758413428

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cat_12_issue_oa-bookwatch oa-bookwatch_0_c6e72e4796e9_就活でリクルートスーツを着るようになった訳 c6e72e4796e9 c6e72e4796e9 就活でリクルートスーツを着るようになった訳 oa-bookwatch 0

就活でリクルートスーツを着るようになった訳

2020年1月14日 06:30 BOOKウォッチ

 服装が評価されるとされる就職活動は、ほとんどが経験したはずだ。それも判で押したようなスーツで......。なぜそうしたのだろうか。

 日本のリクルートスーツ着用は、世界でもまれな慣行なのだそうだ。本書『リクルートスーツの社会史』(青土社)は、その解明に取り組んだ学術書だ。それだけでなく、われわれが持つ常識の形成過程を覗く契機にもなる。

 著者の田中里尚さんは文化学園大服装学部准教授だ。早稲田大院で修士を修了、「暮しの手帖社」などで編集に携わりながら立教大で博士号を得た。専門は比較文明学だ。田中さん自身、就活不成功経験がある。子供服メーカーで「君はおもしろくない」と言われたそうだ。

 本書はリクルートスーツの出現前夜から現在までの歴史を追う。まとめるとこうだ。
 

 ・1960年代 学生服(高度経済成長)
 ・70年代  学生服、背広(オイルショック以降の就職難)主流色は濃紺
 ・80年代  リクルートスーツ(呼称が背広から変わる 円高・半導体不況就職難)同濃紺
 ・90年代  リクルートスーツ(バブル崩壊・金融危機 就職氷河期 就活への参加資格を表す専用の日用品に 男女雇用機会均等法施行 女性のパンツスーツ出現)黒が優位に
 ・2000年代 リクルートスーツ(細身志向 流行に敏感な層と無頓着層に2極化 米同時多発テロ)黒の浸透進む
 ・10年代 リクルートスーツ(バブル期以前の服装規範の復活)黒
 

 年代に照らして自らの就活を思い浮かべることができるはずだ。「みんなよく似た服を着ていたな」と。

 では、どうしてあのような流行が出来したのだろうか。そこに、「常識」が関係してくる。「みんなが着ているから」は「常識」ではない。人によって強弱はあったものの、あのようなスーツを着なければならないという共通認識=常識があった。それはどうやって作られたか。冒頭で常識について本書が考えるきっかけになる――と書いた理由だ。

 最初の背広は濃紺。田中さんは、リクルートスーツの登場以前、学生にとって背広は大人の象徴だった、と概観する。背広には素材や型で序列があって、リクルートスーツは登場時、序列の最も下に位置付けるものだった。色も紺はサラリーマンのシンボルカラーだったそうだ。1950年代から70年代に活動した源氏鶏太のエッセイに『紺の背広』がある。源氏はサラリーマン作家と呼ばれた。

 源氏にとどまらずIVYルックで知られる石津謙介ら服飾評論家がその後、時代時代のスーツの在り方や着方を指南した。就活生は、それらを有り難がってきたであろうことが覗える。現在、そうした情報はネット空間に溢れ返っている。

 だがそうした指南・言説は流行を支えたかもしれないが、本質的に流行をつくったものではない。田中さんは「そうした言説は昨今のWEB言論における風評の事実化現象に似ている」と指摘する。「指南書の言説などが、別のおびただしい指南書の言説を基に事実として根拠らしいものにされている」のだそうだ。互いに絡み合って、互いを支え合っている。結局、デマに似た構造を持っているという訳だ。

 ちょっと逸れるが、世の中に風評が事実化した事例は多い。関東大震災直後の「在留外国人による暴動」の流言は多くの人命を奪ったし、大阪北部地震での「シマウマ脱走」、熊本地震での「ライオン脱走」は記憶に新しい。グルメランキングもそのマシな例だと言えるかもしれない。

 統計学や経済学でも、風評の事実化の周辺現象が扱われる。世論調査や証券の市場メカニズムだ。

 最近の選挙での世論調査では、サンプル本人の意向は聞かずにサンプルの周囲の動向を聞く方法が考案されている。その方が本人の意向調査よりも高的中率になったという。経済学ではケインズが美人投票にことよせて解説した債券の価格決定メカニズムが有名だ。誰が一番美人なのかは問わず、だれが1位になるかを問う。ファンダメンタルズを無視して、債権の価格動向だけを問題にする手法と同じだ。結局美人1位は当たり障りのない人が選ばれることになる。

 評者は70年代末の就活生だが、スーツ姿が官庁や企業に溢れる様には他人事のように驚かされた。なぜこのように一気に広まったのか、という思いがあった。

 リクルートスーツの流行をデマに置き換える。社会心理学ではデマの拡散には3つの要素があるとされる。「言説の内容が(受け手に)重要」、「言説の内容が曖昧」、「不安」だ。

 就活現場でこれら言説の重要性、曖昧さは明白だ。では不安はどうか。田中さんは「不況の度にリクルートスーツのモードが変わった」とだけ言及する。不況になると、就活生の不安が刺激されて、より有利なものを求める、ということだろう。より不利にならないものを求める、と言った方が適切かもしれない。

 大学進学率は1960年が約10%、70年約20%、80・90年約35%、2000年50%、10年55%と増大。2019年は58%まで上がっている。10%台だった1960年代、学生はエリート層だった。漠然とした不安や風評などに動じない層だ。求人市場が良かったせいもある。ところが70年代に倍になる。学生は大人になることへの不安を根底に持つ存在だ。それが不況や大学の大衆化とともに拡大したのではないか。「不況の度にリクルートスーツのモードが変わった」を、そんなふうに読むと牽強付会に過ぎるかもしれない。

 本書は田中さんの初の著作。共著としては『現代文化への社会学』(北樹出版)、『ファッションで社会学する』(有斐閣)、『の想像力』(寿郎社)などがある。

(BOOKウォッチ編集部 森永流)

書名: リクルートスーツの社会史
監修・編集・著者名: 田中里尚 著
出版社名: 青土社
出版年月日: 2019年10月10日
定価: 本体3600円+税
判型・ページ数: B6判・592ページ
ISBN: 9784791772063

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cat_12_issue_oa-bookwatch oa-bookwatch_0_7ef7a5299bda_色とかさ、男用のSサイズがいいんだよね!そんな女子は必見です。 7ef7a5299bda 7ef7a5299bda 色とかさ、男用のSサイズがいいんだよね!そんな女子は必見です。 oa-bookwatch 0

色とかさ、男用のSサイズがいいんだよね!そんな女子は必見です。

2020年1月13日 21:52 BOOKウォッチ

 こだわりある女性からの支持も厚い『LaLa Begin 』(世界文化社)の2020年2・3月号では、ユニセックスなアイテム選びにフォーカスしている。

写真は、『LaLa Begin 2・3月号』(世界文化社)


 『LaLa Begin 2・3月号』は、「FIT TO ME ユニセックス研究」と題して、ユニセックスなアイテムを紹介している。「時代を超えて愛されるスタンダードないいもの」というのは、まさにユニセックスにあるという。

写真は、掲載内容の一部「FIT TO ME ユニセックス研究」(写真提供:世界文化社)


写真は、コート選びのページ(写真提供:世界文化社)


 誌面では、I・Y・Oのシルエットごとの着こなしポイントも掲載している。女性のX・Aシルエットと合わせて、5パターンで解説しているのでわかりやすい。

写真は、X・A・I・Y・Oシルエット別の着こなしのページ(写真提供:世界文化社)


 さらに、革靴に注目したぺージもあり、シンプルな革靴の選び方、履き方、お手入れ方法などをとりあげているほか、「どうして革靴が必要なのか」という考察も行っている。

写真は、革靴を取り上げているページ(写真提供:世界文化社)


 春は風が強く吹く季節でもある。今日はパンツで行こうかな、という日のコーデにも参考になりそうだ。

(BOOKウォッチ編集部)
書名:  LaLa Begin  2・3月号
出版社名: 世界文化社
出版年月日: 2020年1月11日
定価: 600円(税込)

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