グローバル化の負の側面が出た
「わずか数年前まで手放しでもてはやされていた『グローバル化』の負の側面が、世界規模で露呈するようになる。そういう時代を、私たちは生きているのです」
どういう時代を生きている?
1 グローバル化と人・モノ・情報の移動 「新型コロナ」、米中摩擦、そして......、日本の観光業、拡大する貿易・パナマ運河の拡張
2 中国 アメリカと対峙する大国、怒涛のアフリカ進出、世界の工場から「世界の市場」へ
3 アジアのダイナミズム 中国以外のアジア...32億人のエネルギー、インド...優秀な人材とインフラ事情
4 EU ブレグジットでみるヨーロッパ、航空機産業にみる国際分業
5 アメリカ合衆国 「自国第一主義」に向かうアメリカ、リーマンショック...東大が異例の早さで出題!
6 SDGsと人類の未来 国連が定めた目標、化石燃料と再生可能エネルギー、フェアトレード...なぜ高価でも伸びている?
7 日本 人口減少時代...東大が問うテーマとは?、東京への一極集中と地方の格差
インバウンドが2019年出題されていた
「中国とタイからの旅行者数が増加している共通の理由として考えられることを、下記の語句をすべて用いて、3行以内で述べなさい。語句は繰り返し用いてもよいが、使用した箇所には下線を引くこと。 所得階層、政策、航空、入国管理」(2019年 第2問 設問Bの一部)
「経済発展により中高所得の所得階層が増えたことに加え、日本では誘致政策を進め、ビザ発給要件の緩和や入国管理の簡素化、誘致イベントが行われ、格安航空の就航も拡大したため。」(83字)(注) 下線は省略した
「東大地理」は"知の宝庫"
(BOOKウォッチ編集部)
書名: 最新版 東大のクールな地理
サブタイトル: "10年後の日本と世界"を知る
監修・編集・著者名: 伊藤彰芳 著
出版社名: 青春出版社
出版年月日: 2020年4月25日
定価: 本体1090円+税
判型・ページ数: 新書判・252ページ
ISBN: 9784413211635