野菜ソムリエプロで、美容やファッションにも明るいAtsushiさんによるレシピ本『#モデルが~』シリーズは累計10万部超えという人気ぶり。その最新作『#モデルがこっそり作っている魔法の楽やせレンチンスープ』(宝島社)には、材料を耐熱容器に入れて電子レンジで加熱するだけでできる、低糖質スープ66品が掲載されている。
写真は『#モデルがこっそり作っている魔法の楽やせレンチンスープ』(宝島社)
「かつおだし」「こんぶだし」「鶏だし」「コンソメ」の4つのだしをベースに、代謝を上げるのに必要なタンパク質食材、便通をよくする食物繊維が豊富な食材をたっぷりと使っている。イノシン酸やグルタミン酸、グアニル酸などのうま味成分のかけ合わせで炒めていないのにコクのある味わいになるという。
著者のAtsushiさん
料理初心者が2種のレシピに挑戦!
材料を切って、器に入れて、電子レンジでチンするだけの簡単レシピと聞いて、料理初心者の記者が挑戦した。
つくったのは、「ちくわとキムチのピリ辛スープ」(p.28)と「えびとキャベツのアンチョビスープ」(p.114)。レシピは1人分の材料になっているので、どんぶりなどの耐熱容器に入れてつくれば、そのまま食べられて洗い物が最小限で済む。
材料を切って器に入れた様子。写真左は「ちくわとキムチのピリ辛スープ」、写真右は「えびとキャベツのアンチョビスープ」(撮影:BOOKウォッチ編集部)
レシピの詳細は本書で確認してほしいが、「ちくわとキムチのピリ辛スープ」には、ちくわ、白菜キムチ、えのきたけ、ほうれん草、焼き海苔を入れる。そこに顆粒かつおだしの素、コチュジャン、みそ、酒、チューブのニンニクとしょうがを加えて、200mlの水を入れて軽く混ぜる。
「えびとキャベツのアンチョビスープ」は、えび、アンチョビ、玉ねぎ、キャベツ、赤唐辛子を入れる。顆粒コンソメスープの素、白ワイン、チューブのニンニクを加えて、200mlの水を軽く混ぜる。そして、それぞれラップをかけて500Wの電子レンジで5分加熱する。
できあがったスープがこちら。先に言ってしまうと両方とも、すごく簡単でとてもおいしくできた。「ちくわとキムチのピリ辛スープ」は、みその甘みとキムチの酸味がほどよく、だしのうまみも感じる。意外とちくわのボリュームあり、食べごたえもある。
「ちくわとキムチのピリ辛スープ」(撮影:BOOKウォッチ編集部)
「えびとキャベツのアンチョビスープ」はコンソメとえびの香りがマッチして、ニンニクがきいている。えびのプリプリ感とキャベツのシャキシャキ感で食感も楽しめる。唐辛子が入っているためか、食べ進めるとじんわり汗ばんできた。
「えびとキャベツのアンチョビスープ」(撮影:BOOKウォッチ編集部)
一人暮らしの人には手軽で助かるレシピ。休校中で家にいる子どものために、1人前ずつ「昼にチンして食べてね」と冷蔵庫に入れておく、という使い方もできるかもしれない。
(BOOKウォッチ編集部)
書名:『#モデルがこっそり作っている 魔法の楽やせレンチンスープ』
出版社名: 宝島社
出版年月日: 2020年2月28日
定価: 本体1,200円+税
ISBN: 9784299002488
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