各地のおいしい食材が詰まった駅弁。車窓を眺めながら食べるのが鉄旅の醍醐味だ。ところが、買おうと思ったら売り切れていたり、乗り換えに間に合わず買えなかったり、そもそもどの駅で買えるのか知らなかったり......。食べそびれて結局いつものコンビニ弁当で済ませてしまったという経験はないだろうか。
せっかく旅へ行くのなら、ご当地の味を楽しみたい。狙った駅弁を確実にゲットするために役立つのが、インプレスグループの天夢人から発売された「旅鉄BOOKS026『駅弁大百科』」だ。
画像は、「旅鉄BOOKS026『駅弁大百科』」(天夢人)。
コンセプトは「選べる!探せる!発見がある!」そして...
全国各地の駅弁が、写真とコメント付きで500品以上も紹介されており、リストも含めると1000品に上る。これまでの駅弁本とは一線を画し、情報量重視で、ページをめくるたびにご当地の駅弁が続々と登場する。読むだけでも楽しく、ワクワクする1冊だ。
画像は、「旅鉄BOOKS026『駅弁大百科』」(天夢人)。
さすがは「旅と鉄道」編集部。「選べる!探せる!発見がある!そして注文がしたくなる駅弁大百科」をコンセプトに、地域別、駅ごとにまとめられ、移動に合わせて駅弁を探しやすく構成されている。
「大百科」というだけあって、とにかく品数が豊富だ。誰もが一度は聞いたことのある超有名駅弁はもちろん、隠れた逸品あり、最新ニューフェイス駅弁あり、季節限定駅弁や予約限定駅弁まで、盛りだくさんだ。
「駅弁レジェンド」厳選のおすすめ駅弁も!
画像は、「旅鉄BOOKS026『駅弁大百科』」(天夢人)。
特長は、「予約」「宅配」「ホームまで届けてくれる」の3つのアイコンだ。
「予約」アイコンは、駅弁の予約取り置きができる弁当店、「宅配」アイコンは、取り寄せができる弁当店を、そして「ホームまで届けてくれる」は、予約時に乗車時間を伝えると、ホームでお弁当を受け取れるサービスがある弁当店を示している(時間やシーズンによって対応できない場合もある)。
読み物コンテンツも充実。巻頭企画は「駅弁レジェンド」による、印象に残った駅弁5選。駅弁タビリストの桜井寛さん、旅行ジャーナリスト・駅弁愛好家の小林しのぶさん、鉄旅タレントの木村裕子さんらが、おすすめ駅弁をリストアップして紹介するほか、「駅弁マーク」の謎や「駅弁ヒストリー」など、コラムも楽しめる。
旅はきまぐれ、と行き当たりばったりで駅弁との「出合い」を楽しむのもいいが、事前に「これ食べたい!」と目星をつけておくことで、計画段階から旅のワクワク感が増す。食べたい駅弁がある地域を目的地にするのもいいだろう。
「しばらく旅はおあずけ」という今なら、お取り寄せできる弁当店を探し、自宅で旅気分を味わうという方法も。まさに、「選べる!探せる!発見がある!」そして「注文ができる」、これまでにない駅弁本だ。
(BOOKウォッチ編集部)
書名: 旅鉄BOOKS026『駅弁大百科』
監修・編集・著者名: 「旅と鉄道」編集部 著
出版社名: 天夢人
出版年月日: 2020年4月13日
定価: 本体1800円+税
判型・ページ数: A5判・160ページ
ISBN: 9784635822107
外部リンク