「第12回MOE絵本屋さん大賞2019」の贈賞式にて(撮影:BOOKウォッチ編集部、以下同)
「『ころべばいいのに』は、他人の不幸を願う本。難しかったですが、子どもにも必要なテーマだと思った。(中略)『それしか ないわけ ないでしょう』は、未来の選択肢はあることを示したり、楽しい未来の具体的なことを作ったりするのも作家の仕事かなと思う。(中略)世の中に、あるけどないとされていること、身も蓋もないことでもおもしろおかしく伝えていきたい」
第1位『なまえのないねこ』文:竹下文子 絵:町田尚子(小峰書店)
第2位『ころべばいいのに』作:ヨシタケシンスケ(ブロンズ新社)
第3位『たべものやさん しりとりたいかい かいさいします』作:シゲタサヤカ(白泉社)
第4位『それしか ないわけ ないでしょう』作:ヨシタケシンスケ(白泉社)
第5位『へいわとせんそう』文:たにかわしゅんたろう 絵:Noritake(ブロンズ新社)
第6位『みずとは なんじゃ?』作:かこさとし 絵:鈴木まもる(小峰書店)
第7位『Michi』作:junaida(福音館書店)
第8位『ねえさんといもうと』文:シャーロット・ゾロトウ 絵・訳:酒井駒子(あすなろ書房)
第9位『ねこのずかん』作:大森裕子 監修:今泉忠明(白泉社)
第10位『ノラネコぐんだん おばけのやま』作:工藤ノリコ(白泉社)
『むれ』の著者ひろたあきらさん
「絵本大好き芸人で、家には300冊くらいの絵本があります。芸人としては売れていないので、命をかけて絵本を集めているんです。絵本を好きになったのは、5年くらい前に長新太(ちょう・しんた)さんの『ゴムあたまポンたろう』に出会ったことがきっかけでした。そのときの衝撃は忘れられません。絵本作家としては、そういう何回もよみたくなるような作品をつくりたいと思っています」
(BOOKウォッチ編集部)