写真は、『くびの痛み・頸椎症の長年の痛みとしびれを自力で治す本』(主婦の友社)
チェックリストで、あなたもスマホ首かどうか確認してみよう
1 上を向いたり、首を反らすと、痛みを感じる。あるいは反らすと痛みが強くなる
2 慢性的な首こりや肩こりがあり、マッサージなどをしてもなかなか治らない
3 慢性的な首こりや肩こりがあり、頭痛やめまい、胸の痛みなどを伴うことがある
4 首から左右どちらかの肩、腕、手などに痛みやしびれを感じるようになった
5 首を前後左右に動かすと、以前に比べて動かせる範囲が狭まったような気がする
6 両側の肩、腕、手、下肢、足などに痛みやしびれを感じるようになった
7 箸を持ったり、ボタンをかけるといった指先の細かい作業がうまくできなくなった
8 足がもつれた感じになり歩きにくくなった。階段が手すりなしに上れなくなった
9 足の裏に砂利を踏んでいるような違和感がある。熱さや痛みの感覚が鈍くなった
10 筋力が低下し、ご飯茶碗など軽いものが持てなくなったり、歩くのが困難になった
ストレートネックに有効な3つの脱力動作
「わっかストレッチ」
1 足を肩幅に広げて立つ。ひじを伸ばして前方で手を組む
写真は、わっかストレッチ(提供:主婦の友社)
2 ひざを軽く曲げながらひじをゆっくり曲げて、大木を抱えるイメージで輪を作り、10秒キープする。肩甲骨周辺の筋肉が伸び、血流がよくなる
写真は、わっかストレッチ(提供:主婦の友社)
「はばたきのポーズ」
1 手のひらを外に向け、腕を斜め45度に上げる。肩を支える筋肉がどこも緊張していない状態で、ゼロポジションという
写真は、はばたきのポーズ(提供:主婦の友社)
2 3秒かけてひじがわき腹につくように曲げ、また3秒かけてひじを伸ばし、最初のポーズに戻す。肩甲骨の間にしわができていれば、うまくできている。これを1セットとして5セット繰り返す
写真は、はばたきのポーズ(提供:主婦の友社)
「うなずき体操」
1 手を太ももの真ん中あたりに置き、足はかかとがお尻の真下あたりにくるように座る。 手は太ももの上に置いたまま、肩をいからせてすぼめる
写真は、うなずき体操(提供:主婦の友社)
2 肩をすぼめたまま、頭をゆっくり前に倒す
写真は、うなずき体操(提供:主婦の友社)
3 頭を前に倒したら、頭をゆっくり戻して正面を向き、今度は肩をすぼめたまま後ろに頭を倒す。これを1セットとして5回繰り返す
写真は、うなずき体操(提供:主婦の友社)
また、日常生活のコツのなかで次のポイントに気を付けると、首も肩も楽になるという。
「靴を履くとき」
【×】必ず前かがみになるのが靴を履くとき。靴を履くのは毎日のこと。これを繰り返せば首への負担が大きくなる
写真は、靴を履く際の駄目な姿勢の例(提供:主婦の友社)
【○】長めの靴ベラを使えば首に負担をかけずに履ける。靴ベラがない場合は、下を向くのではなく完全にしゃがみこむのがよい
写真は、靴を履く際の良い姿勢(提供:主婦の友社)
「本を読むとき」
【×】電車の中でもよく見かけるこの姿勢。頭の重みで首が前に垂れ下がり、背中も丸まっている
写真は、本を読む際の駄目な姿勢の例(提供:主婦の友社)
【○】本を目の高さまで持ち上げ、首を丸める角度を少しでも減らすようにする。お腹を突き出すように腰を反らせるとなおよい
写真は、本を読む際の良い姿勢(提供:主婦の友社)
「洗い物をするとき」
【×】つい流し台に対して前かがみになってしまいがち。これでは洗い物が終わったころには首、肩がこって当然
写真は、洗い物をする際の駄目な姿勢の例(提供:主婦の友社)
【○】足を前後に開いて立つだけで、姿勢がよくなり、楽に洗い物ができる。流し台にお腹やひざを当てるのもおすすめ
写真は、洗い物をする際の良い姿勢(提供:主婦の友社)
(BOOKウォッチ編集部)
書名: くびの痛み・頸椎症の長年の痛みとしびれを自力で治す本
監修・編集・著者名: 主婦の友社編
出版社名: 主婦の友社
出版年月日: 2020年2月15日
定価: 本体880円+税
判型・ページ数: A4変・84ページ
ISBN: 978-4-07- 441230-3