われわれは高級セダン10モデルを試乗し、どの車の後部座席のアメニティー機能が優れているか評価した。結果は以下の通り。
ロールス・ロイス・ファントム・エクステンデッド・ホイールベース
ロールス・ロイス「ファントム・エクステンデッド・ホイールベース(EWB)」の後部2座席は、マッサージ、冷暖房、リクライニングといった高級車では一般的な機能を提供するほか、トレーテーブルやタブレット、ドア、フットレスト、布製カーテンをボタンで操作できる。2座席の間には電動で開閉できるシャンパンクーラーもある。 価格:52万5000ドル(約5900万円) ★★★★★
ベントレー・ミュルザンヌ
「ベントレー・ミュルザンヌ」の2台の10.2インチ型タブレットではテレビがリアルタイムで視聴できるほか、近距離無線通信規格「ブルートゥース」のヘッドホン経由で電話もかけられる。マッサージ機能付きの座席をリクライニングさせたり、オプションのボトルクーラーからグラスに飲み物を注いだりする間、戦略的に配置された内蔵メモリーやマイクロSD、USB技術を利用できる。ぜいたくなラムウール製フットレストも標準装備されている。価格:30万4670ドル(約3400万円) ★★★★★
レクサスLS500
「レクサスLS500」のシームレスな前部座席の背面部のコンパートメントにはノートパソコンなどが収納可能。また、後部座席は最大48度までリクライニング可能で、まるで時速70マイル(約110キロ)で走るホテルの部屋にいるような感覚を味わえる。 価格:9万8400ドル(約1100万円) ★★★
メルセデス・マイバッハS650
「メルセデス・マイバッハ」の後部座席では、4方向に調節可能なヘッドレストが物足りなければ、モノグラムが付いたキルトの枕を取り付けることができる。このほか、伸長式ふくらはぎサポート(右側座席には電動フットレストも付いている)、ホットストーン式マッサージプログラム、電動折り畳みトレーテーブル、ヒーター付きアームレストも楽しめる。小型冷蔵庫でシャンパンを冷やすことも可能だ。価格:19万9900ドル(約2230万円) ★★★★
ポルシェ・パナメーラ・ターボ・エグゼクティブ
「ポルシェ・パナメーラ・ターボ・エグゼクティブ」の車体上部の大型サンルーフは雲を眺めるのにぴったりだ。10インチ型娯楽用ディスプレーや、「ボーズ」のサラウンドサウンドスピーカーに気を取られていなければの話だが。活性炭フィルターが花粉や空気中の汚染物質、ウイルスやバクテリアを除去する。価格:16万1900ドル(約1800万円) ★★★★
リンカーン・コンチネンタル・リザーブ
「リンカーン・コンチネンタル・リザーブ」の後部座席のアームレストは灰皿付きであるほか、重いドアもボタンを押すだけで開けることができる。リクライニングやマッサージ機能に加え、後部座席のコントローラーから助手席を調整することも可能だ。価格:6万4605ドル(約720万円) ★★★
BMW M760i xドライブ
「BMW M760i Xドライブ」の後部座席は、リクライニングと冷暖房機能に加え、「バイタリティー」プログラムと呼ばれる2つのモードを含む8つのマッサージモードを装備。WiFiも利用可能だが、折り畳み式テーブルは右側座席のみに付いている。取り外し可能な小型タブレットとリモコンで環境設定を調整することも可能。価格:15万6700ドル(約1750万円) ★★★★
ジャガーXJLスーパーチャージド
「ジャガーXJLスーパーチャージド」の後部座席のレッグルームは3.6フィート(約1.1メートル)と余裕があり、前部座席の背面部には格納可能な10.2インチ型高解像度ディスプレー、折り畳み式ビジネステーブル、フットレストが付いている。 価格:9万7200ドル(約1100万円) ★★★★
アウディA8
「アウディA8」の「エグゼクティブ・コンフォート」パッケージには、2台の折り畳み式ワークテーブルと取り外し可能なタブレットを内蔵する革張りのセントラルコンソールが含まれる。「リラクセーション・シート」はヒーターとマッサージ機能付きフットレストが付いており、靴を脱げばその快適さが最もよく味わえる。価格:8万3800ドル(約940万円) ★★★
ジェネシスG90 5.0アルティメートAWD
韓国・現代自動車の高級車ブランド「ジェネシスG90」は、後部座席でパワーウインドーや後部フロントガラスのプライバシーシェード、10.3インチ型情報娯楽用液晶ディスプレーなど、多くの機能を比較的低価格で提供している。価格:7万5350ドル(約840万円) ★★★
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