cat_16_issue_oa-blogos oa-blogos_0_01a1aeef5443_ふかわりょうをストーカーした元女芸人「自分の中に問題があったとは思っていません」 01a1aeef5443 01a1aeef5443 ふかわりょうをストーカーした元女芸人「自分の中に問題があったとは思っていません」 oa-blogos 0

ふかわりょうをストーカーした元女芸人「自分の中に問題があったとは思っていません」

2019年11月28日 10:27 BLOGOS

裁判傍聴芸人の阿曽山大噴火です。今回傍聴したのは、タレントのふかわりょうさんにストーカー行為をしたとしてストーカー規制法違反の疑いに問われた元芸人・佐分利彩被告人の裁判。

報道では、被害者のふかわりょうさんの名前が報じられていますが、裁判では実名ではなく「Aさん」と呼ばれていました。今回の傍聴記も法廷でのやり取りを再現するため、ふかわりょうさんの名前は「Aさん」と表記します。

法廷では裁判官から「手元の資料には派遣社員となっていますがご職業は?」と質問され「チラシ配りと〜、マクドナルドで働いていたんですけど〜、チラシ配りはクビになっちゃって〜。マクドナルドも行ってないから〜」と答えていました。語尾を伸ばす独特な話し方が気になり、仕事のことがあまり頭に入って来ませんでしたね。

被告人の年齢は41歳。高校卒業後、芸能活動をスタート。その後、引退したとは話していません。実家を出て一人暮らしをしています。Aさんのファンになったのは20歳の時。20年以上追いかけていました。

被告人は、数年前のイベントでAさんに急に抱きつき、スタッフに退場させられています。やってはいけないことですが、イベントで追っかけをしているタレントに思わず抱きつくというのは理解できます。しかし、Aさんがサイクリング中に抱きつくこともあったそうです。サイクリング中ですよ! 一体どういう状況だったのでしょうか。

外出先で待ち伏せ、ふかわさんの右手を掴みながら「私もパスタにする」

起訴されたのは2件です。1つ目は今年7月18日18時30分に渋谷区神宮前の路上でAさんが車で食事に来たところを待ち伏せていた件。19時頃、被告人はAさんの右手を掴んで「私もパスタにする。せっかく会えたのになんで? 私を変な人だと思っている限り離さない」と言って、108.73メートルもの間、身を寄せたそうです。

2件目は、約2週間後の8月1日20時29分〜22時21分。六本木の建物の前でAさんを見張っていたことが付きまとい行為とみなされ起訴となりました。被告人は「間違いないです」と罪を認めています。

ストーカーは1回で逮捕されることはありません。1回目は被害者が警察に連絡をして、警察から被告人に「もうAさんに近づかないでくださいよ」と警告をします。それにもかかわらずストーカー行為を続けると逮捕。つまり1件目の時点では警告の状態でした。

事件について、被害者であるAさんと被告人の母親も取り調べに応じています。Aさんは取り調べに対して「非常に怖い思いをした」と供述。7月18日のトラブルは、Aさんが自ら携帯電話で被告人を撮影。写真をマネージャーに送り、マネージャーから警察に連絡をしました。

一方、被告人の母親は以前から「一緒に(東京の)実家で同居しよう」と声をかけていましたが、被告人は聞く耳を持たなかったといいます。

被告人は「私はAさんに好かれていると思った」と語り、反省文を提出。弁護人が読み上げた反省文には「嫌われているなんて理解ができなかった」「今後Aさんには関わりません」と綴られていました。

被告人の母親が情状証人として法廷に立ちました。弁護人から「事件前、(被告人と)どれくらい連絡を取っていましたか?」と尋ねられた母親は「会うのは年に数回。メールはよく送っていました。チラシ配りをしていたことは知っていたので、天気が悪い時は心配でした」と話しています。

空き時間はほぼ毎日面会に行った母親の愛

検察官「Aさんについて娘さんから話を聴いていましたか?」
母親「イベントに参加したり、Aさんの音楽を聴いたり、著書を読んでいて熱烈なファンだと聞いていました。ただここまでのことになっていたとは知りませんでした」
検察官「事件前はどんな話をしましたか?」
母親「警告を受けた後、屋外のイベント前日に私が泊まりに行きたいと言ったら拒否されました」

母親は「精神科に通院した方がいいよ」と勧めましたが、被告人は拒否。それ以降連絡が途絶え、母親は被告人と連絡が取れなくなりました。そのため母親は直接被告人の家に足を運び、手紙を渡していました。

検察官「なぜAさんにのめり込んだと思いますか?」
母親「(被告人が)子供の時に、私が外で働いていたため、土日祝日は夫が母親代わりでした。母親としての役割が不十分だったのかもしれません。それが私の反省点です」
検察官「逮捕後、面会に行きましたか?」
母親「できる限り行きました」

事件前、母親は娘である被告人と連絡を取れない状況でした。そのため母親は自分で手紙を書き、娘の家のポストに投函していたほどです。週2〜3回、20分の面会のために拘置所までわざわざ足を運んでいました。2〜3回といっても土〜月は別件のため行けなかったことを考えると、空いた時間のほとんどを面会に費やしています。これまでは母親から一方通行のコミュニケーションでしたが面会でようやく会話ができました。面会では反省を促すような言葉をかけていたそうです。

検察官「今後どうしますか?」
母親「社会復帰をしてもすぐに仕事はないだろうから、一緒に暮らします」

事件になったことは母親として辛いかもしれませんが、被告人が逮捕されたことで親子のコミュニケーションを取れるようになったという側面もありますね。

ふかわさんは神様みたいな存在だった

被告人と弁護人のやり取りです。

弁護人「なぜストーカー行為をしたのですか?」
被告人「Aさんが私に行為を抱いてくれていると信じて、それに応えようと思っていました」
弁護人「なぜ好かれていると思いましたか?」
被告人「深夜のDJイベントで私がうたた寝していた時、隣に立ってくれたことがありました」(※Aはお笑い芸人としての活動以外にDJとしても活動していた)

弁護人「それをどう感じるかは人それぞれですね。今は好意を持っていますか?」
被告人「持っていません」
弁護人「これまでは好かれていると感じていたのに、なぜ今は思っていないのですか?」
被告人「とても辛い状況だったからです」
弁護人「辛いというのは?」
被告人「手錠をされるとか狭い部屋で過ごすとか色々辛いことがありました。すべて相手が警察に話したことがきっかけだと理解できるようになりました」

逮捕された時は、なぜ捕まったのか分かっておらず、警察が来た時に驚いたと話しています。

ここでちょっとしたハプニングが発生しました。

弁護人「あなたはふかわさ…あ!…」

うっかり被害者の名前を口にしてしまう弁護人。ヤバいという顔をしていましたけど、傍聴人も全員知った上で傍聴しています。被害者の名前が実名報道された事件における被害者特定事項の秘匿決定の間抜けさと言うか。

被告人「Aさんに嫌われていることを、私が認めたらもう死んでしまうと思っていました」
弁護人「Aさんに嫌われていることを認めることで生死を考えてしまうのはなぜですか?」
被告人「神様みたいな存在だからです」
弁護人「何が神様なんですか?」

弁護人があまりに冷静に言うので笑ってしまいました。

被告人「(私が)お笑いをしていたこともあってファンだったんです。頑張ったらいけると思って。あばたもえくぼじゃないけどAさんが何をしていてもステキに見えました。こっちも嫌われようと思って接しているわけではありません。Aさんの意見がすべてで一番大事でした」
弁護人「どうですか?今は脈ありますか?」
被告人「全然ないです!」
弁護人「なぜ脈がないと思いますか?」
被告人「冷静になって考えました。振り返ってみるとAさんはなぜあんな態度を取るんだろうと思ったこともありました。人として接してもらったことが一度もありません。バカにされていて、最初から私のことが嫌いだったのかもしれません。今考えれば『なぜあんなことをしたんだろう?』って思うし、もしかしたら悪意があったのかな」
弁護人「これまでAさんが絶対的な存在だったわけですよね。それが今はもう脈がない。ではAさんの代わりになる絶対的な存在はなんですか?」
被告人「お母さんです」

あくまで被告人の視点で語られていることなので事実かどうかは分かりません。Aさんからすると迷惑な存在だと感じながらからかっていたのかもしれません。これに対して被告人は「またまた〜!」と空気を読んでいなかったのかなと思います。

母親を含め家族から精神科に通院した方がいいと勧められた件についても話しています。

弁護人「なぜ『病院に行こう』という家族の話を聞かなかったのですか?」
被告人「Aさんに嫌われていると信じたら死んじゃうから。そちらに話を持っていく人はシャットアウト! 命を守るためです」

被告人は病院に行って現実を受け入れたら死んでしまうと考えていたようです。

弁護人「お母さんが何度も面会に来てくれてどう思いましたか?」
被告人「ストレッチの本を持ってきてくれて嬉しかったです。色々気にかけてくれました」
弁護人「今後の生活はどうしますか?」
被告人「新しいアルバイトを見つけたいです。最初はお母さんに迷惑をかけるかもしれないけど、お世話になろうと思います。今はちょっとメンタルが弱っているので。事件前もお母さんは好きだったけど、Aさんが一番だったから、このまま拘置所の中でもいいやと思って、メンタルがズドーンでした。それが今はお母さんのおかげで頑張りたいという気持ちです。最初は迷惑をかけるけど恩返しをしたい」

これで弁護人の質問は終了。検察官の質問に移ります。

被告人「自分の中に問題があったとは思っていません」

検察官「Aさんが神様みたいな存在とお話されていましたけど、相手が嫌っていても好きと思い込んだのはなぜですか?」
被告人「さきほども言いましたけど目が覚めた時、隣にいてくれたことです。あとイベントの時、みんながAさんにベタベタ触るから…」
検察官「それはいいんですよ」

検察官が途中で制してしまったので最後まで聞くことができませんでした。何かあったのだと思います。

検察官「Aさんだけではなくて、他の人に対してもこういうことをしないためにはどうしますか?」
被告人「Aさんに対しては特別な思いがありました。今後はありません」
検察官「じゃあ今、Aさんのことは?」
被告人「考えると悲しいので忘れたいです」
検察官「もし思いを忘れることができなかったらどうしますか?」

ストーカー系の事件ではよくある少し意地悪な質問です。

被告人「記憶が無くなるわけじゃないけど、好きとか神様のような存在という気持ちとはもう違います」
検察官「分からないんですよね。端的に聞きますよ。Aさんのことまだ好き?」
被告人「好きではないです」

これで問題ありませんが、Aさんが一方的に振られました。

裁判官「Aさんに限らず、一人に入れ込み過ぎて犯罪に至ったことは理解しているよね」
被告人「はい」
裁判官「今回の問題はあなたの性格も大きいのかな?」
被告人「本当にそういうのがヘタで、Aさんも私をああいう風にさせないようにしてくれたらよかったのに。検察官の書いた紙を見ると、私が変な人みたいに書いてあって」
裁判官「ちょちょ、ちょっと待って!」

ここまで反省している様子でしたが、被害者に責任転嫁するような発言のため裁判官が慌てていました。

裁判官「自分の中に問題があったとは思えないかな?」
被告人「ない! 私は1つのことに集中しやすいところはあるけれど、今回精神鑑定を受けておかしくなかったはずだし、私もおかしいと思っていません」

「ない」という発言には驚きました。このあと裁判官は少し早口でこう言いました。

裁判官「今後ね、お母さんの勧めでカウンセリングを受けるっていうのはいいんだよね。あと入れ込み過ぎるとこうなってしまうっていうのは分かるね。二度としないっていうのもいいんだよね?」
被告人「はい」

裁判官が一方的にまとめあげていました。裁判官の最初の質問のところで「入り込み過ぎたからこうなった」と認めています。

事実は不明ですが「Aさんに問題があるんだ」と被告人が話していたことが不安でした。検察官はこのあとの論告求刑で「仕事場だけではなく私的な場所にも足を運んでいる。被告人は2年前から付きまといを始めています」ということで求刑は懲役6月。

前科前歴がないため執行猶予はほぼ確定。検察官としては「もし執行猶予付きの判決が出るのであれば保護観察付きの判決を希望する」といいます。被告人は最終陳述で「お母さんから早く自立して恩返しをできるようになりたいので、そうなれるように望んでいます」と述べて閉廷しました。

そして、初公判から1週間後の11月6日に判決が言い渡されました。20席ある傍聴席は開廷の10分前からほぼ満席で1席しか空きがない状況。被告人の母親がギリギリで入廷して着席です。もし入廷できなかったら、法廷の外で誰かが出るのを待つことになります。一番傍聴すべき人が座れて安心しました。

判決は、懲役6月執行猶予3年。検察官は保護観察にすべきと言っていましたが、それは無しという判断です。証人尋問と被告人質問の内容から、母親が十分に監督してくれると裁判官も考えたのでしょう。個人的にもそう思います。神様の代わりになるかは分からないけど、保護司の代わりにはなるでしょうね。

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8歳YouTuberが台風の被災地へ1000万円寄付

2019年11月27日 14:00 Getty Images

アメリカ在住8歳のYouTuberライアンくんが、台風第19号の災害支援で1000万円の寄付が日本財団に寄せられたという。同財団の笹川陽平会長が「勿論両親と相談の上ではあるが、嬉しいニュースであった」と報告している。

ライアンくんは2015年から科学実験や寸劇、家族のチャレンジ動画など、様々な教育動画を配信する世界で最も稼ぐYouTuberでフォーブス誌でも取り上げられたことがあるといい、2018年には推定25億円を稼ぎ、累計チャンネル登録者数は3144万人いるという。

実はライアンくんの父親は日本人で、母はベトナム人。日本人の父が帰国中、台風と豪雨災害を経験しライアン君と相談の上、今回の寄付となったそうだ。

笹川氏は「最近、日本財団の迅速な災害支援や子どもの貧困対策、障害者支援、パラリンピックのサポートなどの活動に、多くの方々から寄付金を頂くようになった。心温まる浄財の活用に責任の重大さを認識しつつ日々活動を展開しているところである」と意気込みを綴っている。

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cat_16_issue_oa-blogos oa-blogos_0_06ecd3cff364_Instagram広告に注意!詐欺被害の実録 06ecd3cff364 06ecd3cff364 Instagram広告に注意!詐欺被害の実録 oa-blogos 0

Instagram広告に注意!詐欺被害の実録

2019年11月27日 13:44 BLOGOS

ストラテジストの永江 一石氏がインスタグラムの広告で詐欺被害に遭ったことを報告している。

Instagramの動画広告を見かけた永江氏は、iPhone11に対応したアクセサリーを決済システム「PayPal」を利用し59.90ドルで購入したという。しかし10日後に届いたのはひどい包装の中国製ニセモノだったという。販売業者名で検索したところ、PayPalのコミニュティには被害に遭ったというコメント多数で、メールアドレスも嘘だったことがわかった。

永江氏は「こういう詐欺広告がInstagramもFacebookにもあとを断たないのは、掲載時審査が甘いというよりやっいないからである」としSNS運営会社の広告審査基準に責任があると指摘。「みなさんも海外からの通販は、たとえ金額は安くても一手間掛けましょう」と呼びかけている。

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cat_16_issue_oa-blogos oa-blogos_0_16e970c5bd16_死を連想させる? 厚労省ポスターが炎上 16e970c5bd16 16e970c5bd16 死を連想させる? 厚労省ポスターが炎上 oa-blogos 0

死を連想させる? 厚労省ポスターが炎上

2019年11月27日 13:23 BLOGOS

人生の最終段階でどんな治療やケアを受けたいかを自ら考え、周囲とも話し合っておく取り組みの普及啓発のために厚生労働省が作った「人生会議」ポスターが炎上した。危機管理血液内科医の中村ゆきつぐ氏が問題点を考察している。

中村氏は「ポスターに起用された籔さん(お笑い芸人の小籔千豊)の表情がある意味リアルすぎたのも問題だったのでしょうが、『人生会議』という用語を決定した外部委員たちの思いが、担当変更後の新しい厚労省担当者に伝わっていなかったことが問題だったようです」と推察する。

緩和ケアの専門家によると「人生会議」いわゆるアドバンスケアプランニング( ACP)の対象者は「①健康な一般市民」「②近い将来生命を脅かす疾患を持つ人」「③死がもうそこに近づいている時期の患者さん」を対象に行われるという。

中村氏は「その対象の違いにより死への現実味は全く異なります」とし、今回のこのポスターは③を前面に出すことで①に啓蒙しようとしたつもりが、小籔さんの描写等など表現方法にやや問題があったことで今回の炎上になったと指摘した。

最後に中村氏は、「ただなんのために以前会議をしたのか。そしてそれをどうしてうまく活用できなかったのか。もう少しうまくやれたのでは。その想像力が働かない厚労省という役所に反省を求めます」とし「その上でこの失敗を前向きに捉え、いいものに進めてもらえるとありがたいです」と要望した。

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cat_16_issue_oa-blogos oa-blogos_0_fd2ab563579c_意味不明な内閣府の公文書管理に国会議員が怒り fd2ab563579c fd2ab563579c 意味不明な内閣府の公文書管理に国会議員が怒り oa-blogos 0

意味不明な内閣府の公文書管理に国会議員が怒り

2019年11月27日 13:07 共同通信社

国会における内閣府の答弁が「意味不明」だとして、参議院の森裕子議員が自身のブログで怒りをあらわにしている。

11月26日の農林水産委員会で、主に国家戦略特区についての文書管理について、内閣府に質問を行ったという森議員。「内閣府では『記憶がない、記録がない、確認出来ない』公文書も、他の省庁ではすぐに見つかった」と他省庁と比較しながら内閣府の公文書管理について批判する。

森氏によると国家戦略特区の各提案文書には6桁の管理番号がついているというが、内閣府の担当者は「それぞれの担当者が番号を独自に付していて、数字に意味はありません」と答弁したという。森氏は「何となく提案が通りそうな時には 114555 イイヨゴーゴーゴー とか?」とし、内閣府が意味不明な説明を繰り返していると非難した。

最後に森議員は、この3年間、森友学園問題などをはじめ何度も公文書管理法を安倍内閣に提示しなければならなかったことを挙げ「お・か・し・す・ぎ・る」と語気を強めた。

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cat_16_issue_oa-blogos oa-blogos_0_d6783210d98e_百貨店で「生理バッジ」導入。販売店員の声は? d6783210d98e d6783210d98e 百貨店で「生理バッジ」導入。販売店員の声は? oa-blogos 0

百貨店で「生理バッジ」導入。販売店員の声は?

2019年11月27日 11:28 工藤まおり

ほとんどの成人女性に月に一度訪れる「生理」。

女性の日常生活において当たり前のものであり、最近では企業で有給の生理休暇を導入しているケースも珍しくない。

一方で、生理は“触れてはいけないもの”という意識もある。自分が生理中であることを周りに知らせることに対して抵抗を感じる女性は多い。

そんな中、老舗百貨店の「大丸梅田店」(大阪市)で「販売員が生理日の時、胸にバッジをつける」という取り組みが始まった。

恐らく日本の百貨店初であろう、この取り組みの実情を探ろうと現場に向かった。

大丸梅田店で、女性の身体に寄り添った新ゾーンが誕生

2019年11月22日、大丸梅田店5階フロアの一部がリニューアルされ、新ゾーン「michi kake(ミチカケ)」がオープンした。

ミチカケのコンセプトは、『月のみちかけのように、あなたのリズムに寄り添う。』

「女性の性と生理を真正面からクローズアップした現場にしたい」という想いを持った、大丸梅田店の若手メンバーが考えたコンセプトだ。

誕生したこの新ゾーンでは、女性の体のリズムを「もやもや期」「キラキラ期」「ゆらゆら期」「どんより期」と4つの周期に分け、それぞれのリズムに寄り添う商品やサービスが展開されている。

例えば、身の回りを彩る雑貨・アクセサリーやコスメを用意する一方で、「体調や体型の悩み」「生理にまつわる悩み」など人には言いにくい女性特有の悩みに応えたいと、サプリや漢方、生理用品、セルフプレジャーアイテムなども販売している。

従来の”触れてはいけないもの”だったものが、オープンに百貨店にも並べられることになった。

大丸梅田店の今津貴博店長は、店舗説明会でこう話した。

「本来こういうものは、隠すべきものだと言われていたので、すべてのお客様から受け入れられるものではないと思っています。色々なお叱りも受けるかもしれません。

しかし、昨今のフェムテック(フィメールとテクノロジーを組み合わせた造語であり、月経不順や不妊などの女性に関する健康問題を解決するテクノロジー分野。)の価値観の広がり、女性の性や生理はもっとオープンになるべきではという風潮に若い方から変わってきました。

百貨店という存在が、こういった取り組みを行うことによって、女性の生き方に対する価値観の変化に影響を与えられるのではと考えています」

“生理バッジ”の取り組み

今回の生理バッジの取り組みは、10月15日から始まった、この新ブースのプロモーションの一貫だ。

「生理ちゃん」のイラストが描かれている約3センチ四方のバッジを、販売員が生理中の際に名札の下につける。もちろんあくまで任意で、つけるかつけないかは販売員次第だ。

ウェブメディア「オモコロ」で連載中の漫画『ツキイチ!生理ちゃん』と大丸梅田店のコラボ企画で、第19話にて、百貨店で生理日バッジが導入されたらどうなるかという内容で物語が描かれている。

この回の主人公は、「ミチカケ」を仕掛けた若手女性スタッフがモデルだ。

本作品内では、「女性の身体に寄り添う」をテーマに売り場を展開していく中で、スタッフ内でのコミュニケーションのひとつとして、“生理バッジ”を提案している。もちろん、強制ではなく任意だ。

「お客様に気を使わせるだけだ」「完全にセクハラだ」という現場や社会の声もありながらも、お客様から悩みを聞き出す導入となったり、スタッフ同士で「今日、早めに帰りなよ」というコミュニケーションが生まれるキッカケになっている。

漫画の締めでは、賛否両論ある中でこの企画を行ったことにより、タブー視されがちな「生理」を、男女で真正面から話し合っている。

今回の生理日バッジの取り組みは、この漫画を作ったことがキッカケだと大丸梅田店広報担当者は話す。

「『ツキイチ!生理ちゃん』と大丸梅田店とのコラボ漫画(第19話)作成の内容を考えるにあたり、会議で弊社の女性社員から『生理の影響で体調が悪く、接客の際につらいことが実はある…』という悩みを聞いたんです。その解決策として『マタニティマークのように、生理がわかるバッジがあったらどうだろう?』というアイディアが生まれました。

実際に現場でも実施してみたらどうなるのだろう?と、ある種、社会実験のような形で、漫画の描写を実際に取り入れてみることにしました」(大丸広報担当者)

会議中のふとした発言から出たアイディアが、少しずつ形になっていった。

百貨店としてはかなりチャレンジングな企画だったが、その小さなアイディアは、大丸梅田店が作り上げているミチカケの世界観とマッチした。

「元々ミチカケという新ゾーンを、女性の体のリズムにフォーカスしたのは、女性の活躍の場がますます増えたことで、これまでにない悩みを抱えているのではという想いのもとだったのです」(大丸広報担当者)

しかし、“生理バッジ”の実現に至っては、文脈的には理解できるが社内でも賛否両論があったようだ。

「社内のスタッフに気遣ってもらえる」「逆に生理が遅れている・止まっている時に心配してもらえる」という肯定的な声がある反面、「恥ずかしい」という声や、男性社員からは、「つけている子に、あえて声をかけて心配するのは変かなと戸惑った」という声もあったという。

社内だけではなく、社会からも様々な声があることは予想していたようだ。

しかしそれでも今回のコンセプトである「あなたのリズムに寄り添う」を、もっと体現化しようと、大丸梅田店は実施を決断した。

現場販売員の賛成と否定の声

実際の生理バッジは直接的な表現をしていないため、何も知らない人から見ればキャラクターが描かれたかわいいバッジでしかない。

“生理バッジ”の実施が決まり、大丸梅田店の営業担当者が現場の販売員に告知したところ、「え?」とびっくりした反応が多く返っていたというが、店員同士でも生理の話題があがったり、女性マネージャーが「生理来たの?体調大丈夫?」と体調を気遣う声をかけたりするなど、スタッフ内で会話が生まれるキッカケになったという。

大丸広報担当者は、「任意の取り組みだったので、実際にバッジをつけてくれるかどうかわからない面もあったのですが、取り組みを始めると、きちんと意味をわかってつけてくれる販売員の子が多かったです」と話す。

では、実際にミチカケ内の店頭に立つスタッフはどう思っているのだろうか。彼女たちにこの取り組みに対する意見を聞いた。

「生理は恥ずかしいことではなく大切なことなので、私はこの企画に肯定しているという意味でバッジをつけたいです」

「性のお悩みって、人に話しづらいんです。だからこそ私は、自分の状況についてまずは開示していきたいと思っています。そうすることによって、お客様も心を開示しやすくなるのではと考えています」

というような肯定的な声がある一方で、

「私は反対です。元々生理は個人的なことですので、公にするものではないと思っています」

「ミチカケのコンセプト自体は共感しているが、自分が生理中とアピールする意味はわからない」

「不審な男性客から冷やかしの声をかけられたくない」

という声も少なくなかった。

“生理バッジ”の今後

ミチカケのコンセプトは、「女性のリズムに寄り添う」だ。

女性の深い悩みについて、まずはスタッフ間で話し合えるようにするという想いには共感できる。

しかし、実際にこの取り組みが公になった瞬間、予想はしていたがSNS上では「セクハラだ」「生理中を開示する必要性がわからない」「気持ち悪い」という声が予想を上回るほど寄せられた。

予想以上の批判の声に対し、今後の生理バッジの実施に関して大丸担当者に聞くと、「今後も体調を互いにシェアできることを目的としての実施を検討しておりますが、やり方は検討していきたいと思っています」と答えた。

確かに筆者自身が生理バッジを実際につけるか?と考えたら、少し躊躇するかもしれない。

しかし、漫画で実施された「もしも」の世界観が、今回実現したことで「我々は生理をどう扱ったら良いのか?」という議論が巻き起こるキッカケになったとしたら、それはいい機会だったとも思う。

人気があるブランドを集め、誰もが安心する価値観を取り扱うだけでなく、潜在的なニーズに仮説をもってチャレンジする大丸梅田店。

大阪で産声をあげた、女性のための場所「ミチカケ」は、今後どのように変化していくのだろうか。

「本日から、どうすれば女性が抱えているお悩みや価値観を学ばせていただき、ミチカケを変化させていきたいと思っています」とプレオープン初日に話す大丸担当者の言葉から、きっと女性の声によって多様な変化を見せてくれるだろう。

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スウェーデンの専業主婦率は0.7%

2019年11月26日 16:27 rosarito_82

スウェーデンの若者政策専門家、両角達平氏が、「(スウェーデンでは)そもそも専業主婦という概念からして存在せず、仕事をしていない人は性別や子供の有無に関係なく、“失業者”という肩書きになってしまう」という記事を紹介している。

さらに「自治体には四ヶ月以内にその子のために保育園を確保する義務があるのだ。つまり待機児童は存在しない」という文章を紹介、「日本でもこうあるべしではないでしょうか。不足していれば建てるって、本当にそういうことだと思う。すべての人に社会参加の権利があるので、子育てをワンオペですることを前提にしていてはいけないのです」と主張した。

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タピオカの次にくるもの・・・・そしてナタデココの悲劇は再び訪れるのか

2019年11月26日 16:22 写真AC

ブロガーの永江一石氏が昨今のタピオカブームについて「台湾ではずいぶん昔からあったし、コンビニでもあったのに今年どうしてこんなに流行ったのか意味がわかってないのが私です」と述べながら、25年前のナタデココブームを振り返っている。

ナタデココブームについて、ナタデココが儲かるというので畑潰して椰子の木植えた▽精製するのに酸を使うらしくそれが流されてさらに荒れた▽あっという間にブームが去った▽現地は借金して投資した人たちが死屍累々▽日本の商社も倉庫に在庫の山ーーと、原料のヤシの実を生産するフィリピンで起きた状況を紹介。「日本は一過性のブームで済むけど、生産国にとっては死活問題」と指摘している。

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cat_16_issue_oa-blogos oa-blogos_0_66f11de9f078_上海から見る香港:「幸福な監視社会」と「不幸な自由社会」 66f11de9f078 66f11de9f078 上海から見る香港:「幸福な監視社会」と「不幸な自由社会」 oa-blogos 0

上海から見る香港:「幸福な監視社会」と「不幸な自由社会」

2019年11月26日 16:16 AP

11月24日に投票が行われた香港の区議会議員選挙。投票率は過去最高の71.2%、民主派が8割を超える議席を獲得して圧勝した。前東京都知事の舛添要一氏は「この勝利を北京政府は苦々しい思いで見ているだろう」と綴っている。

10月末に上海を訪ねたことを振り返り、「泥棒はいなくなるし、交通違反はなくなるし、中国人が随分と行儀良くなったのに驚いてしまった。すべては、中国全土に2億台は設置されているという監視カメラのおかげである」と指摘。「キャッシュレス決済をはじめ、スマホで多くのことが処理できる最先端国家が中国である。しかし、誰が、いつ、どこで、どういう買い物をしたかが、企業のみならず、政府にも完全に把握される監視社会となっている」と記した。

GDPで日本を抜いて世界2位になったことなどを示して、「 不幸な自由社会よりも、幸福な監視社会のほうが、商売には適しているという考えの中国人も多い。それは、中国共産党の監視と弾圧が有効だということ以上に、権力とは関わりない形で自分の幸福を守るという中国人の知恵かもしれない。その意味では、中国人にとっては、香港人や台湾人はもはや中国人ではないのかもしれない」とまとめた。

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ローマ教皇の政治的発言への違和感

2019年11月26日 16:13 AP

来日中のローマ教皇について、政治学者の岩田温氏が「ローマ教皇が広島、長崎で祈りを捧げられたそうです。私はクリスチャンではありませんから、ローマ教皇への特別な思い入れはありません。しかし、政治的発言に違和感を覚えたのも事実です」と綴っている。

岩田氏は「核兵器の廃絶に熱心なようですが、そういう主張は日本ではなく北朝鮮や中国ですべきではないかと思うのです」と主張。「日本は被爆国ではありますが、核保有国ではありません。核兵器をなくせと日本で主張するのはおかしくないですか?日本は核兵器の脅威に今も曝されているのです」と指摘した。

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