9月2日、イタリア・バレーゼでグランフォンド世界選手権が開催された。日本からの参加者は男子44名、女子6名が完走した。
紺野元汰がトップから46秒差でゴール
今回、19/34歳カテゴリーに参加した紺野元汰さんが日本人最高タイム総合及びカテゴリー別でも38位でゴールした。
昨年のフランス大会では19/34歳カテゴリーよりも、高岡亮寛さんが2位となった40歳代カテゴリーのほうが強い印象だったが、今年は地元イタリアの19/34歳カテゴリーの選手が強さをみせた。総合順位を見ていくと、51位までを19/34歳がしめているほどだ。ちなみに優勝したのはその19/34歳カテゴリーのエレットリコ・トマッソさん(イタリア)だった。
それでも紺野さんはトップから46秒差でゴールしており、日本のアマチュアのレベルを示すには十分な成績と言える。
このほか、35/39歳カテゴリーの岩島啓太さんがカテゴリー別で27位、45/49歳カテゴリーでは中鶴友樹さんが30位となっている。
▼右は19/34歳カテゴリー38位の紺野元汰さん(ニセコクラシック総合2位)「来年はコースにもよりますが確実に先頭集団でゴールできる自信はあります。今回これだけの山岳コースで最後まで先頭集団に喰らいつけたのはかなり自信に繋がりました!」とコメント。左は同カテゴリー72位の岡泰誠さん(ニセコクラシック総合1位)。
また、女子では西谷稔子さんの4時間28分が日本人のトップタイムで、40/44歳カテゴリーでは22位でゴールしている。なお、女子の総合1位は19/34歳カテゴリーのレオナルド・ジェシカ(イタリア)さんで4時間4分13秒でゴールしている。
グランフォンドのコースは130kmで獲得標高1900mという難コース。ただ、大きな怪我にこそならなかったが、ワインディングに加え、さらに細い路地を走るコースということで、落車をし、実力を出しきれなかった選手も多くいた。
来年はポーランドでの開催となるが、さらなる活躍に期待したい。