横浜DeNAが平良拳太郎投手(26)と来季の支配下契約を結ばないことが28日、球団関係者への取材で分かった。6月に右肘内側側副靱帯(じんたい)の再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けており、来シーズン前半戦の復帰は絶望的だった。今後は育成選手として再契約する方針で、復帰までサポートを続けていく。
プロ8年目の平良は、今季初登板となった3月28日の巨人戦で右肘に張りを訴えて緊急降板し、出場選手登録を外れた。再昇格した4月8日の中日戦後にも同様の症状が出たため登録を抹消され、手術に踏み切った。
横浜DeNAでは2019年にトミー・ジョン手術を受けた田中健二朗投手(32)が同年オフに育成契約選手となった例がある。リハビリに加え、動作解析で投球フォームの見直しを図るなどして今季の支配下契約に結びつけており、今回も球団が全面的に支援する。
平良は沖縄・北山高から14年にドラフト5位で巨人入りし、17年にフリーエージェント(FA)の人的補償でベイスターズに加入した。今季は2試合に先発して0勝0敗、防御率0・90。プロ通算では15勝19敗、防御率3・45。
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