横浜DeNAの三原一晃球団代表が8日、横浜市内で取材に応じ、育成を含む外国人全10選手が26日の開幕に間に合わない見通しを明らかにした。首都圏の緊急事態宣言の再延長を受け、三原代表は「21日までは入国のめどが立っていない。開幕まで間に合わないのが濃厚」と説明した。
球団によっては来日2年目以降の外国籍選手が既に合流している。横浜DeNAは昨年11月の時点で外国人選手の新たなビザ取得の方針を決めていたが、政府の入国制限で12月に発給が一時凍結された。緊急事態宣言解除後の来日時期についても、三原代表は「非常に大きなことであり、情報を集めている。いま話せることはない」と語った。
打線の軸が不在となるシーズン序盤は苦しい戦いが予想される。2018、19年の本塁打王に輝いたソトや昨季20本塁打をマークしたオースティン、さらに3年連続で50試合以上に登板した鉄腕エスコバーを欠く。各10選手は母国で練習を継続しており、個々の状態は映像でしか把握できていない。三原代表は「監督、コーチ、トレーナーと密に連携を取って、状況の確認をしている」と続けた。
また、2月の春季キャンプ終盤のスタッフミーティングで、三原代表自ら三浦監督ら首脳陣に外国人選手の来日に関して「当てにして準備するのではなく、(開幕前まで)入ってこない確率が高い。こういうスタートとなり、申し訳ない」と伝えていたことも明かした。
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