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謎めいた「黒ペヤング」意外な世界が待っていた

2020年8月30日 19:00 アスキー

 セブン-イレブンで黒いブロックのようなものが並んでいました。まるか食品「ペヤング」の新作「ブラックスパイシー やきそば シーフード味」。

 見た目が黒くてミステリアス。カップ麺とかってふつう、完成系の様子が想像できるようにパッケージにイメージビジュアルをのせているものが多いですが、ペヤングはむしろあえて情報量を減らすことで駄菓子のようなワクワク感を狙っているのでしょうか。うーん、シーフード……イカ墨かな? とにかく気になって買ってしまいました。

まるか食品「ペヤング ブラックスパイシー やきそば シーフード味」税込216円 (セブン-イレブンで購入)

 開けたらこんな感じ。

 かやく、ソース、ふりかけが入っていました。

 かやくは、あ、なるほど、シーフードですね。えび、いか、カニカマなど、日清のカップヌードルのシーフードのような具材がゴチャッと入っています。

 作り方はふつうのペヤングソースやきそばと同じ。480mlのお湯を入れて、3分間湯戻し。お湯を捨ててから、ソースを絡めてふりかけを絡める。

 ソースは色が薄め。ふだんのウスターベースのソースやきそばとは異なります(というかイカ墨じゃなかった)。

 ソースはジュレのようにところどころドロリとしていました。

 注ぎきった後にもコショウのようなのが少し残ってしまいました。ああ、注ぐ前に軽く馴染ませておけば。というわけでみなさん、本商品を買った際にソースは耳たぶのように軽く揉んでください。

 混ぜる。

 小えび、いか、カニカマなどが散りばめられて見た目に華やか。まるでやきそばのお花畑ではないですか! 実は作っている段階でカップヌードルのシーフードのようないい香りが漂っていました。自然と期待が高まります。

 ペヤングの限定ものって、容赦なく辛くしすぎたり、「ペヤング黒ゴマMAXやきそば」では黒ゴマを入れすぎたりと、「やりすぎだな」と感じるものも多々ありますが、今回はアタリかな~と。

ふりかけ(ブラックペッパー)が多い!

 仕上げはふりかけ。

 ふりかけは、いわくブラックペッパーだそう。気を抜くとクシャミしちゃいそうなピリピリした香りが漂います。

 あれ? ふりかけ、量多くないでしょうか。

 先ほどまでシーフードでお花が咲いたように見えていた大地が、瞬く間にペッパーで黒く覆われていきます。油断していましたが、やはりペヤングやりすぎのやつだ……!

 イカ墨ではなかったけど、ブラックペッパーをまぶした黒めのペヤングが仕上がりました。

ブラックペッパーたっぷりのシーフードやきそばの味は?

 いただきます。

 予想していましたが、ピリリッとしたペッパーの刺激が強烈。うっかり気管のほうで吸ったらむせそう。また、刺すような舌の刺激で即座に喉が渇きます!

 ただ、ペッパーが強くて他が負けるかというとそうではなく、シーフードの濃い旨味、塩気が合わさって、意外にも良いバランス。ペッパーの刺激がある意味爽やかで、後味はあっさりした具合にも感じられます。へえ、悪くない!

 最初こそブラックペッパーが多すぎかなとも思いましたが、全体に混ぜてしまえばそれほどでもなく、シーフードの具材や風味もちゃんと楽しめる。濃厚なソースやきそばほどわかりやすい味のまとめ方ではないですが、コショウの風味が苦手ではない大人であったらおいしくいただけそう。

 なるほど、シーフード味のやきそばにこれだけブラックペッパーをふって味がまとまるとは、新しいペヤングの世界です。

 ただ、問題はブラックペッパーが水気を吸うからか、麺がパサついて滑りがわるいところ。そこで、こんなアレンジを加えました。

オリーブオイルを加えると舌触りよくなる!

 ちぎったレタスをのせて、オリーブオイルをサッとかけて混ぜる。これが大正解でしたよ!

 麺が滑らかになって、舌触りがよくなるし、コショウのパンチもやや抑えられ、全体のまとまりがよくなります。オリーブオイルの香りでシーフードの旨みも際立って、ちょっとおしゃれなパスタサラダのように。家にオリーブオイルがあったらぜひオススメしたいアレンジです。

 ペヤングの黒いパッケージのものはいつもミステリアスな雰囲気です。先ほどあげた「ペヤング黒ゴマMAXやきそば」もそうですし、「激辛やきそばEND」や「ペヤング スカルプD」なども黒パッケージでした。光を吸収する混とんとした黒。そこにあるのは、神秘でしょうか、秩序でしょうか。はたまた混とんから生み出されるビッグバンでしょうか。

 ミステリアスな黒ペヤングだからこそ、食べた時の意外性はひとしお。手を伸ばすのに躊躇してしまうかもしれませんが、勇気をもって手に取ると新しい世界が創造されますよ。「ペヤング ブラックスパイシー やきそば シーフード味」は、ただいまコンビニで先行発売中。一般販売は9月7日からです。ペヤングを食べて、私は黒ではなく黄金色のビールを飲みたくなりました。

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cat_7_issue_oa-ascii oa-ascii_0_1v6idws6jmu7_アプリと連動して光るギミックが楽しいミドルレンジ「Xperia SP」 1v6idws6jmu7 1v6idws6jmu7 アプリと連動して光るギミックが楽しいミドルレンジ「Xperia SP」 oa-ascii 0

アプリと連動して光るギミックが楽しいミドルレンジ「Xperia SP」

2020年8月30日 19:00 アスキー

※この記事はXperiaの歴史を紐解くものです。

 今回紹介するグローバルXperiaは、2013年第2四半期に登場した「Xperia SP」。コードネームはHuaShan、モデル番号は「C53/M35c/M35h/M35t」となっています。ミッドレンジモデルとなる「Xperia L」と同時期に発売され、「Xperia Z」の話題性とともに注目されたモデルのひとつです。

 4.6型(1280×720ドット)ディスプレーを搭載し、本体サイズは約65×128.7×9.7mm、重さは137g。Xperia Lのような背面の反ったアークデザインではなく、側面に向かってなだらかにカーブして、握った手にフィットする形状を採用しています。本体は一見平凡そうに見えますが、ボディーはアルミフレームで覆われ非常に質感の高いデザインです。本体下部は、反対側が透けて見えるフローティングプリズムを彷彿させ、LEDが内側に仕込まれており、アプリによって7色に点灯します。また、手袋をした状態でも画面のタッチ操作が可能な「Glove Mode」に対応。

 サイドには、Xperiaシリーズの象徴ともいえる丸い金属の電源ボタン、音量ボタン、カメラキーを備え、アルミフレームとの融合性もあいまって高級感を演出しています。本体上部にはイヤホンジャック、左の側面にmicroUSB端子を搭載。また、背面カバーが開く仕様で、防水や防塵は非対応。カバーを外した内部に、SIMカードやmicroSDカードのスロットがあります。

 スペックはチップセットがSnapdragon S4 Pro(MSM8960T デュアルコア、1.7GHz)、メモリー1GB、ストレージ8GB。外部ストレージは最大32GBまでのmicroSDカードに対応します。バッテリー容量は2370mAhで、着脱はできません。ですが、この頃からバッテリーの消費を抑える機能として「STAMINAモード」や「低バッテリーモード」などが採用されています。また、OSはAndroid 4.1を搭載して出荷され、その後、Android 4.3へとアップデートされました。

 リアカメラは約800万画素の裏面照射積層型CMOSイメージセンサー“Exmor RS for mobile”とLEDフラッシュ、フロントカメラは約30万画素CMOSセンサーを搭載します。

 カラーバリエーションは、ブラックとホワイト、レッドの3色が用意されています。

 Xperia Zは強化ガラスにフルフラットなデザインだったのに対し、Xperia Lでは背面が反ったアークデザイン、そしてこのXperia SPではアルミフレームに加えて本体が透けてみえるうえ、様々なアプリにより光を放つという、それぞれ強い個性を持つなど、魅力的なスマートフォンが揃っていた時代でした。

cat_7_issue_oa-ascii oa-ascii_0_ixuk7e2fowfp_スマホと連携する92gのハンディプリンター「Selpic P1」を試した ixuk7e2fowfp ixuk7e2fowfp スマホと連携する92gのハンディプリンター「Selpic P1」を試した oa-ascii 0

スマホと連携する92gのハンディプリンター「Selpic P1」を試した

2020年8月30日 19:00 アスキー

 現在、クラウドファンディングサイトであるIndiegogoで、バッカーを募集中のハンディ・インクジェットプリンターを先行入手できたので、当コラムでもご紹介したい。ハンディプリンターと聞くと国内では、どちらかと言えば業務使用を目的として昨年4月に発売されたリコーのハンディプリンターが有名だ。

 今回ご紹介するハンディプリンター「Selpic P1」(以降Selpic)は、ほぼリコー製と同じ着想のハンディプリンターだが、本体重量は3分の1以下の92g、解像度は同等の600DPI、2.5時間の充電で実働3.5時間とリコーより1時間以上タフなモデルだ。そしてテキスト印字エリアのサイズは12.7×500mmとほんの少しリコー(13.5×594mm)より小さいが、パーソナルに使うにはまったく問題のないコストパフォーマンスの強力なモデルだ。

 早速、香港より届いたパッケージとその中身をご紹介しよう。「世界最小プリンター」と記されたホワイトを基調にしたパッケージを開くと、ペン型のSelpic本体とインクカートリッジ、インクヘッド部分保護のマグネット吸着型のキャップ、充電用USB Type-Cケーブル、安全ガイド、取説、保証書、アプリダウンロード用QRコード記載カード、インクヘッドクリーニング用のアルコールパッドが4枚出てくる。

 Selpicの本体は高さ約130mm、重さ92gほどのペン型ワイヤレスハンディプリンターだ。外観的には、チョット前に流行したペンスキャナー型の翻訳辞書が近いかもしれない。

 Selpicは、印刷操作時、手に持った時の手前側に電源オンオフボタンと充電用のUSB Type-Cポートが配置されている。そしてその反対側には長楕円形の印刷開始ボタンとそのすぐ下側にインクカートリッジのリリース(アンロック)ボタンがある。

 インクカートリッジ保護用の透明リテーナーを取り外し、インクカートリッジをSelpic本体にロックする位置まで押し込みしっかりと固定する。Selpic本体底面のインクヘッドの横には一つ車輪が配置されている。この一輪が、Selpicを紙などの印刷対象物の上を自由な方向に引き回すガイドの役目を担ってくれる。この一輪を上手く操って、横一文字だけの印刷ではなく曲線を描くようにも印刷できる仕組みだ。

 現在のところインクカートリッジには、ブラック、シアン、ライトシアン、レッド、イエロー、マゼンタ、ライトマゼンタ、グリーンの全部で8色が用意されている。Selpicは一般的なカラープリンターのように同時に複数のインクカートリッジをセットして、多色を印字できるプリンターではない。カラーのインクを利用できるプリンターではあるが、一時的に使えるのは8色の中の1色だけ。ユーザーは必要に応じてインクカートリッジを交換して印刷する。これはほかのハンディカラープリンターも同様だ。今回、筆者が使っているインクカートリッジはマゼンタだ。

 インクヘッド部や電子回路までも含んだカートリッジ1個の値段は、現在のIndiegogoで39 USドル。これは最終価格である59ドルの33%引きに当たるらしい。現在の為替相場だと4000円少々。これは我々が一般的なカラーインクカートリッジに持っているイメージに比べて、かなり高く感じてしまう。しかしこのカートリッジ1個で、A4サイズ用紙面積の5%を印刷する前提なら、約90枚分に相当するので意外と妥当なのかもしれない。

 さてカートリッジのセットが終われば、付属のUSB Type-Cケーブルを使ってSelpic本体の充電だ。前述した通り、約2.5時間の充電で3.5時間印刷できる高パフォーマンスだ。Selpicはほかのハンディプリンターと同様、専用アプリとそれで作った印刷データの入ったスマホ(Android、iOS)やパソコン(Windows、Mac)と連携して印刷データを受信、Selpic単体でワイヤレスプリントができる優れモノだ。

QRコードからアプリをスマホにインストール

 今回は筆者の常用スマホであるHUAWEI Mate 20 ProとGalaxy Foldの2機種をSelpicと連携して、実際に何度も印刷作業をした。アプリは添付されているカードに記載されているQRコードをスキャンしてGoogle Playから"Selpic handy printer"アプリをダウンロード、インストールするだけだ。

 アプリを起動し、メールアドレスを登録してログイン、対象プリンターにはコンパクトなSelpic P1を選択、Selpicを自宅やオフィスの2.4GHzをサポートするWi-Fiルーターに接続すれば、すぐにSelpicアプリの初期画面が表示される。Selpicは自宅やオフィスのWi-Fiネットワークに接続し、同じネットワーク上にあるスマホから送られてくるデータを印刷する仕組みだ。

 充電池駆動であるSelpicのバッテリー消費を抑える目的だとは思うが、電源オンの状態でも一定時間が経過すると、Selpicは指定されたWi-Fiルーターとの接続を自主的に切ってしまうことがあるが、その場合はSelpicアプリ上から再接続を実行すれば解決する。

印刷するデータをQRコード付きで作ってみた

 さて今回は、Selpicアプリ上で"T教授の戦略的衝動買い"というバナーを作って、Selpicに転送して印刷してみようと思う。どうせ作るなら、テキストだけではなく、イラストやコラムのリンク先であるQRコードも付けてみようと考えた。

 まずは今から作るファイル名を決めて、テーマのイラストをスマホの中の画像ファイルから読み込んでみた。画像はオリジナルはカラー画像であるが、Selpicアプリがそれなりに2値のモノクロイメージに変換してくれる。そのあとはSelpicアプリのツールを使って縮小・拡大、グラデーションの変更や白黒反転、回転、コピー、左右反転などを組み合わせてお気に入りの画像を作って行くだけ。

 イラストがお気に入りのトーンに落ち着けば、続いて本題であるテキストの入力と各種文字指定だ。まずは"T教授の戦略的衝動買い"とプレーンな文字列だけを入力する。そして文字グループを、先ほどと同じツールを使用して拡大し、最適な位置に配置する。もちろんフォントの選択変更も可能だ。移動や配置調整は指先で目的の画像や文字グループをタップしてドラッグすることでできるので操作は簡単だ。

 文字グループのフォントやサイズ、配置が決まれば、最後のQRコードの基データの入力と配置だ。QRコード入力もメニューからQRコード入力を選択して、目的のURLをコピペするだけで自動的にQRコードを生成してくれるので超簡単だ。

 イラスト、文字列、QRコードの3つが決まれば、制作の作業は完了だ。続いてアプリ上での最後の作業であるSelpicにデータを転送することだ。7個並んだメニューアイコンの右端のプリンターアイコンをタップすれば、即転送が開始され、無事転送が終わればSelpic単体で今作ったばかりのバナーがワイヤレスハンディプリンターとして印刷できる。

思いついたデザインや文字でいつでも印刷できる

 冒頭で説明した印刷開始ボタンを押して、Selpicの電源オンオフボタンの中央にあるLEDインディケーターがグリーンの速い点滅を始めたら、印刷準備終了だ。印刷対象物の上を車輪を軸にして線を引くように引けば印刷される。インディケーターの点滅開始から点滅終了までの間に印刷作業を始めることが必要だが、実際に何度かやってみたところ、印刷開始点に1〜2cmの誤差がでてしまった。これはまだ筆者が慣れていないからかもしれない。

金属とプラスティック、ビニール系はやや不得意

 Selpicの最大の楽しみは、スマホで撮影、蓄積した写真や手書きのイラスト、ネット上やアプリ側で用意されたクリップアートなど、思いついた文字列を自由なサイズとフォントで作り上げたテキストと組み合わせることが、超簡単に何度でもできることだ。そしてQRコードや、バーコードを組み合わせたデータをまとめてSelpicにWi-Fi転送してSelpic単体でいつでもどこでも印刷できる無限の楽しみを提供してくれることだ。

 最後に、印刷対象の素材に関して、スペックでは、テキスタイル、革、木材、金属、プラスチック、紙、さらには曲面やでこぼこの表面でも完璧に印刷できるとのことだが、筆者が実際にやってみたところ、紙はほとんどの種類で問題なくできた。テキスタイルも表面がツルツルしていないものなら大丈夫。これは革、木材も同様だった。

 しかし、残念ながら筆者の試した限り、金属とプラスティック、ビニール系は見た目は印刷できたように感じるが、インクの乾き、定着が遅く、中には数時間経過しても擦ると消えてしまうモノもあったので表面処理を選ぶ可能性が高い。できる限り、マットでシボのあるモノや小さな穴が多数ある表面なら印刷できるのかもしれないが、筆者は今回トライできていない。

 メタリックシルバーのラップトップパソコンも持ってはいるが、ウェブサイトのデモのように、天板でSelpicの印刷能力を試す度胸はなかった。極めてズルいようだが、この実地テストは今後、Selpicを購入される読者の皆様に期待したいところだ。

 極めてリーズナブルな価格と携帯性抜群なSelpicは、バッカー募集の締め切りまであと10日たらずだ。今なら、クラウドファンディングサイトのIndiegogoで、一般販売時に199ドルのSelpicが半額の99ドルから入手可能だ。安価なハンディプリンターを物色中のユーザーにとっては朗報だろう。

※本記事は、プロジェクトオーナーのプロジェクトが必ず成功することや、プロジェクトの品質、リターン内容を保証するものではありません。プロジェクト進行中に関するトラブル、返金要求、リターン返品要求はプロジェクトオーナーの責任のもと行なわれます。プロジェクト不成立時には製品が届かなかったり、返金が受けられないなどのリスクがあります。出資は自己責任でお願いします。

今回の衝動買い

アイテム:Selpic ハンディインクジェットプリンター
・購入:Indiegogo
・価格:99 USドル〜

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cat_7_issue_oa-ascii oa-ascii_0_wnz53ocsose8_Sペンの書き心地が大幅アップしてビジネス用途にも向くGalaxy Note20 Ultraレビュー wnz53ocsose8 wnz53ocsose8 Sペンの書き心地が大幅アップしてビジネス用途にも向くGalaxy Note20 Ultraレビュー oa-ascii 0

Sペンの書き心地が大幅アップしてビジネス用途にも向くGalaxy Note20 Ultraレビュー

2020年8月30日 19:00 アスキー

 サムスン電子の秋冬フラッグシップモデルとなる「Galaxy Note20 Ultra」が海外で発売になった。8月5日に発表された新製品で、姉妹機としてフラットディスプレーの「Galaxy Note20」も存在する。Galaxy Note20 Ultraは1億800万画素カメラを搭載し、ディスプレーは6.9型とより大きくなり、付属のスタイラスペン「Sペン」は書き味が高まった。そんなGalaxy Note20 Ultraのヨーロッパモデルを入手したのでさっそくレビューをお届けしよう。

6.9型の大型ディスプレーを搭載 シックで落ち着いた高級感あるボディー

 Galaxy Note20 UltraはSoCにSnapdragon 865 PlusまたはExynos 990を採用。今回テストしたモデルはExynos版だ。メモリーは12GB、内蔵ストレージは128/256/512GBの3モデルが用意される。ディスプレーは6.9型(3088×1440ドット)、リフレッシュレートは最大120Hzと高速だ。バッテリー容量は4500mAhで、25Wの急速充電に対応する。本体カラーはMystic Bronze、Mystic Black、Mystic Whiteの3色となる。

 本体サイズは77.2×164.8×8.1mm、重さは208g。本体右側面にはボリュームキーとサイドキーを備える。サイドキーは標準ではサムスンの音声AIアシスタント「Bixby」の起動ボタンとなるが、1回押し、長押しそれぞれに他の機能を割り当てることもできる。電源オフは通知バーからスワイプして現れるソフト電源キーで行なうが、サイドキーの長押しに割り当てることもできる。

 本体上部にはSIMスロットを備える。ヨーロッパモデルはデュアルSIM対応でeSIMの利用も可能。本体下部にはUSB Type-C端子とSペンを左側に収納する。

 ディスプレーはサムスンのスマートフォンではおなじみの、左右の角を落としたエッジデザイン。フレームを極限まで狭め、フロントカメラの丸いパンチホール以外がディスプレー面として使える「Infinity-O Display」とサムスンは呼ぶ。Sペンは本体左下に収納され、軽く押して取り出す方式だ。ペンの出し入れはスムーズで使わないときに本体を振って落ちるようなことはない。メモを書きたいときなど、必要な時だけ取り出して使うことができる。

 さっそくベンチマークを走らせてみた。AnTuTuはGoogle Playにないが、サムスンのアプリストア「Galaxy Store」からダウンロードできる。本製品のスペックはExynos 990、メモリー12GB、ストレージ256GBだ。

 AnTuTuスコアは519851、Geekbench 5はシングルコアが932、マルチコアが2844だった。Snapdragon 865 Plus版との比較も今後は行なってみたいところだ。

Galaxy Note10+とサイズを比較 大きく変わったペンの収納位置

 1年前に発売になったGalaxy Note10+とサイズ比較をした。Galaxy Note20 UltraとGalaxy Note10+は横幅が同じ77.2mmで、厚さと重量はNote20 Ultraが8.1mm/208g、7.9mm/198g。Note 20 Ultraのほうが重さは感じるものの、横幅をそろえたことからNote10+を使っているユーザーなら違和感なく使うことができそうだ。なお、縦の長さはNote20 Ultraが164.8mm、Note10+が162.3mmだ。

 両者ともにフロントカメラは1000万画素。同じパンチホール式だが、カメラの径はGalaxy Note20 Ultraのほうが小さくなっている。

 Galaxy Note20 Ultraがこれまでのモデルと大きく変わったのは、サイドのキー配置とSペンの収納位置だ。Galaxy Sシリーズは本体の右にボリュームとサイドキーを配置しているが、Galaxy Noteシリーズはこれまで左に配置されていた。これはSペンを本体の右下に収納するためだったと考えられる。しかし、Galaxy Note20 Ultraではキー配置をGalaxy Sシリーズと同じにそろている。付属のSペンは、Galaxy Note10+とGalaxy Note20 Ultraで同サイズのようだが、互換性に関してのアナウンスがないため相互に差し替えることは試していない。

 Sペンの収納位置が変わったことで、長年Galaxy Noteシリーズを使い続けているユーザーは違和感を覚えるかもしれない。Note10+以前の機種では左手で本体を持ち、右手でペンを抜くときに本体の右端を指先で押せばよかった。一方Note20 Ultraでは本体を保持する手のひらの内側、本体下部の左側を指先で押さなくてならない。取り出しやすさではNote10+までの右端のほうがよかったと感じる。

1億800万画素カメラを搭載 動画機能を高めVlog用途にも利用できる

 Galaxy Note20 Ultraの背面で大きな存在感を示すのがトリプルカメラだ。3つのカメラを収納するモジュール部分はサイズが大きく厚みもある。ケースをつけることを前提にこのデザインにしたと考えることもできそうだ。カメラは1億800万画素の広角、1200万画素の光学5倍、デジタル50倍ペリスコープカメラ、1200万画素超広角の3つ。カメラの周りには数字などの記載は一切なく、シンプルな仕上げとしている。

 春モデル「Galaxy S20 Ultra」は1億800万画素カメラに4800万画素の光学10倍、デジタル100倍対応ペリスコープカメラ、1200万画素の超広角カメラ、300万画素のToFカメラを搭載、ハイスペックなカメラをアピールするかのように「SPACE ZOOM 100X」の文字がカメラモジュール部分に記載されていた。どちらも1億画素カメラを搭載するが、Galaxy Note20 Ultraはあえてそれをアピールしないデザインとしている。

 カメラのUIは一般的。Galaxy S20シリーズに合わせており「シングルテイク」「写真」「動画」「その他」とシンプルだ。写真モードではプレビュー画面下の3つのアイコンで「0.5倍」「1倍」「5倍」を切り替える。この倍率切り替えアイコンを押すとサブメニューとして「0.5倍」「1倍」「2倍」「4倍」「10倍」「20倍」「50倍」の切り替え表示が現れる。あるいは倍率切り替えアイコンを長押しすると、0.5倍から50倍までシームレスに好きな倍率を選ぶことができる。

 写真のアスペクト比と1億800万画素の切り替えはプレビュー画面上のアイコンから行なう。動画の場合は、8K/16:9への切り替えも同等の操作で可能だ。カメラのモードの詳細などはその他からモード情報を見ることができる。

 その他のメニュー内には写真をマニュアルモードで撮影できる「プロ」に加え、動画も手動で設定できる「プロ動画」が追加された。プロ動画モードではGalaxy Note20 Ultraのマイクをリア(端末後方、カメラ方向)、フロント(端末手前側)、オムニ(両方)を切り替えたり、自由なズームや特定位置にピントを合わせるといった手動撮影が可能。また、シネマワイドサイズとなる21:9の動画モードへの切り替えも可能で、さらに21:9は8K録画にも対応する。

 いくつか撮影をしてみた。それぞれの画質は1200万画素。1倍の写真は1億800万画素でも撮影してみた。なお50倍のデジタルズームもそこそこ使えるという印象。マクロモードはないが、草木などを近寄って撮ることはできる。

書き味が増したSペン 本体のリモコン操作も機能アップ

 Galaxy Note20 UltraはSペンの性能も高まっている。ワコムの技術を採用したSペンは充電不要で利用できる点が大きな特徴だ。なお、本体のリモコン操作(カメラのシャッターを切る)をするために充電が必要だが、本体に装着しておくと自動的に充電されるため、日常的に使っている分には充電を気にする必要はない。

 Galaxy Note20 UltraのSペンは遅延速度を9msに高めている。これはアップルの「Apple Pencil」と同等の数値とのこと。つまりiPadにApple Pencilで書くような書き味をGalaxy Note20 UltraのSペンは実現しているという。実際にGalaxy Note10+との書き味を比べてみると、ディスプレー上で細かい書き込みをするときにGalaxy Note20 Ultraのほうが書きやすく感じた。

 Sペンを使うアプリケーションとしてプリインストールされているSamsung Notes(Galaxy Notes)も機能が向上。手書きで書いた文字をワンタップでテキスト化できるが、これまでは平行に描いた文字しか認識しなかった。急いで斜めの向きに走り書きした文字はテキスト化できなかったのである。しかし、新しいバージョンのSamsung Notesでは、斜めに書いた文字をワンタップで平行の向きに修正し、それをテキスト化できる。アナログで手書きした文字のテキスト化がよりはかどるようになった。

 Sペンの書き味が増したことで、これまでiPhoneやiPadなどでしか利用できなかった「CLIP STUDIO PAINT」のAndroid対応版が登場し、まずはGalaxy Note20 Ultraに限定配信される。8月21日以降、Galaxy Appsからダウンロードが可能だ。

 Sペンを振ってリモコン操作できるエアアクションは、本体の操作も可能になった。Sペンを振ると特定の操作ができるが、これまでは一部のアプリでしか利用できなかった。たとえばカメラアプリなら「Sペンのボタンを押すとシャッターを切る」「2回押しでリア/フロントカメラ切り替え」「ボタンを押しながら左右に振るとカメラのモードを切り替え」といった具合だ。

 Galaxy Note20 Ultraでは本体操作として、Sペンのボタンを押したままペンを「く」や「へ」の形に振ると以下の操作ができる。

・戻る
・ホーム
・履歴を表示
・スマート選択
・キャプチャーして手書き

 使ってみて便利だと感じたのはキャプチャー手書きだ。写真やウェブページなどに手書きで何かを書き加えたいとき、本体からSペンを抜いてボタンを押しながらディスプレーの前で左右にジグザクになるように振る。すると表示されている画面がキャプチャされ、そこに手書きできるのだ。キャプチャー手書きはSペンを抜いてショートカットを表示する「エアコマンド」からも操作できるが、「ペンを抜いて振る」操作のほうが簡単だ。

【まとめ】唯一無二のペン内蔵スマホ スペックもカメラも文句のつけどころンシ!

 筆者はGalaxy Noteシリーズを初代から使い続けている。Galaxy Note20 Ultraはディスプレーサイズがより大きくなり、フロントカメラも小さくなったことで、コンテンツを表示したときの臨場感が高まった。また、高画質なカメラを搭載しビデオ機能も向上したことで、デジカメを使う必要性はさらになくなりそうだ。パワフルなスペックは動画編集もストレスなくこなすことができる。

 そして使いやすくなったSペンの存在により、ますますGalaxy Noteシリーズを使い続けたいと思うようになってしまった。ハイスペックかつ高性能なカメラを搭載したペン内蔵スマートフォンは他にはない。日本での発売を楽しみに待ちたい。

※今回紹介したGalaxy Note20 Ultraはヨーロッパ販売品であり、総務省の『海外から持ち込まれる携帯電話端末・BWA端末、Wi-Fi端末等の利用』に基づいてレビューを行っています。

外部リンク

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iPhoneでイコライザーを使って好みの音域に変える方法

2020年8月30日 19:00 アスキー

 iPhoneで音楽を聴くときに音量が小さいと感じたことがある人は少なからずいると思います。実はiPhoneに標準搭載されている「イコライザ」機能を使うことで、そんな悩みも解決できそうです。

 イコライザの使い方はとっても簡単で、設定から「ミュージック」→「イコライザ」という順に進み、「Late Night」にチェックを入れれば設定完了です。Late Nightは、全体のメリハリをやんわり抑えて、低音も程よく底上げしてくれるようなプリセットです。

 低中音域を少し抑えてボーカルを際立たせるのであれば「Pop」、Podcastなどで語りを聞くときには、人の話声がよく聞こえる「Spoken Word」が適しているでしょう。ほかにも、「R&B」や「JAZZ」など、各ジャンルごとのプリセットも用意されているので、楽曲や人の声が聞き取りづらいときは、使ってみるのもいいかもしれませんね。

cat_7_issue_oa-ascii oa-ascii_0_tjveq878x3e9_マクドナルドに「海老の天ぷら味 シャカシャカポテト」新登場 tjveq878x3e9 tjveq878x3e9 マクドナルドに「海老の天ぷら味 シャカシャカポテト」新登場 oa-ascii 0

マクドナルドに「海老の天ぷら味 シャカシャカポテト」新登場

2020年8月29日 19:00 アスキー

 マクドナルドは「シャカシャカポテト 海老の天ぷら味」を9月2日から期間限定で発売します。

 9月2日から販売される「月見バーガー」シリーズや「月見スイーツ」と併せて、和の"海老の天ぷら"の味をマックフライポテトで楽しめるシャカシャカポテト。ポテト単品にプラス30円(税込)で注文できます。

 ごま油が香る海老の天ぷら風味と、鰹を効かせつつ醤油や生姜パウダーを加えた上品な天つゆの風味が、ポテトのおいしさを引き立てるとか。

 この時期ならではの和のシャカシャカポテト。販売期間は10月中旬までなので、「月見バーガー」や「月見スイーツ」と一緒に味わってみてはいかがでしょう。

外部リンク

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ソニーのtoio面白いやんけ! もっと早く遊んでみればよかった

2020年8月29日 19:00 アスキー

toio 本体セット TPH-1000T010
実売価格 1万8678円
ソニー・ インタラクティブエンタテインメント

 3歳児くんの保護者をしてます盛田諒ですこんにちは。知育玩具なんてしゃらくせえ、子どもってのは石ころ1個で遊んでるだけでも色んなことを学べるもんだ。子どものなかには大人には見えない広大な宇宙が広がっているんだと、偉い先生も言っとるぞ。そうひねくれていた時期が私にもありました。しかし最近になり、これは単なる食わず嫌いなんじゃないかと思わされています。

 ソニーのロボットトイ「toio(トイオ)」が思っていたよりずっと面白かったんですよね。意識高いおもちゃだろとタカをくくっていたのですが、いざさわってみればゲーム機のようなものでした。工作的な要素は任天堂の「Nintendo Labo」にも通じます。もっと早く遊んでればよかった。

●音楽ゲー厶、ボードゲームなども

 toioは、「キューブ」というサイコロっぽいロボットを使って遊ぶおもちゃ。本体にソフトを入れることで様々なゲームができます。

 電車のつり革っぽいコントローラーでラジコン的にキュンキュン走らせるとか、2台のキューブをトントン相撲のようにぶつけあって戦わせるとか。道路が書かれたシートにキューブを置いて自動的に走らせるとか、ピアノの鍵盤が書かれたシートにキューブを置いて楽曲を演奏するとか。

 「方向を指定してクルマを動かそう」的な、退屈なプログラミングおもちゃを想像していたので、かなりイメージが違いました。最新作は音楽を奏でる「おんがくであそぼう ピコトンズ」(9月10日発売)。秋にはコマが自動的に動くボードゲーム「大魔王の美術館と怪盗団」も発売予定です。

 対象年齢は6歳以上ですが、ソニーによればtoioで遊んでいる子の35.6%が6歳以下。小学校低学年までが半数以上で、わりと広い年齢で遊べそうです。

●ルンバもびっくり「キューブ」がすごい

 というわけで、toioの箱をあけてみましょう。

 中にはtoio本体、コントローラーが2つ、キューブが2つ。若干意外ですが本体はつねにケーブルで電源につないで使います。本体にはモノクロLCDディスプレーがあり、ゲーム中に情報を表示したり、各種の設定をするのに使います。ポケットステーションを思い出します。復刻してほしい。

 toio本体はキューブの充電ドックにもなっていて、キューブの充電が終わると、Bluetoothでコントローラーとつながり、ラジコンとして走るように。つり革的なコントローラーは、親指でぐりぐりボタンを動かすとキューブがギュンギュン走りまわります。これだけでも結構楽しい。

 遠目にはレゴブロックのように見えるキューブですが、その中身はルンバもびっくりの先端技術を満載したロボットになっています。

 底にはシートに印字された情報を読みとるカメラセンサー。キューブ同士がお互いの位置を把握する絶対位置検出もできます。さらに6軸検出のモーションセンサーを搭載し、姿勢/水平/衝突/ダブルタップなどを検出。これらセンサーからの入力をもとに、動き、光り、音を鳴らします。

 こうしたセンサーのはたらきにより、相手のキューブに回転しながら突進していく「必殺技」をしかけたり、紙のシートをシンセのように鳴らしたり、ボードの上を自動的にコマが動くボードゲームが遊べるというわけ。子どもはわかりませんが、こっちはそういう原理を知ると興奮してきます。

 ただ、キューブの走行速度は結構速く、テーブルの上で走らせると落っことしそうになり、「ギャー!」と肝を冷やすことになります。体験会などではテーブルの上で遊ばせていますが、キューブは単体でも4928円と安いものではないので、床で遊んだほうがいいんじゃないかと。興奮した子どもがキューブをぶん投げたり、シートを破ったりしそうなのも若干怖いですね……。

●これは未来の石っころ

 toioのコンセプトは「つくって、あそんで、ひらめいて」。工作遊びをしているだけでお勉強になりますよというもので、うちの子が「こどもちゃれんじ ぷち」でやってる工作遊びとも似ていますが、比べものにならないほど高度です。石ころのようにぶっ叩いたりぶん投げたりはできませんが、遊び方次第で何にでもなる自由さを考えると「未来の石っころ」と言える気がしました。

 というわけで今後、「お父さんのtoio日記」として、保護者目線の試用レポを続けていきます。第2回はtoioの入門的タイトル「トイオ・コレクション」。キューブをぶつけあって戦わせる、リアル・スマッシュブラザーズのような遊び方がかなり面白かったのでご紹介します。

 

外部リンク

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コーヒー人生が変わる!? 「コールドブリュー」のおいしさを自宅で堪能する

2020年8月29日 19:00 アスキー

水出しコーヒー「コールドブリュー」とは?

 最近、「水出しコーヒー」を毎日飲んでいます。筆者は、それほどコーヒー通ではなく、普段はカプセル型コーヒーマシンのネスプレッソで淹れたものを、1日に3〜5杯。外出時は缶コーヒーで済ませてしまうほど、ストライクゾーンがガバガバなコーヒー人生です(笑)。

 突然、水出しコーヒーにハマったのは、動画配信「なかマジ」を一緒にやっている幅さんからOXO製「BREW コールドブリュー濃縮コーヒーメーカー」をプレゼントしてもらったのがキッカケです。

 馴染みがない方に説明すると、水出しコーヒーは挽いたコーヒー豆を8〜24時間ほどの時間をかけて水で抽出したもの。筆者も初めて自分で作ってみました。

 一般的なアイスコーヒーが、お湯で抽出したコーヒーを冷やして作るのに対して、水で抽出するのが水出しコーヒー。16世紀ごろにインドネシアで生まれた「ダッチ・コーヒー」がそのルーツだと伝えられています。

 さらに、それまで水出しコーヒーがあまり主流でなかったアメリカのコーヒー専門店で生まれたとされるのが「コールドブリュー(COLDBREW)」という浸け置き抽出法。「ブリュー(BREW)」は「醸造」や「煎じる」が意味の英単語です。いわゆる「コールドブリュー」は、おおまかに言えば「水出しコーヒー」とほぼ同じ意味だと考えてもいいでしょう。

 ちなみに水出しコーヒーの抽出方法の発祥については諸説あり、京都の喫茶店で考案されたという説もあるそうです。

とにかく時間と手間がかかる

 水出しコーヒーがあまり一般的にならない理由は、おそらく、出来上がるまで時間がスゴくかかること。最低でも常温で8時間、冷蔵庫内なら24時間ほど抽出時間が必要です。なんとなく「アイスコーヒーでも飲みたいなぁ……」と思っても、その日のうちには飲めないことがほとんど……(笑)。さらに、コーヒー豆を用意して、場合によっては、豆を挽く必要もあるので、多忙な現代人には敬遠されるかもしれません。

 そんな苦労がありながら、筆者がほぼ毎日、愛飲する理由は、とにかくおいしいから。大げさではなく「普段のコーヒーとは別の飲み物?」と感じるくらいです。

 筆者の好みは、細挽きした175gのコーヒー豆に対して700mlの水、冷蔵庫で24時間抽出したもの。出来上がるコーヒーは500ml弱になりますが、そのままでは濃すぎるので、水かミルク、または両方で希釈しています。もちろん、好みでガムシロップを入れてもOKです。

 余談ですが、自家製のガムシロップも作るほど、水出しコーヒーの魔力に取りつかれ、喫茶店の店主のように過ごしています……(笑)。

コーヒーなどの嗜好品は好み

 と、ここまで水出しコーヒーを説明しましたが、やはり嗜好品は、それぞれの好みなわけです。それでも、多くの人が認める水出しコーヒーの特徴は以下の通り。

・常温、もしくは冷水で抽出するのでカフェインが少ない
・苦味や渋みが少なく、さっぱりしている
・熱を使わないので良い香りを失いにくい

 さらに筆者の場合、水出しコーヒーを飲むようになって、胃腸の動きが活発になったり、リラックスした気分が長続きしたりなど、心持ち体調が良くなった気がしています。もちろん、「そんな気がする……」の範疇ですが……。

おいしく淹れるポイント

 「水出しコーヒーを自分で淹れてみたい!」という方に向けて、おおしく淹れるポイントをいくつか挙げてみると……。

美味しく淹れるポイント

(1)出来ればコーヒーは豆で買い、ミディアムロースト以上を選ぶ
(2)可能なら、ハンドピック(欠陥豆を除くこと)する
(3)粉の細かさは中挽きから試すと良い

 上記の(1)の理由は、(2)に挙げた、ハンドピックができるから。水出しコーヒーでは、欠陥豆による味の影響(渋みやえぐみ)が特に出やすいと言われています。専門家は生豆の状態でハンドピックするらしいのですが、焙煎後でも欠陥豆を見つけることができます。やり方は簡単、色や形が違う豆を、(全体があまり減らないくらいに)取り除くだけです。

 (3)については、好みだと思いますが、粗挽き(苦味と香りが少ない)〜細挽き(苦味、香りも強くなる)という傾向があります。まずは、中挽きで淹れてみて、それぞれのコーヒー豆の特徴や、自分の好みを見つけるといいでしょう。

濃縮コーヒーメーカー「BREW」のスペック

 筆者が使っている「BREW」の「おすすめレシピ」によると、コーヒー粉175g、水700mlで出来上がり量が470mlと説明されています。実際に淹れてもほぼその分量が抽出されますが、出来上がりのコーヒーはとても濃いので、水またはミルクと1:2〜3でアイスコーヒーにすることが推奨されています。

 少し整理すると、175gのコーヒー豆で、最終的に1410〜1880mlのアイスコーヒーになる。アイスコーヒー1杯が180mlなら、それに必要なコーヒー豆はおよそ20g/杯ほど。

 筆者が使うコーヒー豆「澤井珈琲(アイスブレンド、水出し珈琲用)」なら、Amazon.co.jpで1500gで2999円なので(8月19日現在)、1杯あたりのコーヒー豆のコストはおよそ40円ほどです。筆者は濃いめが好きなのですが、もし1杯あたりのコーヒー豆の使用量を、一般的な10g/杯におさえれば、コストはおよそ20円に下がります。

 水出しコーヒーなら、電気もガスも使わないので、計算してみると、かなりリーズナブルなことがわかります。細かく計算すれば、ミルクや砂糖などのコストもかかりますが、これ以上計算すると「コールドブリュー」の幻想が壊れてしまいそうなので、ご容赦いただければ幸いです。

 もしかしたら、なんでもすぐに手に入るネット時代だからこそ、手間と時間が「おいしいと感じさせるマジックのタネ」なのかもしれませんが……。

cat_7_issue_oa-ascii oa-ascii_0_fadj5nyxvgnq_アップルの無償プログラミング学習ツール「Swift Playgrounds」アニメーションを動かそう fadj5nyxvgnq fadj5nyxvgnq アップルの無償プログラミング学習ツール「Swift Playgrounds」アニメーションを動かそう oa-ascii 0

アップルの無償プログラミング学習ツール「Swift Playgrounds」アニメーションを動かそう

2020年8月29日 19:00 アスキー

 iPadやMac上で動作するSwift Playgroundsというアプリを使って、体験的にプログラミングの学習を始めようという趣旨でお届けしています。

 今回も図形を描くことは変わりませんが、今回は描いた図形を動かすアニメーションにトライします。最初はタッチ操作によって動かしますが、次に自動的に動き続けるアニメーションにします。さらに、ボールが壁で跳ね返るアクション付きのアニメーションを作ります。

今回の展望

 今回も、達成していく課題の流れを、大きなくくりで順に挙げておきます。

①「図形」テンプレートの「アニメート」の動作を確認する

②新しいページ「触れると逃げるボール」のプログラムを書く

③指で触れた何もない場所にボールが移動する機能を加える

④新しいページを追加して「連続アニメーション」のプログラムを書く

⑤新しいページを追加して「弾むボール」のプログラムを書く

 まず①では、これまで見てこなかった「図形」テンプレートに組み込まれたアニメーション機能を試してみます。

 次に②で、また新しいページを作ってプログラムを書いていきます。ボール(円)に指を触れると、ボールがそこから逃げるように移動するアニメーションです。

 そのままだと、ボールが画面からはみ出して行ってしまうこともあるでしょう。そこで③では、画面の何もない場所に触れると、そこにボールが移動してくる機能を加えます。

 そして④では、また新しいページを追加して、棒がその場でぐるぐる周り続けるアニメーションを実現します。

 最後の⑤では、また新たなページでボールが画面中を動き回るアニメーションのプログラムを書いていきます。ボールが画面の端に届いたら、そこで跳ね返るようにして、ずっと動き続けるアニメーションにしてみましょう。

ステップ1:「図形」テンプレートの「アニメート」の動作を確認する

 今回の最初のステップでは、新たなページは追加せず、「図形」のプレイグラウンドに最初から含まれているページを開いて、プログラムの内容と動作を確かめます。はじめに手順をざっと示しましょう。

・「図形」テンプレートから作成したプレイグラウンドのページ「アニーメート」を開く

・「アニメート」のプログラムの内容を確認する

・「アニメート」を動かしてみる

・「animate {}」の枠の記述を取り払って動作の変化を確認する

 これまで、「図形」テンプレートから作成したプレイグラウンドに新たなページを追加して、オリジナルのプログラムを書いてきました。ただ最初だけは、はじめから含まれていた「キャンバス」というページを開いて円を描くプログラムを試し、そこにプログラムを追加したのを憶えているでしょう。その際、「図形」のプレイグラウンドには他にもページがあるという話をしました。

 今回は、まずその1つの「アニメート」を見てみます。これを起動すると、まず1本の青い水平線と、「線を時計回りに回転」、「線を反時計回りに回転」という2行のテキストが現れます。そこでどちらかのテキストにタッチすると、その指示通りに直線が右か左に45度ずつ回転するというものです(図1)。

 前回も、図形に触れると、その図形の色が変わるというプログラムは書きました。この「アニメート」も、それと同様の動作ですが、図形の一種であるテキストにタッチすることで、他の図形(ここでは直線)を回転させています。前回は「color」という図形の性質を変更することで色を変えましたが、これは「rotation」という性質を変更することで回転させているのです。

 1回の回転量は、「Double.pi / 4」となっています。この「Double.pi」というのは、円周率(π)のことです。中学校の数学で習うものですね。数値で表せば、3.1415……という、永遠に続く小数になります。実はπは、角度で言えば1/2回転、つまり180度を表します。それを4で割っているので、1回の回転量が45度になっているというわけです。

 前回と同じように、テキストの図形に「.onTouchUp {}」を付けて、触ったときの動作を指示するプログラムになっています。しかし、このプログラムには、その中に見慣れない「animate {}」という記述が見えるでしょう。これが、「図形」テンプレートに組み込まれた簡便なアニメーション機能を利用するための書き方です。その「{}」の中に書いたプログラムの動きが滑らかに見えるように実行するのです。これがないと、直線の回転は45度ずつカクカクとしたものになってしまいます。試しに「animate {}」の枠を取り除き、その中身だけにして、直線がどのように動くか確かめてみてください。

 これは、動作の前と後の状態の間を補完する「トゥイーンアニメーション」などと呼ばれる手法の一種です。それが、こんなに簡単にできるのは画期的です。今回の最終的な目的はこれではありませんが、とりあえずこの「図形」組み込みのアニメーション機能を使ってみましょう。

ステップ2:新しいページ「触れると逃げるボール」のプログラムを書く

 このステップでは、新しく作成したページに、指で触れると逃げるボールのプログラムを書いていきます。やはり、最初にこのステップ全体の手順を確認しておきましょう。

・新しいページ「触れると逃げるボール」をプレイグラウンドに追加する

・円を描き、そこに触れるとランダムな位置移動するようにする

・プログラムを動かして円に触れて動作を確認する

 今回は触れた図形が移動する、というプログラムにしてみます。まず、初回に説明した方法によって、プレイグラウンドに「触れると逃げるボール」というページを追加してください。名前は何でもかまいません。そこにまず以下のようなプログラムを書きます(図2)。

 先頭に見慣れない行があります。これはすぐ後で述べるような「乱数」を発生させるための機能を利用するのに必要な、一種のおまじないのようなものと理解してください。その機能は、「図形」テンプレートに最初から組み込まれているわけでもなく、Swift Playgroundsで標準的に利用できるようになっているわけでもありません。そのためプログラムの先頭に「import Foundation」と書いておく必要があるのです。Swift言語の機能の基礎的な部分を増強するものです。そういうものかと納得して、ただ書いておいてください。

 それに続く3行は、もう見慣れたものでしょう。まず背景を白に設定し、半径が4.0の円(circle)を描き、その円の色を緑に設定しています。前回にも出てきましたね。

 次の「circle.onTouchUp {}」も、枠としては前回と同じです。これでcircleという名前の円にユーザーが触れた際の動作を定義します。その中で今回は、「animate {}」で囲ったプログラムを書いています。ボールに見立てた円を動かすためですね。ここでは、circleのcenterに新しい座標を設定することで、円を新しい位置に移動させています。座標による位置の指定には、前回と同じように「Point(x: 〜, y: 〜)」を使っています。でも、「〜」の部分が数字ではなく、なんだかややこしい書き方になっていますね。

 x座標とy座標は別々に計算していますが、xとyが違う以外はまったく同じ書き方なので、x座標の方だけを見てみましょう。抜き出すと以下のようになっています。

circle.center.x + Double(arc4random_uniform(16)) - 8.0

 ここだけ抜き出しても、まだややこしいですが、分解して考えてみましょう。これは、注意して見ると3つの部分からなっています。まず先頭の「circle.center.x」というのは、現在の円の位置のx座標です。ここを基準に動くわけです。次の「Double(arc4random_uniform(16))」が、いちばんややこしい部分ですが、これは「Double()」の中に「arc4random_uniform(16)」が入った形になっています。後者は、整数(小数点の付かない数)の乱数を発生させるもので、「16」を指定することで、16未満の整数、つまり、0, 1, 2, ... 14, 15という16種類の整数のうちのどれかにランダムになります。

 前者は、整数を小数点付きの実数に変換するものです。座標値は実数で指定する必要があるためです。そして最後にそこから8.0という数字を引いています。これによって、この乱数は、-8.0から7.0の間の数値になります。

 つまり、新しいx座標は、元の位置から-8.0〜+7.0の範囲でランダムに左右方向のどこかの位置になります。同様に新しいy座標も、元の位置から-8.0〜+7.0の範囲でランダムに上下方向のどこかの位置になります。全体として、円の新しい座標は元の位置から「ちょっと」ずれた位置になるわけです。

 プログラムを動かして、動きを確かめて見ましょう(図3)。

ステップ3:指で触れた何もない場所にボールが移動する機能を加える

 ここでは上のステップ2で作製したプログラムに、さらに機能を加えていきます。まず、このステップの手順を確認しましょう。

・ステップ2の「触れると逃げるボール」のプログラムの後ろに新しいプログラムを追加する

・プログラムを動かして円に触れて移動させた後、何もない場所をタップして、そこに円が移動してくることを確認する

 上のステップ2で作ったプログラムを動かし続けていると、ボールに見立てた円が、だんだん画面の端の方に行ってしまい、場合よっては画面からはみ出してしまうこともあるでしょう。それでは都合が悪いので、ボールを画面内に呼び戻す方法を考えます。いちばんストレートな方法は、画面内のボールのない場所に触れると、そこにボールが移動するというものです。

 これは、前回のお絵描きプログラムの方法を応用すれば簡単にできます。ただし、やはり動きにアニメーションを加えます。上記のようなプログラムを追加しましょう(図4)。

 これで、cirlceの中心の座標が、ユーザーが指で画面に触れた位置の座標に強制的に設定されます。その動きを「animate {}」で囲っているので、ボールはスムーズに動きながら移動します。ただし距離が離れていると、かなり速いアニメーションになるでしょう。実際に動かして動作を確かめてください(図5)。

 このように「animate {}」の機能は、そのままでは唐突なものになってしまいがちな2点間の移動などの動作をスムーズに見せるものです。ただし図形を思い通りに連続的に動かすことはできないので、ゲームを作ったりするには不向きです。ここまでは、「図形」テンプレートの機能を参考までに試したまでですが、次に、もっと一般的なアニメーションを実現する方法を見ていきます。

ステップ4:新しいページを追加して「連続アニメーション」のプログラムを書く

 ここで、また新たなページを作成して、これまでとはまったく異なったアニメーションの方法を試します。例によって、ステップ全体の手順をはじめに確認しておきましょう。

・新しいページ「連続アニメーション」をプレイグラウンドに追加する

・タイマー機能を使って直線が回転し続けるプログラムを書く

・プログラムを動かして、直線がプログラムを停止するまで回転し続けることを確認する

 このステップで使うのは、タイマー(Timer)という機能です。特定のプログラムを自動的かつ定期的に実行させることを可能にするものです。これを利用して、ボールなどを動かすプログラムを1秒の何分の1という短い間隔で実行させれば、連続的なアニメーションが表示できるというわけです。このTimerを使うためにも、プログラムの先頭に「import Foundation」の記述が必要です。

 まずは、直線を連続的に回転させるプログラムを書いてみましょう。まず背景を白に設定した後、赤い水平な直線、lineを描きます。タイマーの中では、ちょっと書き方がややこしいのですが、「{_ in 〜}」の「〜」の部分に書いたプログラムを、自動実行します。ここでは、直線を0.05ずつ回転させる1行のプログラムだけになっていますが、ここに複数行のプログラムを書くことも可能です。このタイマーでは、プログラムを呼び出す間隔を0.05秒に設定しているので、20分の1秒間隔で呼び出されます(図6)。

 とりあえず、このまま動かしてみましょう。赤い直線がその場でぐるぐると回転するのが確認できます。回転を速くしたければ、「withTimeInterval:」の後に書いたタイマーの呼び出し間隔の0.05を小さくするか、「+=」の後に書いた直線の1回の回転量の0.05を大きくするかのどちらかで効果が確認できるはずです。いろいろと試してみましょう(図7)。

 このプログラムでは、プログラムの実行が続く限り、ずっと直線が回転し続けます。止めるにはプレイグラウンドの「停止」ボタンをタップしてください。

ステップ5:新しいページを追加して「弾むボール」のプログラムを書く

 ここで、さらに新たなページを作成して、もうちょっと高度なアニメーションに挑戦してみましょう。ゲームを作成する1歩手前といった感じのものです。まずステップ全体の手順を確認します。

・新しいページ「弾むボール」をプレイグラウンドに追加する

・タイマーを使ってボールを移動させ、画面の端で跳ね返るプログラムを追加する

・プログラムを動かして、画面の中を跳ね回るボールの動きを確認する

 ここまでで、タイマーを使った連続アニメーションの作り方が分かりました。ここでは、その応用例として、画面の中を動いて端までくると弾むように跳ね返るボールのプログラムを書いてみることにします。その中でいちばん面倒なのは、ボールが画面の端に届いたかどうかを判断し、もし画面の端まで行ったのなら、そこで反射するように向きを変える部分です。ボールを動かすプログラムと、端に届いたかどうかを調べて届いたら反転させるプログラムを、まとめてタイマーの中に入れて、連続して動作させます。

 まずは、アニメーションを動かす前のボールと、それが動く環境の準備です。と言っても、そんなに複雑なことをするわけではありません。ボールが動ける範囲を定数として決めておくのと、ボールの大きさを決める半径と、最初の速度(x方向とy方向)を、それぞれ変数として決めておくのです。ボールの大きさは、途中で変更するのでなければ定数でもかまいませんし、数字を直接書いてもいいでしょう。ボールの速度の情報には、進行方向も含まれます。ボールの向きを反転させるには、x方向の速度またはy方向の速度の符号を反転させればよいのです。

 つまりそれ以前がプラスだったらマイナスに、マイナスだったらプラスにするのです。以上の準備ができたら、ボールそのものも作っておきます。半径は上で設定したballRadに設定し、色は紫、最初の位置は画面の中央です。ここまでのプログラムを確認しましょう(図8)。

 後はタイマーを使って、ボールを動かします。基本的な動きは、ボールの中心の座標に、速度の値を加えるだけで実現できます。実際には円の中心のx座標とy座標を別々に変更します。先にプログラムを見ておきましょう(図9)。

 「+=」という記号は、この記号の左側の値に、右側の値を加えるという意味で、その合計が、左側の新しい値になります。こうしてボールの中心の座標に速度の値を加えていくと、そのままでは、ボールはどんどん右上に移動し、すぐに画面からはみ出して行ってしまいます。そこで、ボールがどこまで行ったかを調べ、画面の端に届いたら、x方向、y方向の速度を反転するというプログラムを加えます。

 ここで初めて「if〜」という書き方が出てきました。これは、何らかの条件を調べて、その条件が成り立つときだけ、特定のプログラムを実行するというものです。Swiftでの基本的な書き方は「if 条件 {〜}」というもので、この中の「条件」が成り立てば「〜」の部分のプログラムを実行します。

 x方向のチェックとy方向のチェックは実質的に同じものなので、x方向だけを詳しく見てみましょう。まず条件として書かれているのは、以下のようなちょっと長い文です。

abs(ball.center.x) > width / 2 - ballRad

 このうち最初の「abs(ball.center.x)」というのは、ボールの中心のx座標の絶対値を求めるものです。x軸もy軸も画面の真ん中の座標値がゼロなので、中央の右側はx座標の値が正ですが、左側は負になります。ここで絶対値を求めるのは、画面の中央からボールまでのx軸方向の距離を求めることになります。

 それに続く「>」という記号の右側は「width / 2 - ballRad」となっています。これは、最初に設定した画面の幅(width)の半分から、ボールの半径を引いたものです。ボールが画面の右端、または左端に触れる位置まできたときの、画面中央からボールまでの距離を表します。そこで「>」という記号の左と右を比較して、左が大きかった場合には、次の「{}」の中を実行するわけです。左が大きいということは、ボールが画面からはみ出そうとしていることを意味します。

 同じことをy軸についても書きます。このプログラムを実行して、実際にボールが画面内を動き回る様子を確認してください(図10)。

 これで今回の目的、連続的なアニメーションが実現できました。ここまでできれば、アニメーションを使ったゲームの作製まで、あと一歩というところです。

外部リンク

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消えるかと思われたBlackBerryスマホが再起動 新メーカーは米国企業である点をアピールか?

2020年8月29日 19:00 アスキー

 BlackBerryと言えば、モバイル業界において初期のモデルはすでに“レトロ”の殿堂入りだろう。QWERTYキーボードとメッセンジャーで欧米のビジネスユーザー(その後はメッセンジャー狙いの若者も)を虜にしたものの、iPhone、そしてAndroidが広めたタッチディスプレーにより、一気にシェアを失った。そのBlackBerryが2021年に(再び)戻ってくる。それも5G対応機種になるという。

オバマ前大統領も愛して止まなかったBlackBerryスマホ TCLとのライセンス終了で8月末に出荷終了予定だった

 11月の米大統領選挙に向けた話題が賑わせている。そんな折、久々に前大統領のバラク・オバマ氏をニュース番組で見た。相変わらずのスラリとした体型ながら、髪に混じる白いものが増えたなと思ったが、それもそのはず、「Change(We Can Believe In)」で大統領選に当選してから、すでに12年の月日が流れているのだ。

 オバマ氏の当選時、テクノロジーを使いこなす初の米大統領という側面が話題になった。その象徴だったのが、愛機のBlackBerryだ。まだ大統領だった2016年に人気テレビ番組に出たときは、新しいスマートフォンを渡されたと言いながらも、ベルトにBlackBerryを携帯するためのホルダーをつけていると明かし、持たされた端末はセキュリティーのためか、写真も撮れない、音楽も聞けないとこぼしていた。

 前置きが長くなったが、そんな前大統領を含む、一部ユーザーが愛してやまないのがBlackBerryだ。開発していたのは、カナダのResearch In Motion、創業は1984年で2013年の建て直し時にBlackBerryに社名を変更した。それでもiPhoneとAndroid陣営を相手に苦戦は続いた。シェア低下したBlackBerryは2016年に自社でのスマートフォンの開発・製造を止めて、ライセンスモデルに舵をきった。

 グローバルではTCL Communication、地域別ではインドネシア、インドでそれぞれBB Merah Putih、BlackBerry Indiaといったメーカーが、BlackBerryブランドのスマートフォンを提供した。これが1回目の復活だ。しかし、そのTCLとは今年2月にライセンス契約の終了を発表。8月一杯で出荷終了となる運びだった。つまり、BlackBerryブランドのスマートフォンが(再び)消えるはずだったのだ。

新BlackBerryでのキーワードは 「5G」「物理キーボード」「Android」

 そして今回、再びBlackBerryが新たな契約とともにカムバックすることになる。今度のパートナーは、OnwardMobilityという米・テキサス州ベースのベンチャー企業で、BlackBerryブランドのスマートフォンの開発、エンジニア、市場投入の権利を得た。

 OnwardMobilityは8月19日に、「物理キーボードを持つ5G対応BlackBerry Androidスマートフォンを、2021年前半に北米と欧州で投入する」と発表。BlackBerryとのライセンス契約に合わせて、Foxconn Technology Groupの子会社FIH Mobileとも提携したことを明らかにしている。

 OnwardMobilityという社名は初耳という方も多いだろう。どうやら、BlackBerryとの提携によりステルスモードから脱したようだ。CEOを務めるPeter Franklin氏はマイクロソフト、Zyngaなどの企業に勤務経験があり、直近ではソフトウェア開発のInfuse.usを創業するなど、数々のベンチャー企業の経験がある人物のようだ。ウェブサイトには、「モバイルセキュリティを前進させる」とうたっており、2021年に予定しているBlackBerryデバイスのコンセプトを説明している。

 では、どのようなスマートフォンになるのか。キーワードは「5G」「Android」「物理キーワード」「セキュリティー」「生産性」とのことだ。発表に合わせてOnwardMobilityが公開したFranklin氏のメッセージ動画では、テレワーク、増えるサイバーセキュリティの脅威などの変化に触れ、「セキュリティーと生産性を念頭に置いて構築する」と語っている。

狙いは法人顧客か!? 米国企業である点を差別化のポイントにするのかもしれない

 気になるターゲットだが、やはりビジネスユーザーを狙うようだ。OnwardMobilityのサイトによると、「ビジネス上重要なドキュメントと情報の安全なワークフローは企業が成功するための鍵を握る」とし、組織化、コミュニケーション、コラボレーション、自動化などのツールを備えるとしている。

 それなりのスペック、価格になりそうだが、スマートフォン市場はコモディティー化が進んでおり、このご時世にフルスペックのスマートフォンに需要はあるのだろうか? といぶかってしまう。

 ただ、今の状況下で1つ差別化になりそうなのが、“セキュリティー”重視のスマートフォンを“米国企業”が提供するという点だ。ご存知のように、スマートフォンの世界シェア上位は、アップルとサムスン電子以外は中国系が占める。米国企業のスマートフォンを望む向きもあるのかもしれない。OnwardMobitliyは「エンタープライズと政府レベルのセキュリティーと生産性を届ける」と記している。

 最新のBlackBerryがOnwardMobilityから登場する頃は、米大統領選挙も終わっているはず。その頃、世界はどうなっているのだろうか。

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