福井の会社がTシャツ発売へ
部活や塾などで、帰宅するころには、もう真っ暗、なんてこと、よくありますよね。そんな帰り道の安全に役立つのが、夜行反射材です。みなさんは使っていますか? 「なんかダサい……」と感じている人にこそ、使ってほしい! 反射材としての機能を持ちつつも、おしゃれなファッションアイテムとして使えるTシャツのブランドを福井県の会社が作りました。(八木みどり)
日本反射材普及協会によると、黒っぽい服装の場合、26メートルまで近づかないと運転者から見えません。一方、反射材をつけていれば、車から57メートル離れていても、認識できます。つまり、反射材をつけていると、より早く運転者から見つけてもらえるので、事故に遭う危険性をぐっと減らすことができるのです。
そうは言っても、「いかにも」なデザインの反射材では、使いづらいと思う人は少なくないでしょう。そこで、反射材を使った商品の製造や販売を手がける会社「丸仁」(福井市)は、反射材にも使われている特殊な印刷技術で、模様が光る、おしゃれなTシャツを生み出しました。
光を当てると、反射材塗料でプリントされた部分だけが光ります。カメラのフラッシュを向けると、隠されたメッセージが浮かび上がる……なんて、遊び心あるデザインも可能です。丸仁が目ざすのは「昼夜問わず毎日着ることができ、無意識のうちに交通安全活動に貢献できる」――そんなデザインです。服飾専門学校の学生らの協力で、多彩なデザインを展開します。
4月から大手通販サイトで販売を始めるのを前に、インターネット上で資金を募るクラウドファンディングで協力を呼びかけています(3月12日まで)。
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