あっという間に死が近づくのではと怖くなります。死んだら自分の知らない世界がずっと続く事実をどう捉えれば良いのでしょうか。【がむがむさん/東京・高3・男子】
毎日新しいことにチャレンジして
ふむ。偉いね。その通りなんだよね。毎年「もう今年もあと3カ月」とか言って、あっという間に1年が過ぎて、その連続で一生が過ぎていく。死んじゃうんだよね。若いうちはあまり気づかないんだけど、俺くらいの年齢になると、うっすら気づいてくる。それを高校生で気づくあなたは偉い!
さて。まずあっという間に死を近づけない方法。それは一つ。毎日、新しいことにチャレンジすることです。子どものころはすべてが新しい。学校に行くのも友達のうちに泊まりに行くのも何もかも新しい。だから一日一日が長いんだな。
一方、大人になるに従って慣れが生じる。だから竜宮城のようにあっという間に時間が過ぎていくのです。だから新しいことをどんどんやっていきましょう!
で、死んだ後の話ね。自分の知らない世界が続いていくということに不安を持っているようだけど、それはしゃあないよね。永遠に続く命はないから。
だけど不安を払拭する方法はある。人生で世の中に何か刻むことができたら、歴史に何かを刻むことができたら、不安はなくなると思う。歴史に刻むというと大仰だけど、歴史的人物になれ、てことじゃない。
誰かの心に、誰かのために何かをのこすことができたら、安心して未来を任せられるよ。
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ヒャダイン(本名・前山田健一)。音楽クリエーター。1980年生まれ。京都大学卒業後、本格的な音楽活動をスタート。でんぱ組.IncやAKB48、超特急など多くのアーティストに楽曲を提供している。
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