「みんなで楽しめる場所」という意味が込められたセカンドアルバム「L&」を9月2日に発売するKing & Prince。小中学生向け月刊誌「ジュニアエラ」9月号は、彼らにアルバムのこと、今、欲しいものなど、いろいろな話をインタビューした。
【キンプリ平野「食っちゃ寝」】
* * *
――1年2カぶりにアルバムが発売になりました!
平野紫耀 うれしいですね~。アルバムを聴いて、みんなに元気になってもらいたいという思いを込めて作ったので、少しでもハッピーになってもらいたいですね。
永瀬 廉 「&LOVE」をはじめ、いい曲ばっかりですからね。このアルバムの中から一番好きな曲を決めるの、すごく難しいと思います。
神宮寺勇太 タイトルにも、このような状況だからこそ、僕らとファンのみなさんで楽しめる場所を作ろう、という思いがこもっています。「ランド」を「L&」と表記するアイデアは海人と僕で考えたんだよね。
高橋海人 そう。言葉遊びをしたいなと思って。「L&」だと、いろいろな含みも持たせられますからね。ジンに電話して「こういうの思いついたんだけれど、どう?」「いいじゃん、いいじゃん」みたいな感じでどんどん決まって。すごく楽しかった。
岸 優太 そういう素晴らしいアイデアを出してくれる仲間がいるので、僕は本当に助かっています(笑い)。ぜひ聴いていただいて、ライブのときはどうなるのかなとか、想像を膨らませてほしいです。楽しんでいただけたらなと思います。
――タイトルにちなんで「今、お気に入りの場所」は?
神宮寺 う~ん……前はみんなと一緒にくだらないことを言い合ったり、ゲームをしたりする楽屋がお気に入りの場所だった気がするけれど……。最近は、新型コロナの影響でバラバラなんですよね。
高橋 そうなんだよねぇ。あ、そんなジンにおススメのものがある。僕、先週ハンモック買ったんだけれど、すごくリラックスできるよ! ま、場所もかなり取るけれど、本当にみんなにおススメしたい。
平野 いいね。でも、俺はトイレかな。なんか落ち着くの。あたたかいし、便座が。狭い空間が好きで、前にもハマったんだけれど、2回目のブームが来ています。
永瀬 俺はベッドの上ですね。落ち着くし、一日をリセットするという意味でも好き。仕事がなかったら、朝起きた後でも1、2時間はベッドの上で過ごしています。
岸 俺は、やっぱりLAっすね~。
永瀬 やっぱりって(笑い)。
岸 まだ2、3回しか行ったことがないですけれど、湿気がなくてカラッとした空気感が最高で。コロナが終息したら、絶対また行きたい!
――デビューから振り返って、大失敗したことやピンチだった思い出は?
岸 デビューが決まって最初の取材に遅刻したことは忘れられない大失態ですね。言い訳させていただくと、渋滞に引っかかってしまったのですが……着いてすべての人に謝って。みんな笑って許してくれましたけど、あれは一生忘れないと思う。
神宮寺 俺はもう、失敗の連続ですよ。コンサートが終われば、もう少しこうしたほうがよかったなぁとか反省することばかりだし。でも、それをメモに残したりして、その失敗がいつか成功のもとになるとポジティブに捉えるようにしています。
高橋 ライブと「ブラック校則」の撮影が完全にバッティングしたときはピンチだったな~。ライブでも覚えることがたくさんあるなか、セリフ量がすごく多いんですよ。どうやって乗り越えたか? もう、気合のみ! でも、大変な環境を楽しんでいるところもありましたね。
平野 う~ん……俺、覚えてないんだよなぁ。忙しいからとかではなくて、基本、昨日食べたごはんとかも覚えていない(笑い)。俺の体が、昨日のことはもう考えるなという作りになっているんだと思います。
永瀬 俺も一緒ですね。何か失敗をしても、2、3日は……いや1、2日は、寝る前とかに「うわ~、そういえばやってもうたな」とか思い出すけれど。あ、でもありました!「音楽の日」に出演させていただいたときに、「koi-wazurai」で最後、片足を立ててポーズ決めるときに、一人だけよろけてしまいました(笑い)。初めてのミスです。
――今、一番欲しいものは?
岸 僕の場合は、貯金の数字ですよね。
全員 (爆笑)
高橋 やめて、そういうこと言うの!
岸 違う違う、お金が欲しいとか、そういう話じゃないよ! 僕にとってその数字は、ゲームのHPとかライフみたいな感じなんですよ。減ると元気がなくなるし、増えると元気になる。お金とはそういうものだよ、って、ジュニアエラの読者のみなさんにも伝えておきたいですね、大切なことなので。
永瀬 俺は新しい趣味。最近は前ほどゲームをしなくなったから。でもゲームほどハマれるものがなくて困っている。探すとなると、意外と難しいんですよ。
平野 俺はリラックス方法ですね~。休みの日に地元に帰ったり、自然が多いところに行ったりすることが一番リフレッシュできるんですけれど、今は移動が難しいから、困っています。
高橋 ゆっくりお風呂に入るとかは?
平野 しないかな。寝ることが大好きなので、お風呂入る時間があったら寝たい。だから、リラックスできる方法を見つけるのが今の目標。
神宮寺 俺は少し気が早いけれど、どこかのタイミングでソロ曲が欲しいかな。作詞作曲をするのが夢だったけれど、それが今回かなったので、次の目標として。
高橋 いいね。じゃあ、僕は「技術」。ダンスも歌も演技もトーク力も、すべてにおいてもっともっとうまくなりたいから。そういう意味で、誰も妥協せずに努力し続けているメンバーなのがうれしい。僕ら、まだ3年目ですから、これからももっともっと向上できるように頑張ります!
(ライター・大道絵里子)
※月刊ジュニアエラ 2020年9月号より