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「出勤日数が減ったので、給与も減る。仕方ないと思っていても来月のやりくりに悩む」(60代・女性・会社員)
「半径数メートルしか動かないので運動不足に。持病の腰痛がぶり返して、仕事どころでなくなった」(40代・男性・会社員)
「同じマンションで在宅勤務が増え、共有インターネット回線がパンク。会議で声が途切れるメンバーとして認識されている」(30代・女性・会社員)
「相手の本音が分かりづらい」(30代・女性・会社員)
「なにげない世間話が仕事を進めるのに重要だったことに気付かされた」(50代・男性・会社員)
「在宅勤務は機微な内容を含む相談事が進まないので、課題が後回しになっている」(50代・女性・会社員)
「妻も在宅勤務になったので自分専用の仕事スペースを設置。風通しのいい、在宅を満喫できる場所は妻に取られ、自分は暗い寝室の隅に移動することに」(40代・男性・会社員)
「休みではないのに、昼食の催促など、家事がまわってくる」(40代・女性・会社員)
「夫と二人きりの時間が増えて喧嘩が多くなった」(30代・女性・会社員)
「会議中視聴させていたドラえもんの映画の感想を、子どもがバーチャル会議で喋りだした」(40代・女性・会社員)
「Zoomの声に子どもがいちいち反応してしまう」(30代・女性・会社員)
「オンライン会議中に猫が乱入し、机の資料を落としていった」(40代・女性・会社員)
「帰宅時の感動の再会がなくなった。毎日家にいるのでありがたみがなくなったせいか、飼い犬の態度が冷たい」(50代・男性・会社員)
「1人の会議メンバーの声に愛犬がいちいち反応。相手がそれに気付き、会議そっちのけで、リモート犬じゃらしに熱中していた」(60代・男性・フリーランス)
「ビデオ機能がオンになっていることを知らず、ノーメイク、部屋着でヨーグルトを食べながら参加している人がいた」(40代・女性・会社員)
「バーチャル背景利用中にパソコンがフリーズ。復帰したときに、部屋に干した洗濯物が映りこんでしまった社員がいた」(50代・男性・会社員)
「会議中、奥さんが帰宅し、お風呂の掃除を頼まれた音声が、流れてしまった。会議の場が明るくなった」(50代・男性・会社員)
「会議ではビデオをオフにして社内のデータ量を減らしましょう、と言われている。そのため服装や髪形、背景など、気にしなくなっている自分が怖い」(50代・男性・会社員)
「会議前後の世間話や内緒話がオンラインではできず、根回し的なことができなくなったのはデメリット。でも、今まで会社で過ごしていた無駄な時間も明確に。アフターコロナの新しいビジネス展開では、在宅ワークは当たり前に定着すると思う」
※AERA 2020年6月1日号
【ねこ鍋状態の「密」な猫たち 3密……じゃなくて4密?】