「桜を見る会」の前夜祭費用を、安倍前首相側が補填していた疑惑が再燃している。安倍前首相の関係者に検察による捜査の手が及んでいる。その情報が明るみに出たのは、読売新聞のスクープだった。リークしたのは誰なのか。AERA 2020年12月7日号から。
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「買収と認められれば、仮に逮捕、起訴されるのが秘書だけであっても、有罪になれば連座制が適用されますので本人もアウトです。本件は当初、秘書を送検した上で不起訴で決着をつける方向に動いていたのですが、安倍前首相と近かった黒川弘務・元東京高検検事長が賭け麻雀騒動で失脚したことによって、特捜部の動きが正反対に変わったんです」
「誰が読売新聞にこの情報をリークしたのか。それができるのは杉田和博官房副長官しかいないのでは。菅首相は、安倍前首相が自分を差し置いて『外交の最前線に立つ』と周囲にぶちまけているのが許せなかった。党内でまことしやかにささやかれる“安倍3選”の声を封じる上でも、この特捜の動きは好都合だったんです。菅首相の指示があったのか、杉田副長官との阿吽の呼吸かは分かりません」
「仮定について私はお答えする立場じゃないと思いますけど、事実が違った場合は、それは当然、私にも答弁をした責任がありますから、そこは対応するようになるという風に思います」
※AERA 2020年12月7日号より抜粋
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