カプコンは2020年2月11日,「戦国BASARA バサラ祭2020〜立春の宴〜」を東京・中野サンプラザにて開催した。このイベントでは,ゲーム「戦国BASARA」シリーズの声優陣に加え,舞台「斬劇『戦国BASARA』」シリーズの俳優陣が,トークや朗読劇,即興芝居などを披露した。本稿では,当日2回行われた公演のうち,13:00の回の模様をレポートする。
イベントの冒頭を飾ったのは,ゲーム「戦国BASRA」シリーズの声優陣による朗読劇「戦国ドラマ絵巻 前編」。スマートフォンゲーム「戦国BASARA バトルパーティー」の長宗我部元親と毛利元就のストーリー「瀬戸内大同盟」や「流れる雲のように」に加えて,3本のオリジナルストーリーも披露され,来場したファンは声優陣の熱演に聞き入っていた。
続くトークコーナーでは,声優陣が「戦国ドラマ絵巻 前編」を振り返ったのち,自分の演じる武将がオリンピックに出場するとしたらどの競技に参加するか,という話題で盛り上がった。
豊臣秀吉役の置鮎龍太郎さんは「国立競技場のトラック」と,いきなり反則気味に回答。また中原 茂さんが「毛利は回転系が得意なので円盤投げかハンマー投げ」と答えると,坪井智浩さんが「ハンマー投げは利家にいただけませんかね」と口を挟んだ。
同様に石野竜三さんが「長宗我部はやり投げ」というと,今度は保志総一朗さんから「やり投げは幸村がやりたかった」と声が挙がった。
そして玄田哲章さんが「武田信玄は1人で戦うから,あと残っているのは重量挙げかな」と発言すると,「いや,オリンピック競技はまだいっぱいありますから」「むしろIOCの会長」「あとは聖火台とか」と周囲からツッコミが入っていた。
そのほか,片倉小十郎役の森川智之が「刀を持ってるからキャベツの千切り」,前田利家役の坪井智浩さんが「服を着ない競技か,食べる系の競技」,後藤又兵衛役の三木眞一郎さんが「相手チームの弱点を探るマネージャー」を挙げていた。
斬劇「戦国BASARA」スペシャルコーナーには,石田三成役の沖野晃司さん,徳川家康役の永田聖一朗さん,片倉小十郎役の井上正大さん,山中鹿之介役の橘 龍丸さん,黒田官兵衛役の伊藤裕一さんら俳優陣が登壇。「『戦国BASARA』の武将が現代に転生したら!」というテーマのもと,舞台で実際にしゃべったセリフや歌を交えた5分程度の即興芝居を披露した。
「戦国BASARA」シリーズの最新情報コーナーでは,「戦国BASARA バトルパーティー」の新武将2人が紹介された。1人めは加藤清正(CV:江口拓也さん)で,「戦国BASARA」シリーズ プロデューサーの小林裕幸氏は,「豊臣のメンバーとの絡みはあるが,まだどこにも属していない武将。九州の武将なので,今後は黒田などとの絡みを予定している」と説明した。
2人めの小松姫(CV:茜屋日海夏さん)は,本多忠勝の娘。小林氏は「あの忠勝がいつの間に結婚して,子どもまで生まれていたのか,妄想を膨らませてください」「当然,徳川家康や忠勝との絡みもあります」と話していた。
そして「戦国BASARA」シリーズが2020年7月に15周年を迎えるということで,15周年記念ロゴおよびイラストが公開された。小林氏は,「7月以降,いろんな企画を展開していきます。具体的な内容は,4月頃から順次発表します」と語っていた。
イベントのエンディングでは,出演者一同が来場者の「戦国BASARA」ファンに感謝の言葉を投げかけた。また小林氏も,「ここにいる皆さんを中心に,『戦国BASARA』15周年を盛り上げていってください」と呼びかけていた。
最後に保志さんと来場者との「戦国!」「BASARA!」というコール&レスポンスで,イベントは幕を閉じた。
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