国土交通省と福岡管区気象台によると、この大雨で大分県や福岡県を流れる筑後川は大分県日田市で氾濫が発生し、国土交通省と気象台は午前8時35分、「氾濫発生情報」を発表しました。警戒レベル5にあたる情報で、周辺自治体の住民に対し、自治体からの避難情報を確認するとともに、安全確保をはかるよう厳重な警戒を呼びかけています。NHKが報じました。
警察などによると、熊本県人吉市で新たに9人の死亡が確認されたということです。これで、熊本県内の死者は16人になりました。NHKが報じました。
熊本県の蒲島知事は午後5時前、記者団に対し、球磨川の水があふれた球磨村の渡地区にある特別養護老人ホーム「千寿園」で、あわせて14人が心肺停止になっていることを明らかにしました。この施設は、あふれた水につかったため、救助活動が進められていたということです。NHKが報じました。
熊本県八代市は、市内全域の約5万6400世帯、約12万6500人に避難指示を出しました。熊本、鹿児島両県の避難指示対象は計11市町村、計約9万2200世帯、計約20万3200人になりました。
九州では3日夜から4日朝にかけて梅雨前線の影響で猛烈な雨が降る所があり、気象庁は同日午前4時50分に熊本、鹿児島両県の一部地域に大雨特別警報を発表。最大級の警戒をした上で、安全を確保するよう呼び掛けています。熊本県球磨村では球磨川が氾濫し、県は自衛隊の災害派遣を要請しました。
九州の鉄道にも影響が広がりました。JR九州によると、九州新幹線が熊本-鹿児島中央間で始発から運転を見合わせたほか、在来線も熊本県や鹿児島県でダイヤが乱れました。
八代河川国道事務所などによると、熊本県球磨村で球磨川が氾濫しているということです。市町村からの避難情報を確認するとともに安全確保を図るなど適切な行動を取るよう呼びかけています。NHKが報じました。
前線を伴う低気圧が朝鮮半島付近を東へ進み、前線が西日本を通過した影響で、30日午前は西・東日本で激しい雨が降る所がありました。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでおり、気象庁は7月1日にかけて大雨に警戒し、突風や落雷に注意するよう呼び掛けました。
1日午前6時までの24時間予想雨量は多い所で、東海300ミリ、四国と近畿250ミリ、関東甲信220ミリ、九州南部200ミリ、九州北部150ミリ、北陸120ミリ、中国80ミリ。その後、2日午前6時までの同雨量は多い所で、東海200~300ミリ、関東甲信100~150ミリ。
大雨による土砂災害、アンダーパスや低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意し、落雷や竜巻などの激しい突風にも、ご注意ください。東北と北海道でも天気は下り坂でしょう。
西日本で28日昼前にかけて雷を伴った非常に激しい雨が降るとして、気象庁は27日、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に警戒を呼び掛けました。特に九州南部では局地的に1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降る恐れがあります。関東甲信も28日未明から29日明け方にかけて30~50ミリの激しい雨が降るとみられます。
気象庁によると、梅雨前線は28日にかけて九州から東日本太平洋側に停滞。暖かく湿った空気が流れ込んで活動が活発化し、大気の状態が非常に不安定になりそうです。竜巻などの突風や落雷にも注意が必要になります。九州北部や四国は28日朝にかけて天気が大荒れとなる見込みです。
西・東日本は、大気の状態が「非常に不安定」になっています。26日にかけて雷を伴って「激しい雨」が降り、大雨になる所も。特に、九州北部では、25日夜遅く~26日朝は、1時間に50ミリ以上~80ミリ未満の「非常に激しい雨」の降る恐れがあり、土砂災害に厳重な警戒が必要です。
25日は、梅雨前線上の低気圧が、日本海へ進みました。この低気圧や前線に向かって、大雨のもとになる「暖かく湿った空気」が流れ込んでいる影響で、西日本と東日本では、大気の状態が「非常に不安定」になっています。
西・東日本では19日午前、梅雨前線上を低気圧が通過したため風雨が強まりました。気象庁は、西日本では昼前まで、東日本では夕方まで大雨に警戒し、落雷や突風に注意するよう呼び掛けました。
19日は未明から明け方にかけて、九州や中国地方、四国地方の一部では、1時間に30ミリ以上の激しい雨が降りました。24時間雨量が250ミリを超える大雨となっているところもあります。
20日午前6時までの24時間予想雨量は多い所で伊豆諸島150ミリ、東海、近畿、四国、九州北部100ミリ。