普及が進まないマイナンバーカードについて、最大5000円分が付与される「マイナポイント」が今秋導入されます。マイナンバーカードとマイキーIDを取得し、キャッシュレス決済にチャージすると、国からポイントが付与される仕組みです。政府は、2022年度中にはほとんどの住民がカードを取得すると想定しています。
最大5000円分上乗せが今秋スタート
・最大2万円の購入に対し、国費で5000円分のポイントを上乗せ(時事通信)
・マイナンバーカード、政策手段のインフラ化で大化け?(東洋経済オンライン)
ポイント還元を受けるには
・マイナポイントの取得・利用までの流れ(総務省)
・マイナンバーカードを活用した消費活性化策(政府広報オンライン)
年末調整への利用など活用策の検討進む
・在留カードや教員免許状などとの一体化目指す(産経新聞)
現状では普及進まず、「違憲」訴訟も
・いくら得でも、こんなに面倒では...(J-CASTニュース)
・2018年の調査では「カード取得予定がない」が53%(産経新聞)
・「プライバシー権侵害」と各地で提訴(時事通信)
政府の旗振りの一方、住民にとってはマイナンバーカードは必要性に乏しいとの声が多いのが現状です。2020年度予算に約2500億円を計上するマイナポイントの大盤振る舞いへの批判や、マイナンバー制度そのものへの懸念も根強く、普及につながるかは不透明です。