新型コロナウイルスの流行による学校再開の遅れから、来年秋からの9月入学移行案が急浮上しています。政府は6月上旬をめどに論点や課題を整理する方針です。9月入学移行のメリット・デメリットをまとめました。
9月入学移行案が急浮上
・首相は「有力な選択肢の一つ」(NHK)
・政府は来年秋からの導入を想定(時事通信)
学校再開遅れで学習格差に懸念
・地域間で学習格差が拡大しかねない状況(産経新聞)
・オンライン学習も学校や家庭ごとに差(NHK)
課題は山積
・社会全般に影響、課題は山積(時事通信)
・9月入学移行なら30の法改正必要に(NHK)
・家庭の追加負担2.5兆円との試算(時事通信)
「5年かけ移行」の案も
・5年間、新入生の年齢を1カ月分拡大(時事通信)
・5年かけ移行、事務作業が煩雑に?(NHK)
5月27日、導入見送りで調整と報道
・自公が来年度までの導入見送り提言へ(時事通信)
9月入学移行には、「今年の学習格差を小さくできる」「国際標準と一致し、留学しやすく、海外からも受け入れやすくなる」などのメリットが挙げられる一方、企業の採用活動など社会全体にも大きく影響するため、課題も山積。移行年度の新一年生だけ児童数が1.4倍になる問題については、5年かけて移行する案も出ています。