「逃亡犯条例」改正への反対に端を発した香港の大規模デモは、条例改正案の撤回後も収まる気配を見せていません。デモの背景や影響をまとめました。
デモの発端
・逃亡犯条例とは(時事通信)
分断される社会
・飲食店を「親中」「反中」色分け(時事通信)
・「中国寄り」とされる店に破壊行為(時事通信)
今回のデモの特徴
・指導者不在、多数の穏健派と少数の勇武派(時事通信)
・ブルース・リーの名言「水になれ」を戦略に(ロイター)
市民生活・経済への影響
・市民生活に打撃、観光へのダメージも深刻(時事通信)
・10年ぶりの景気後退入り(ロイター)
・世界有数の商業ハブが存亡の危機(ロイター)
改正案撤回後の状況
・デモ参加者は「5大要求」を求める(ロイター)
・香港政府は52年ぶりに「緊急条例」発動(時事通信)
・区議選で民主派圧勝、政権「死に体」化(時事通信)
6月から始まった香港の大規模な抗議デモは、香港理工大学に一時1000人以上が立てこもるなど、収束の兆しを見せていません。11月にはデモに関連し2人の死者が出ています。24日投票が行われた区議会議員選挙は、投票率が過去最高を記録し民主派が圧勝、香港・中国両政府への不満が示された形になりました。