F1チームのアストンマーティン・レッドブル・レーシングが、3月9日に明治神宮外苑で開催したデモ走行イベント「レッドブル・ショーラン東京」から特別映像が到着。東京都内の閑静ないちょう並木をF1マシンが駆け抜ける迫力の映像が公開された。
東京の公道をF1マシンが走行するのは史上初。ハンドルを握ったのは、レッドブルの今季ドライバーであるマックス・フェルスタッペンとピエール・ガスリーの2人だ。
会場に大型トレーラーが登場し、チームのメカニックによってマシンが組み立てられた頃には、貴重なイベントを目にしようとファン約1万人が駆け付けていた。
コックピットにドライバーが乗り込み、ついにマシンが1往復約800メートルの特設コース上に姿を現す。
タイヤが路面をグリップし、ボディは一気に加速。
晴れ上がった冬空に、けたたましいエキゾーストノートが響き渡り、エンジンの熱の高まりとともに会場も熱を帯びる。
サーキット場でも体験することができない、1〜2mの距離で巨体が眼前を駆け抜ける。
観客はひと目見ようと視界に入れるやいなや、あっという間に姿を追う立場に。
マシンが生み出すスピードというシンプルなパワーのすさまじさに心が奪われる瞬間だ。
観客の盛り上がりに応えるように、マシンは聖徳記念絵画館を臨む噴水前のスペースでドーナツターンを敢行。
うなりを上げるエンジン。
タイヤの焼け焦げる匂い。
舞い上がる白煙。
特設コースの興奮は最高潮を迎える。
特別映像では、ショーランの映像の他、ドライバー視点のPOV映像も登場。閑静な明治神宮外苑のいちょう並木に響き渡る臨場感あふれるサウンドにも注目。