本記事は、松村雄太氏の著書『図解ポケット デジタル資産投資 NFTがよくわかる本』(秀和システム)の中から一部を抜粋・編集しています
ゲームをして親より稼ぐ子どもが増える?
好きなゲームをやっているだけで、お金を稼げる。NFTの誕生で、そんな時代がやってきました。
好きなことして好きなように生きられるかも
「好きこそ物の上手なれ」と言うように、誰しもが好きなことには熱中できますし、熱中すればどんどん詳しくなったり、上手になったりするものです。「好きなことを仕事にすると純粋に好きでいられなくなる」といった考えを持つ人もいるかもしれませんが、やはり好きなことをして生きていけたら嬉しくないですか? もしかしたら、NFTの力を借りることによって、それが現実のものになるかもしれません! NFTというと、アートが高額で落札されたといったニュースに目が行きがちですが、実はここ数年で様々なNFTゲームが誕生しています。
子どもが親の収入を軽く超える!?
NFTゲームは、GameFi*やブロックチェーンゲーム(BCG*)などとも呼ばれており、少しずつ日本のNFTゲーマーも増えてきた印象です。子供のYouTuberが活躍しているように、中高生あるいは小学生や幼稚園児が、好きなゲームに熱中し、そのゲームを極めた結果、月給が20万円や30万円の親の収入を軽く超える日も来るでしょう。そんな時代に乗り遅れないためにも、「こういうゲームもあるのか」くらいには知っておいて損はないでしょう。
*:GameFi Game Finance(ゲーム×金融)の略。
*:BCG Blockchain Gameの略。
続々誕生するメタバース
注目度が高まるメタバースについて解説していきましょう。「どうぶつの森」「フォートナイト」など人気作多数です。
メタバースの基礎知識
メタバースの定義は人によっても様々ですが、メタバースと見なせる世界がゲームの中に続々と誕生しています。例えば、「どうぶつの森」や「Fortnite(フォートナイト)」では、自分のアバターがゲーム内で生活したり、他のキャラクター(プレイヤー)とやり取りしたりすることができます。これらもメタバースの1つと言えますが、プレイヤーは、自分がメタバースで活動しているという意識を持たず、単純にゲームを楽しんできたと思います。
メタバースで稼げる
「どうぶつの森」で何か商品を作って売ったり、サービスを提供したりすることによってお金を得ることができたらいいですよね? ゲーム内でやり取りするお金がゲーム内の通貨(暗号資産)であっても、そのゲーム内の通貨を法定通貨(円やドルなど)に交換できたら、ゲーム内での商売によって実生活の生活費をまかなうこともできそうですよね? ここで、NFTが重要な要素となります。ゲーム内のアイテムの価値を保証するのがブロックチェーンであり、それぞれのアイテムがNFTとなるのです。これからは、ゲーム内で作成したNFTを販売するなど、お金を稼ぐ人が増えるでしょう。
松村雄太(まつむら・ゆうた)
埼玉県立浦和高校、早稲田大学商学部卒。新卒で外資系IT企業に入社し、1年間のインド勤務を経験。その後、外資系コンサルティングファームを経て、メディア系ベンチャー企業にて、国内大手企業の顧客向けにスタートアップやテクノロジートレンドのリサーチを実施。