オリックスローンは、オリックス銀行が提供しているカードローンです。オリックスは銀行やクレジット、リースや不動産事業も展開している大手総合金融サービス企業です。大手企業としての信用を背景に「ためる」「ふやす」「そなえる」「かりる」それぞれのシーンで利用可能な商品・サービスを提供しています。大手銀行の指標の一つである預金残高2兆円を突破するなど、多くの人が利用しており、カードローンも安心して利用できます。
今回はオリックス銀行カードローンの返済方法や、利用の流れを解説していきます。
■オリックスローンとは
オリックスローンはオリックス銀行が提供しているカードローンで、急きょ資金が必要になった場合に借り入れが可能な個人向け融資サービスです。融資可能額は1000円から800万円までと幅が広く、100万円以上のカードローン利用で自己負担なしでガン保険に加入できるプランもあります。
また、オリックスローンはコールセンターのサポートが充実していることに加えて、コンビニ提携ATMでの手数料が無料で利用しやすいという特徴もあります。
利用対象者は、申込時の年齢が満20歳以上69歳未満であること、専業主婦(主夫)を除き、原則として毎月安定した収入のあること、日本国内在住であること(外国籍の場合、永住者・特別永住者であること)の3つの条件をクリアしている人です。
■オリックスローンの特徴・メリット
● ・オリックスローンの特徴
オリックスローンの特徴は以下の3点です。
・提携ATM利用手数料が無料
・利用可能なATM数は全国10万台以上
・返済額は月々3000円から
利用可能なATMの数が多く、手数料がかからないため利用しやすいカードローンと言えるでしょう。
また、ガン保障特約付きプラン「Bright」があり、一定金額以上の利用限度額に加入した場合、オリックスが保険料を負担して保険に加入できます。保険金の支払いが確定されたタイミングで借入残高が残っている場合、保険金で相殺することが可能なので、万一のときに返済資金を用意する必要がありません。
● ・オリックスローンのメリット
オリックスローンはコールセンターのサポートが充実しています。初めてカードローンを利用する場合でも、契約から返済まで一連の流れをサポートしてもらうことができ、安心して利用できるでしょう。
また、全国に10万台以上あるコンビニ提携ATMでカードローンの引き出しや返済も可能です。手数料無料で24時間365日利用できることから、急に資金が必要になったときにも便利です。
● ・オリックスローンの金利
オリックスローンの金利は利用するコースによって変動します。利用限度額が高いほど金利は低くなり、年利1.7%~17.8%の間で推移します。利用金額は最低1000円で、1000円単位で融資可能です。返済時の利息は1円単位で計算され、1年を365日とする日割りで計算されます。
■オリックスローンを利用するまでの流れ
続いて、オリックスローンを利用する場合の流れについて紹介していきましょう。
● ・申し込みフォームへの入力
オリックス銀行カードローンのWebサイトへ移動し「お申し込みフォーム」から「カードローン」にアクセスし、必要事項を入力します。
● ・確認用URLへのアクセス
登録したメールアドレスに「Eメールアドレス確認用URL」が送付されます。このEメールアドレス確認用URLをクリックし、受信確認を行います。審査結果などの連絡は、URLが送られてきたメールアドレスに送られるので、見逃さないようにチェックしましょう。
● ・ローン審査の開始
審査は、オリックス銀行と信用保証会社が行います。迅速に行われますが、数日かかります。審査では勤務先への在籍管理や本人確認、申し込み内容確認の電話が入るので注意しましょう。在籍管理とは、申込時に記入した職場に申込者が本当に勤務しているか確認することです。カードローンの申し込みだということはばれませんが、職場に自分宛の電話がかかってくるため、職場によっては注意が必要です。
● ・ローンカード発行と必要書類の登録
審査に通ればローンカードが発行されます。自宅に簡易書留で送られてくるので、郵送物の送付先として勤務先住所を指定した場合でも自宅に届きます。
必要書類アップロード用URLも送付されるので、必要書類のアップロードを行います。必要書類とは「名前」「現住所」「生年月日」が確認できる本人確認書類と所得証明書類です。確認書類の登録と最終審査が終了すると、ローンカード到着後よりカードローンが利用できます。
● ・融資を受ける
登録したメールアドレスに送られてくる「メンバーズナビ」にログインし、振込融資の手続きを行うと、指定の口座に申し込んだ金額が振り込まれます。また提携ATMからローンカードを使って引き出すことも可能です。
■オリックスローンには4つの返済方法がある
オリックスローンは、毎月10日か月末のいずれか選択した日に返済を行います。4つの返済方法があるので、順に紹介していきます。
■オリックスローンの返済方法1: 約定返済
約定返済(やくじょうへんさい)とは、毎月決まった日に決まった金額を返済する方法です。オリックスローンの場合、返済日は毎月10日と末日から選択可能で、約定返済額は借入金額に応じて決められています。返済方法には指定された口座引き落とし、ATM返済、振込返済のいずれかから選択可能です。
オリックスローンの場合は返済日の14日前の午前3:00時点(以下、約定返済金額決定基準時)の借入残高に応じて決まります。返済金額は「メンバーズナビ」にて確認可能です。借入残高に応じた額を毎月返済する「残高スライドリボルビング方式」を採用しています。
■オリックスローンの返済方法2:随時返済
約定返済で決められた返済日以外にも、手元資金に余裕がある場合には追加で返済が可能です。随時返済は返済期限を短期化するために有効な方法です。随時返済は連絡不要で、返済方法は「口座引き落とし」「ATM返済」「振込返済」のいずれかの方法から選択できます。口座引き落としは、「メンバーズナビ」から返済専用口座にアクセスして返済。ATM返済と振込返済は自身で返済口座に振り込みます。
■オリックスローンの返済方法3:ATM返済
ATM返済はローンカードを使って提携ATMから返済する方法です。約定返済・随時返済の両方の返済方法に対応しています。
ATMを使って返済専用口座に約定返済金額を約定日までに振り込みする返済方法で、オリックスローンは返済日の14日前の午前3:00時点を約定返済金額決定基準時に定めています。次回約定返済日の14日前より以前に返済すると随時返済扱いとなってしまうので、14日前が過ぎたら同じ月にもう一度返済しないといけないので注意が必要です。
■オリックスローンの返済方法4:振込返済
振込返済は指定された返済口座に振り込む返済方法です。約定返済・随時返済の両方の返済方法に対応しています。
オリックスローンの返済口座は個別に用意されており、専用の返済口座へ約定返済金額を約定日までに振り込む返済方法です。随時返済を行う場合も同様ですが、オリックスローンは返済日の14日前午前3:00時点を約定返済金額決定基準時に定めています。
ATM返済同様に、次回約定返済日の14日前より以前に返済すると随時返済扱いとなってしまうため、14日前が過ぎたら同じ月にもう一度返済する必要があるので注意しましょう。
■注意点:返済計画をあらかじめ立てておく
オリックスカードローンを利用する場合は、借入金額に合わせた返済計画をあらかじめ立てておくことが大切です。カードローンを利用する場合、総量規制を意識する必要があります。
総量規制とは、簡単に言えば借り入れできる金額の限度を年収の1/3までと定めているルールです。オリックスカードは銀行系カードローンなので総量規制は適用されませんが、消費者金融系のカードローンを利用する場合や、住宅ローンやカードローンなど他のローンを組む場合の審査にオリックスカードローンで借り入れしている金額が審査に影響します。
また、返済が遅れると信用スコアが下がってしまい、ローンの審査が通らなかったり、高い金利を設定されたりするなど多くのデメリットがあります。カードローンを利用する際には返済計画も同時に立てておきましょう。
返済計画を立てる場合には、必要最低限の金額だけを借り入れ、返済金額と返済期間をなるべく短くするように心がけましょう。随時返済を活用して返済期間を短くし、支払うべき金利を少しでも減らすことで、より多くのお金を手元に残せるように工夫しましょう。
複数のカードローンを利用している場合は、金利の支払いがカードローンの完済を遅らせている要因となっている可能性があるため、1つのカードローンに返済を集約する「おまとめローン」の利用をおすすめします。
オリックス銀行は最大800万円まで借受可能なので、「おまとめローン」として利用しやすいカードローンと言えます。複数のカードローンを利用している人は、一度検討してみましょう。
■自分に合った返済方法で無理なく返済しよう
オリックス銀行のカードローンは提携している10万台以上のコンビニATMでどこからでも借り入れ可能なカードローンです。一定金額以上の利用で個人負担なくガン保険に加入することもでき、カードローンの利用だけでなく保険加入を考えている人にもメリットが大きいカードローンと言えるでしょう。
また、最大800万円まで借り入れ可能なので、複数のカードローンの返済をオリックスカードローンに集約することで、より少ない金利で返済できるようになります。
カードローンを利用する理由は人それぞれですが、無理なく返済できる金額を借りて、自分に合った返済方法で利用するように心がけましょう。
ネットマネー編集部