(前編はこちら)
関東の日本酒だけを扱う銀座の日本酒バー「TOKYO SAKE DEPARTMENT(トウキョウ サケ デパートメント)」は、日本酒の新しいペアリングを提案してくれます。
最後に紹介するのが、蓋付きのグラスに入った淡褐色の「Afruge No.1 2016」(1,200円)。千葉県いすみ市の「木戸泉酒造」が造った古酒です。赤ワインの樽で熟成させていて、赤ワインの香味がついています。古酒は個性が強いため好き嫌いが分かれやすいお酒ですが、こちらは甘酸っぱく赤ワインのような味わい。飲みやすいので、古酒入門におすすめです。
そんな「Afruge No.1 2016」には「スモークナッツ」(600円)をペアリング。古酒の熟成香と、燻製によるナッツのスモークの香りが同調します。
また同店では、「木戸泉酒造」が造った古酒「ヴィンテージ古酒 玉響」を1974年の醸造分からそろえています。ワインを年代で選ぶように、日本酒も年代で選んでみると面白いかもしれませんね。
日本酒好きが集まるコミュニティ「東京日本酒部」も運営
マスターのティーヤさんは日本酒愛好家が集うコミュニティ「東京日本酒部」を発足。「日常生活のつながりの中では日本酒好きが少なかったため、日本酒好き同士が交流できて、尚且つ日本酒のおいしさを多くの人に広められればと思い、2017年9月に立ち上げました」とティーヤさん(写真上)。
「楽しく・美味しく・ちょい学び」をモットーに、酒造り体験や酒蔵見学、懇親会といったイベントを定期的に開催。最近では、酒造とタッグを組み「お酒の学校」という、日本酒初心者に向けた蔵見学&座学&テイスティングの講座を開講しました。
現在、部員数は600名超(2019年7月)。日本酒に興味を持ち始めたばかりの方から、日本酒資格ホルダー、または酒屋を経営するプロの方など幅広く、主な年齢層は30~40代だそうです。現在も部員を募集しています(詳しくはこちら)。そして「TOKYO SAKE DEPARTMENT」は、「東京日本酒部」のオフィシャルバーという位置づけになっているのです。
日本酒をただ味わうでなく、日本酒好きと交流でき、日本酒の知識も学べる「TOKYO SAKE DEPARTMENT」。日本酒に興味があるなら、ぜひ行っておきたいお店です。
【店舗情報】
TOKYO SAKE DEPARTMENT
住所:東京都中央区銀座5-5-11塚本不動産ビルB1
電話番号:050-5328-5136
営業時間:18:00〜23:00 (L.O22:30)
定休日:日曜日、GW、夏季、年末年始
※公式HPの営業カレンダーをご確認ください
URL: https://www.tokyosake.net/tokyosakedept/
※別途カバーチャージ代お1人様500円
※価格はすべて税別
※この記事内の店舗情報は、2019年8月時点のものです。最新情報をご確認の上、お出かけください。