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売れっ子から懐かしのスターまで、芸能人が驚きの近況を報告する番組「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告」(毎週木曜深夜0時12分放送)。4月16日(木)の放送では、謎だらけのCIAの極秘情報を大暴露!
国際ジャーナリストの山田敏弘さんは、対外諜報活動を行うアメリカの情報機関CIA、イギリスのMI6をはじめ、世界中のスパイ1000人を極秘取材し、その実態に迫ってきた。
しかし、そもそもスパイに取材するなんて、そんなことが可能なのか!?
5年前までマサチューセッツ工科大学で国際情勢の研究をしていた山田さん。そこで知り合ったのが、キャリアを積むために大学に在籍していたスパイ。
実は、「CIAは(海外の)現場でスパイをやって、キャリアの途中で一旦仕事を辞めて大学に勉強に来るんです」のだそうで、そこで知り合ったスパイに取材を行うようになったという。
山田さんの取材によるとCIAの職員は2〜3万人で、その中から一部のスパイが世界中に送り込まれている。費用は内部告発などを見る限りでだが1兆円を越えているという。
ちなみにMI6の場合、職員数は2500人、予算は1000億円くらいとのこと。
CIAのスパイは日本にも「間違いなくいます」と山田さん。スパイには日本にある5つの領事館の外交員として活動しているパターンと、(訓練を受けて)一般人を装い民間企業に潜り込んでいることもあるという。
映画などでは特殊な武器などが使われたりするが、「撃った形跡の残らない銃。あと検死をしても出てこない薬などは当然開発している」そうで、映画さながらの能力や道具による完全犯罪が行われている可能性もあると語る。
ハニートラップもたくさんあるそうだが「スパイは美男美女ではダメなんですよ。目立つから」とか。
スパイたちはどのように訓練されているのか?
例えばCIAに入った時は2年間何の仕事もせずに訓練をする。1年間はファームと呼ばれる訓練所で爆弾の使い方やレポートの書き方など必要なことすべてを学び、試験をパスしたら赴任地で1年間現地の文化や言語を学んでいく。それを終えて、スパイ活動を始めることになるそう。
訓練も国によってさまざまで、ロシアの場合は、アメリカに送り込むスパイであれば、アメリカの町を忠実に作ってそこで生活させる。その人たちは"イリーガル"と呼ばれ、完全にアメリカ人になってロシアに情報を流し続けて一生を終えるのだそう。
そして、ロシアの伝説のスパイと言われる人物による世界を震撼させた衝撃事件も!
「MI6でトップと言われるスパイの人がいて、ずっとイギリスのために働いてきた。出世コースの一つがワシントンの支局長になることで、それも経験したんですが、実はこの人がロシアのスパイだったんです」と山田さん。何と、長年にわたってイギリスのスパイとしてアメリカからも情報を盗み続けていたという。
一方で日本にそういった諜報活動をするスパイはいるのか? 山田さんいわく「CIAやMI6のような組織は日本にはないんですね。同盟国の情報機関から情報をもらう。でも、彼らが日本に与えている情報は、当然、自分たちに得になる情報しかあげない」のだそう。
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